数週間前のことですが、今年になって知り合った雑貨屋のオーナーさんから、カレンダーフェアのようなことをするから、もし作っているんだったらちょいと出さないかと、そんなお話しを頂きました。
でまぁ、この辺りがぼくのお気楽なところなのですが、何の説明も受けないうちから『そういうカレンダーは一つのものを月代わりで作家が絵を描くんだよね』、などと納得し、やりま~すなどと気楽に返事をしたのですが、よくよく話を聞いたら、一から十まで全部自分で作らなければならない。これはびっくりです。慌てるじゃないですか。
そんなこんなで、今色々と思案しているわけですが、普段商品を造るという発想がまるでないだけに、妙に戸惑ってしまうわけです。結局自分が見たいものを作るだけなんだろうな~という結論は見えているのですが。しかも思案ばかりしていたら2006年になってしまう。
多分、こういう自分の立ち位置自体が、イラストレーターにはありえないのだろうなと、思うわけです。今の絵のスタイルになってから良く「お前のはイラストか絵画かどっちだ」と聞かれるのですが、実は曖昧なんです。
そういった概念上のことって、厳密なようでいて、実はその周縁部は曖昧だったりしますよね。しかも概念などといったら、それだけカチッとした状態であるように想像してしまうけど、なんのことはない、その概念とやらを扱う人間自身が存在しなければ概念なんて存在し得ない。そうではないでしょうか。
でも、その辺りのややこしさは抜け落ちた話になるのですが、「美術」という言葉は好きなんです。「美しい術」ですもんね。
この言葉を作った人がどう思っていたかは知りませんが。とにかく作り出したものに美が存在すること。素敵じゃないですか。
多分、いわゆる現代美術なんて呼ばれているものは、その美というものをすっぱりと切り落としたんだろうなと思うわけです。
でまぁ、この辺りがぼくのお気楽なところなのですが、何の説明も受けないうちから『そういうカレンダーは一つのものを月代わりで作家が絵を描くんだよね』、などと納得し、やりま~すなどと気楽に返事をしたのですが、よくよく話を聞いたら、一から十まで全部自分で作らなければならない。これはびっくりです。慌てるじゃないですか。
そんなこんなで、今色々と思案しているわけですが、普段商品を造るという発想がまるでないだけに、妙に戸惑ってしまうわけです。結局自分が見たいものを作るだけなんだろうな~という結論は見えているのですが。しかも思案ばかりしていたら2006年になってしまう。
多分、こういう自分の立ち位置自体が、イラストレーターにはありえないのだろうなと、思うわけです。今の絵のスタイルになってから良く「お前のはイラストか絵画かどっちだ」と聞かれるのですが、実は曖昧なんです。
そういった概念上のことって、厳密なようでいて、実はその周縁部は曖昧だったりしますよね。しかも概念などといったら、それだけカチッとした状態であるように想像してしまうけど、なんのことはない、その概念とやらを扱う人間自身が存在しなければ概念なんて存在し得ない。そうではないでしょうか。
でも、その辺りのややこしさは抜け落ちた話になるのですが、「美術」という言葉は好きなんです。「美しい術」ですもんね。
この言葉を作った人がどう思っていたかは知りませんが。とにかく作り出したものに美が存在すること。素敵じゃないですか。
多分、いわゆる現代美術なんて呼ばれているものは、その美というものをすっぱりと切り落としたんだろうなと思うわけです。