私が卒業した真岡市立真岡中学校の校庭には東経140度の線が通ることを示す石碑がある。この東経140度を真南にずっと行った赤道の上空約35786km付近に日本の打ち上げた気象衛星ひまわりがあり、日本を含む西太平洋全域の気象を観測している。自分の記憶では市の科学教育センターに気象衛星からの画像の受信施設があったような気がするのだが今でもあるのかは定かでない。
今年の10月にひまわり8号が打ち上げられる予定なのだが、撮影頻度と画像精度、観測できるセンサー類がかなり多くなり、予報がより詳しくなると説明がされている。おそらく、実際に予報はより詳しくなるだろうと思われるのだが、人間が体感できるほどに精度が上がったと感じる段階は少し過ぎているような気がしている。気象予報が正確にできるようになると、昔からそのぐらいの精度で気象予報が出来ていたのだと錯覚する気配が人間にはあって、日本人の過去の美化がより進むのではないかと少しだけ思う。美化が進むぐらいの状況のほうが良いわけだが、晴れの特異日のような統計を使った天気予報を戦後まで行っていたように過去の大部分は今よりはるかに人間は技術的に上手くいかないことをしていたという事実を真剣に思い出すべきだと感じる。
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