HAZAMAN'S WORLD WEBLOG

自分が描く絵のことや、日々の暮らしの中でふと気付いたことなど・・・・

恥ずかしかった話

2008年03月02日 | Weblog
本当に久しぶりに京都に行ってきました。

とりあえず、とにかくたまには美術館に行こうじゃないか。絵描きが美術館なんて行きませんだなんて言ったら、語学の勉強をするのに辞書は一切使いません!と言っているのと同じではないでしょうか。

まずは兵庫県立美術館でムンク展。この人のことはものすごい誤解をしていました。というのも、僕の中で、ムンクは生前まったく芽が出ず困窮のうちに亡くなり、死後だいぶたってから再発見された人というイメージだったのです。

と・こ・ろ・が・・・・、生きているうちからたくさん大きな仕事をしているし、70歳のときには回顧展までやらかしています。しかもアトリエの写真があったのですが広くてよさそうな家ではないですか。結論から言うと、やっぱり資産のある人間しか芸術家はできないんではないんだろうか、という薄っすらとした僕の不安が裏付けられました。

後面白かったのは、今あちらこちらで見られるペインティングのスタイルが、既にムンクの時期に出来上がっているんですね。そして異様に重苦しく表現される個人的(としか思えない)な主題。これも21世紀になった今もしっかりと続いています。

さて、京都にいった話をしようとしながら、その前で疲れてしまいました。しかも恥ずかしかった話なんてまだまだ先です。

これは困った・・・・・おやすみなさい