はたしょう日誌

しぶたに学園 池田市立秦野小学校の
“今”をお伝えしています。

新しい時間が始まりました!

2016年05月31日 | 日記

運動場には、小雨のため、土曜日には撤去できなかったテントが足を折っておいてあります。祭りの後という感じです。代休を終えて、子どもたちは元気に登校しています。運動会後の新しい時間が始まりました。

お習字に取り組んだり、社会は県名覚えのフラッシュカードに取り組んだり・・・・

プールでは、ヤゴ取りで歓声が上がっていました。

解体工事は順調で、北校舎はまったく跡かたもありません。これも新しい時代を迎える一こまなんですね。

 


今日は代休です

2016年05月30日 | 日記

今日は、運動会の代休で学校はお休みです。児童の皆さんは疲れた体を十分休めて、明日からの新たな日々に備えましょう。今日の池田市HP「池田市長倉田薫のとびある記」に皆さんが頑張った運動会の記事を載せていただいています(組体操の写真を学校から提供しました)。

 


感謝と御礼

2016年05月29日 | 日記

保護者の皆様、地域の皆様、ご来賓の皆様。昨日の運動会ご臨席ありがとうございました。校舎改築工事に伴う観覧スペースの縮小、親子別々のお弁当という従来と違った運動会になったにも関わらず、保護者の皆様方にはご理解とご協力をいただき、心から感謝いたしております。「校長先生、最後の話長すぎる! 『小雨が降ってきましたから挨拶は省略します!』ぐらいのことをやってほしかった!」と、先日、ある保護者の方からお叱りを受けました。確かに長かったと思います。そのことは、おっしゃられる通りで、反省しきりです。しかし、その真意は、私が運動会の一日を終えるにあたって、保護者の皆さん、そしてすべての子どもたちの姿に強く感激しており、感謝と御礼の気持ちをその場で運動場にいるすべての方に伝えたかったことにあります。

普段と違う運動会にも関わらず、整然とした観覧をいただき、子どもたちと教職員に熱い声援を送ってくださった保護者の皆様。2か月前には、まだ幼稚園・保育園の子どもだった1年生はもちろん、進級したての各学年の子どもたち。彼らが、ゴールンウィーク明けからの短い期間で懸命に練習に取り組み、どの学年も昨日の本番が一番の出来でした。  

特に、世の中でさまざまな意見が飛び交っている現状の中で取り組まれた最後の6年生組体操は、実は、数日前まで完成していませんでした。それが、ある日を境に子どもたちの体にすっと筋金が入り、思いが一つになり、技が急速にしっかりして、そして運動会前日に見事完成したものでした。本番で、歯を食いしばったり、互いに声を掛け合いながら笑顔でラストを迎えた子どもたちに涙する保護者の皆様とともに、約3週間のプロセスを知っている教職員たちの目からも一杯の「汗」が流れていました。これが秦小の組体操についての世の中のさまざまな声に対する「答え」でした。

このような思いがあり、運動会のラストに保護者の皆様、子どもたち、そして教職員にも感謝と御礼を心から伝えたかったというのが正直なところです。  

先ほどのお叱りは、決してクレームではなく、小さな子どもたちのことを考えての切実なお持ちだということがよくわかりましたので、お詫びとともに、ここに記したことをお話させていただいたところ、私の思いもよく理解していただくことができました。このような真剣に子どものことを考えていただける方に、思いをご理解をいただいたことで、私はまた胸がいっぱいになり、再度感謝の言葉を述べさせていただきました。

しかし、話が長いのはよくありませんね。今後、思いを端的に述べる「修行」に努めたいと思います。

 

 


運動会前日

2016年05月27日 | 日記

今日は、運動会前日。すべての学年が、体育館と運動場を使えるように特別な時間割を組んでいます。今朝、4時ごろ、外を見ると雨がザーザー降っていて今日は練習ができるのかと心配しましたが、お日様は秦小に肩を入れていただいているようです。ありがとうございます。写真は、つい先ほど最終練習が終わった1・2年のダンスです。とにかく元気! 元気大爆発でした。列が少し歪んでいてもそれが気にならないくらい体からエネルギーが発散されています。明日が楽しみです。今は、3・4年が最終練習に入っています。

ところで、先日、オリンピックの調べ学習で6年生から「小悪魔体験から魔物退治」の意味がわからないという質問が出たという報告をしました。意味がわからないので、わかる方お教えくださいと記事を書いたところ、閲覧いただいているあるお母さんから、「それが書かれているHPわかりましたので、紹介します」と日本オリンピック委員会のHPhttp://www.joc.or.jp/column/を教えていただきました。

それによると体操の湯浅賢哉選手のインタビューの中にあったもので、それは次のような内容でした。

インタビュアー:ロンドンオリンピックの時は、内村航平選手の「オリンピックには魔物がいる」という言葉が話題になりました。湯浅選手もユースオリンピックを経験し、オリンピック本番をイメージできたのでは?

湯浅選手:ユースオリンピックはオリンピックに比べれば規模も小さく、それこそ“小悪魔”くらいなのかもしれません(笑)。小さい頃からオリンピックで活躍することを目標に頑張ってきました。その場に立った時に緊張するのか、それとも今までの経験が勝るのか、それはその時になってみないとわかりません。とにかく、その場を楽しんで演技ができるように頑張ります。

なるほど、そういうことだったのですね。お教えいただきありがうございました。

昨日は、放課後、しぶたに学園や付属小学校の先生方も参加した組体操の研修会があり、講義+実際に技を組みながらの研修をおこないました。講師の方からは、組体操になぜ取り組むのか=個と集団の成長を願って取り組む。テーマを持つ=秦小の今年度は「団結」。指導にあたって大切にすべきこと=子どもに要求ばかりしないこと・意図的にメッセージを伝えることなどをまず学び、続いて安全に配慮した土台の組み方を中心に実技指導がおこなわれました。先生たちの目も真剣そのもの。運動会前に組体操指導の基礎基本を確認できてとても有意義でした。今朝、校門で「先生、今日組体操の練習できる?」と男の子が尋ねてきました。「大丈夫やで。」「よっしゃあ!!」彼は、気持ちがこもった声をあげて教室に向かっていきました。

 


檄・檄・檄

2016年05月26日 | 日記

今朝の全体練習は、応援合戦でした。紅組白組応援団は、朝8時からの早朝練習で汗を流し、全体練習に臨みました。太鼓担当の「ダダダダダダダ」という音声(オンジョウ)から、応援合戦は始まります。

三三七拍子、シュプレキコール、エール交換・・・そして応援歌。応援団は懸命に頑張ります。紅白それぞれの団長も必死です。それに応え、各学年の子どもたちも大きな声で歌を歌い、手拍子をし、拳を振り上げて応援歌の大合唱をします。ところが・・・・・・・・

肝心の6年生が、まわりを気にしてか声も小さいし、拳も上げる子か少ない・・・・・・この状態を見て、6年生の担任の先生たちは、全体練習後、子どもたちをプレイルームに集めました。担任、ひとり一人が自分の思いを語りました。聞いている子どもたちも眼もだんだん真剣になってきました。各先生たちの印象深いフレーズを少しだけ紹介します。「組体操のテーマは団結です。大技をするのが組体操の目的ではない。みんながつながって一つのものを作り上げることが組体操の目的です。それは、組体操のときだけではないんです。みんなの組体操を見ているとそのがんばりに涙が出てきました。今朝の応援も涙が出ました。でも、組体操の涙とは違います。残念な涙です。」「気持ちがあっても表現しないと伝わらない。応援団の仲間ががんばっているのに応えるのが声や拳です。」「朝から、応援団長は声をからしている。もう少し抑えたらとアドバイスしましたが、今日の練習も一生懸命でした。その思いをどう思う?」「6年生の運動会は、二度とやってきません。この仲間とできる応援も組体操も明後日を過ぎるともう二度とやってきません。全員がつながって初めて成功なんです。ひとり一人が自分のためだけにするのが運動会じゃありません。つながりの中で感動がうまれるんです。」

 

檄・檄・檄でした。その檄を聞いた子どもたちは、全員立ち上がり、狭い部屋でしたが、紅白に分かれ、応援歌を伴奏なしで歌い始めました。最初は、応援団長の掛け声から始まり「僕らは白い・・・・」「僕らは赤・・・・」と大合唱。大きな声より、歌っている表情(笑顔笑顔笑顔)がとってもいい。先生たちも一緒の大合唱。またまた先生から涙。でも、その顔は笑みにあふれていました。「いい顔やん、みんな!」笑みあふれた大合唱にちょっとジーンとしながら、プレイームから外に出ましたが、その声は玄関ホールにまで鳴り響いていました。「天に鳴響む(テニトヨム)」という沖縄の表現があります。太陽にかかる枕詞のような表現ですが、なぜかそのフレーズが頭に思い浮かびました。