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人工文字であるハングルは自然発生した漢字や漢字かな交じりより少しだけ優れているのではないか

2016-04-08 21:05:14 | 日記
 ハングルというのは自然に象形文字から発生した文字ではなく、人工的に作成した文字である。Wikipediaによれば1446年に李氏朝鮮の第四代国王である世宗が発明者であることになっている。
 すでに漢字が中国から伝わっていたにもかかわらず、国家独自の字を作るというのは日本の様子を見てのことだと思われるが理由は定かでない。
 漢字は象形文字から発生した文字であまり計画的に作られたわけではない。そのために欠点を多く抱えている。私がさっき思いついた欠点をいくつか挙げてみる。
1.表音文字がないので、外来語や擬音、鳴き声などに当て字をしなければならなくなる。
2. 文字の数が多いので学習に時間がかかる。字から読みが推論できないので読み方の学習も必要である。
3. 古代の漢文には文法のための文字があったが、読み方が文脈依存であったりして曖昧である。漢字の意味自体も多義的である。
 利点をあげてみると、
1. 一文の長さを短くできるために文書の情報量の密度が高くなる。
2. 記憶しやすい。(私見)
 また、日本語の漢字かな交じり文字の欠点は
1. 量はいくらか少ないが相変わらず感じを覚える必要がある。
2. 漢字の読みが音読みと訓読みができてしまい曖昧になってしまう。
3. 漢文より文章が少しで長くなり、書籍の厚みが増して手間が増える。
 利点は以下のようであると思う。
1. 意味だけでなく、音をあらわすことができることによって当て字が必要なくなる。
2. 日本の在来のことばの文法に漢字を当てはめることができるようになる。
3. 文法の文脈依存性が低くなる。
 英語の欠点を挙げてみると
1. 文章の長さが長くなり、そのため書籍の厚みが何倍にも増す。
2. 意味が直感的ではなく完全な学習でしか身につかない。
 利点を挙げてみると、
1. 印刷の時に少ないキャラクタで組版ができる。
2. 会話の発音を覚えてさえいれば大体書くことができる。
 こうやって見たときにハングルは各言語の良いところを取り入れようとしたように見える。取り入れたと思われるところは、
1. 音節を組み合わせて一つのキャラクタとすることで一文の長さを短くしている(漢字)
2. 会話の発音を覚えてさえいれば書くことができる。(英語や仮名)
3. 印刷の時に少ないキャラクタで組版ができる。(英語などの表音文字)
などである。
 実際にそのようなことを考えて作成したのかは謎であるが、言語のキャラクターのデザインとしての韓国語は漢字や英語よりも優れていると私は感じる。結構最近まで漢字が混じっていたような気がするが、量は多くなかったので気にしない。
 大韓民国の国旗には太陰や八卦が描かれているが、あれからはコンピューターの論理演算と似たものが感じられる。もととなった易経はライプニッツも関心を持っていた。もしかしたら、そんなことを韓国の人は時々感じるのかもしれないと想像している。


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