はせがわクリニック奮闘記

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池波正太郎・剣客商売

2016年12月09日 | 読書


先日、街中のTSUTAYAが規模を拡大してオープンしたので、ぶらりと立ち寄りました。
これまでは文庫本コーナーが出版社別だったのですが、今回は作家の、あいうえお順だけに統一されていました。
私自身は時代劇小説を読んだ経験はほとんど無かったのですが、その日の朝に読んだ新聞記事にチョッピリ刺激されていました。

とりあえず、記事推薦である藤沢周平の”蝉しぐれ”と池波正太郎の剣客商売の第一巻を購入しました。

剣客商売はテレビドラマ(藤田まこと主演) で何回か観ていましたので、容易にストーリーに入っていくことができました。
第一巻が面白かったので、即、全巻を中古でまとめ買いしました。

内容は痛快時代劇というのでしょうか、読み出すと止まらなくなり、漫画本を読むようなノリで16巻を6日で読んでしまいました。
主人公の小兵衛は第一巻に59歳で登場しますが、41歳も年下の女中と結婚するほど元気です。
その後、様々な事件を解決していくのですが、その間に、一人息子は田沼意次の妾腹の娘と結婚し孫ができたりして、
16巻で最後の活躍するときには67歳になっており、TIA(一過性脳虚血発作)らしき目まいにもみまわれます。
活躍はここまでで、93歳まで生きるのですが、75歳の時には34歳の妻である ”おはる”と静かに暮らしたようです。
そのおはるも48歳で主人公よりも早く死んでしまいます。

池波正太郎がこの小説を書き始めたのは48歳の頃でした。
巻がが進むにつれ、作者は徐々に主人公の年齢に近づきます。
そして16巻が刊行された翌年に亡くなられたのですが、年齢は奇しくも67歳でした。

剣客商売を私は65歳で初めて読みました。
レアなケースだと思います。
しかし、この小説を読むのにはベストな年齢であったような気がします。
勇気付けられもしますが、老いを受け入れていくことも覚悟するべきでしょう。

最近のことですが、テレビで遊園地の紹介があっていました。
そのジェットコースターには年齢制限がありました。
なんと、65歳以上はお断りなのだそうです!
受け入れるしかないでしょう.....

さて、8月29日にゴルフの練習を再開して100日が過ぎましたが、練習をさぼったのは2日間だけです。
ゴルフについてはあきらめるつもりはありません。
毎日練習できる体力があることに感謝して、老いを受け入れずに努力を続けます。

”私のゴルフスタイルが確立したのは奇しくも67歳の時だった。”なんて記事をアップしたいものですが....

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