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アルミニウムエトキシドの合成

2015-06-23 06:00:00 | 日記
 私はさっき、自宅でアルミニウムエトキシドを合成した。



製法は簡単で、酸化銅を塩酸で溶かして水を蒸発させて乾燥させて、電子レンジで加熱して脱水した塩化銅をエタノールに溶解させてその中にアルミ箔を入れて常温で放置するだけである。アルミ箔を入れるとすぐに水素の泡が出てきて銅がアルミ箔の表面に析出して来るが、これがボルタの電堆を作ってアルミニウムを溶解させる触媒となり、水素を発生させる。ネットに載っているアルミニウムアルコキシドの合成は塩化水銀を使うものが多く、危険性が高いものである。Wikipediaでは反応が進行する理由がアルミニウムー水銀アマルガム化によるものだと記述されているが、アルミニウムとエタノールの反応速度に関係があっても、アマルガムで生じる特殊な反応であると言ってよいのかが疑問である。そして、実際には塩化水銀を塩化銅に変えても速度は遅いが反応が生じることから考えて、アマルガム化は必須でないと考えられる。電子の供与と受容からの原理から考えれば水銀の場合も銅の場合もボルタの電堆と同じものがアルミニウムをアルコールに溶解させる原理になっていると考えたほうが理解がしやすいと思われる。/BR>
実験室でアルミニウムアルコキシドを合成するときに本当に塩化水銀など使っているのだろうか。水銀はアルコールと反応するので反応速度を銅より速めるが回収が難しい。また、水銀を使った溶液の扱いや廃棄が難しいので嫌われて実験があまり進んでいないのではないだろうか。確かに製法にはどこでも塩化水銀を使うことになっているが、水銀を使用したくなければ代替の方法を用いて製造して実験を進めているのかもしれない。


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