HAZAMAN'S WORLD WEBLOG

自分が描く絵のことや、日々の暮らしの中でふと気付いたことなど・・・・

絵を買いました

2006年11月20日 | Weblog
さて、僕自身は他の作家のことを気にする暇があるなら、自分のことをもっとやらなければというぐらいの、努力の足りない絵描きですが、そんなぼくが本当に何年ぶりでしょう。絵を一枚買ってしまいました。

もちろんその作家と以前から面識があって、実力もあるし頑張っている若手だから微力ながら応援してあげたい。そんな思いから、気に入った作品で値段も手ごろだったので、えいっとばかりに買ってみました。

絵を買うということは、その作家の感性や思想に共感して、その作品を通じて自分の心を満たすために正当な対価を支払う。そんなことじゃないでしょうか。それに自分が作ったものが売れるということは、作り手にとって本当にスリリングだしなんとも言えない手応えがあります。

大学を卒業して10年もたつと、それでも何かを作り続けている人間というのは本当に数が減ります。制作のことで行き詰ってしまったり、仕事や生活のことでどうしても遠退いてしまったりと。アートなんて個人的な営みを温かく見守ってくれる職場なんて、ぼくが知る限り存在しません。だから、この絵を買った作家さんも何とかいろんな問題を乗り越えて、作り続けてほしいと願っています。