chargeのブログ

人のブログを見て真似して書いていきます。似たブログを見つけたら教えてください。

簡単に人が殺せるようになったら

2017-03-11 21:35:42 | 日記
 最近、金正男氏がVXによって暗殺されていざこざが続いている。ごく微量でも死に至るVXを前駆物質で毒性が低いからと言って手に塗って顔につけるというのは信じられない行為である。二剤混合なのだったら、単体硫黄とイソプロピルアミノエチルメチル亜ホスホン酸エステルを混ぜたのだと思われるが、何かに溶けた単体硫黄がメチルホスフィンジエステルの孤立電子対に引っ付いたり、異性化の過程が温度の関係で人の顔面で急速に起こるようには思えない。混ぜただけで生成する量で死ぬほど大量に塗布されたのだと思う。
 VXは常温付近で空気が触れる比較的緩い条件で合成出来るので、化学物質の中では合成が難しいとは言えないが、かなり材料やその取扱いに制約がある。そのため、普通の人が思いついていきなりVXを使用するような事件は起きていない。国家関与の暗殺団に狙われたり、ミサイルで毒ガスを降らせるような事件が発生しない限り、普通の人が生活していて心配する必要は殆どない。心配すべきは包丁やそこらへんに落ちている石ころの方である。正男氏の暗殺のされ方はあまりに例外的なものだ。
 しかし、包丁や石ころ以外にも身近にあるものにも水や毒草、一酸化炭素など人を死傷される威力を持つものがたくさんある。何かの拍子にそれらによって被害を受けないとも限らない。もし、そのようなものの中に証拠が残らず、殺害されたということもわからないような方法が見つかれば治安は乱れに乱れると思われる。覚醒剤が発見されて製法が広く知られれるようになって暴力組織の資金源となっているように、その方法も同じようになっていく可能性がある。それに使われる物質に使用可能ではないかと私が少しだけ考えているのが空想上の物質であるテトラメチルセリウムである。もし、私の説が正しくて、常温で揮発し空気中や水の界面で分解するまでの時間が長く、細胞膜を透過するのであったら大事件であって、人の体の機能は細胞内に発生した水酸化セリウムやセリウムイオンによってリン酸エステルやペプチド、核酸に加水分解が生じて急速に破壊されるはずである。
 ひと昔前にデスノートという人の名前を書くと対象者が死亡するのノートをめぐる戦いを描いた漫画があったが、あの漫画が存在し、それを多くの人が見たということは、全く何もしていないかのように殺害を成したいと考えることを理解不能なこととして多くの人が見なかったことを意味しているような気がする。通常の人が普通に考え付く欲求なのだ。ということは、一度それを可能にする物質が世に出ればその欲求を満たすために時たま使用されて多くの人命が失われうると思われる。そのような物質の生成を考える必要があって、実験や研究をしている組織は北朝鮮の現況を見ればわかるように実在するのであって、現在の一般的な化学兵器の知識はDNAも神経伝達もほとんどわかっていなかった1950年代でストップしている。そのような化合物を先に見つけて防止策を設けておく事もいくらか必要かもしれないと私は考える。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿