はたしょう日誌

しぶたに学園 池田市立秦野小学校の
“今”をお伝えしています。

Z先生のエピソード:為せば成る為さねばならぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり

2018年10月30日 | 日記

やることが大切ですね! 為せば成る為さねばならぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり(上杉鷹山)

先日開かれたある研究会での出来事です。この研究会で秦小のZ先生が自分の学級づくりについて報告をしました。約30分間の報告が終わって、質疑応答が始まりました。一人目の質問と応答が終わった後、ある女性がすっと手をあげて「Z先生はひさびさにここに電車で来てなつかしかったですというお話を冒頭されましたが、私も電車の話をしたいと思います・・・」と話を始められました。私は「んん? 電車? 報告と関係ないんじゃないか。何のお話をするのだろう・・・」といぶかっていると次のようにお話が展開されていきました。「実は私が会場に来るのに電車に乗っているとある駅から妊婦さんとお母さんらしき人が乗ってこられて私の座席の向かいに座られました。そして、今度は次の駅でお年寄りのご夫婦が乗ってこられたのです。座席はもう満杯でしたが、先のお母さんらしき女性が席を立ってお年寄りに席を譲ろうとされました。しかし、席は一つだけしか空きません。私も・・・と思いましたが、その時妊婦さんの横に座っていた青年がすっと立って席を譲られたのです。その自然なふるまいがとても素敵でした」ここまでお話を聞いて会場の参加者一同「いいお話だなあ」「この青年なかなかいいな」と思いましたが、このお話がZ先生の報告とどうつながるのかなあとも感じていました。すると、この女性はZ先生の方をしっかり見つめながら「その青年が私の目の前にいるのです」えっ、どういうこと?「その青年が、ここで報告されているZ先生だったんです」その時、ふわあっと会場全体が何とも言えない温かさで包まれた雰囲気になりました。その後、女性はZ先生の取り組みについて的確な質問をしてくださり、Z先生もしっかりと質問に答えていました。きっとこの女性はZ先生の行為がとても素敵だと感じられ、報告からもZ先生の子どもたちへの温かさが伝わるし、そのZ先生自体がこのような行為を自然にすっとできる温かい人間性の持ち主であることを自分が目撃したエピソードから伝えようとしてくれたに違いないと私は思いました。研究会終了後、Z先生に聞いてみると「お母さんらしき人が立っても席は足りないし、妊婦さん立たせるわけにはいかないし、すっと体が動いてました」と話してくれました。私は、こんな振る舞いが自然にできる仲間といっしょに仕事ができる幸せを身に染みて、この日、帰途につきました。

広報いけだ11月号、ついに完成➡各戸配布となりました!

やったあー スクールウォッチで秦小の特別活動と子どもたちの活動が紹介されました! 子どもたちの頑張りを市民の皆さんに伝えていただけてとってもうれしいです! はたのっこ頑張れ~~


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