はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

熊本地震・2

2016年04月21日 | 熊本地震
熊本では、殆どの住民の生活が、" 非日常 " となっています。
家屋崩壊の恐怖が伝染病のように蔓延し、多くの人々が何でもないパチンコ屋の駐車場などに押し寄せて
車の中で一夜を過ごしています。
余震が続いていますので、その度に恐怖心がリアルに甦るのでしょう。
地震に慣れるということはなさそうです。

一方、私はと言えば、完全に地震に慣れてしまいました。
当初は揺れを感じるとフリーズしていたのですが、今では無視して現在進行形の作業を続けます。

今の私にとっては水不足だけが唯一の非日常です。
断水が復旧するめどが立っておりません。
仕方なく、クリニックから35Km離れた水源( 峠の岩清水 ) のお世話になっています。
地震由来の渋滞のせいで、往復2時間半かかるのですが、震災の翌日から一日も欠かさず水汲みに通っています。

風呂ですが、当初は八代が無事だったので、水汲みのついでに足を伸ばしてラブホテルを利用しました。
最近は、市内のラブホテルが再開したので便利になりました。
この歳でラブホに通い始めるとは想定外の外?でしたが、普通の温泉施設は満員で、順番待ちと時間制限がかかっています。
われながらグッドアイデアだと思っていますが、昔取った杵柄でしょうか?

クリニックの建物自体は、築20年で、新しい耐震基準を満たしているせいか全く無傷です。
ところが調剤薬局はだめでした。
古い4階建ての雑居ビルの1階にあるのですが、ビル自体に亀裂が多発しており、次の震度7には耐えられそうにもありません。
楽観的な私でも、さすがにそれを試す気にはなりません。
オーナーは急遽、新たな店舗を求めて奔走中です。

妹や慎ちゃんをはじめ、県外の親戚などから、心配しての電話をいただきました。
しかし、私の対応が、あまりにも平気すぎるためか、報道とのギャップに戸惑いを感じているようでした。

さて、1週間が経過しましたが、非日常からの復帰は叶いませんでした。
当初は20日までとされていた県内の休校が、5月9日までと延長されました。
学校に避難している人たちを追い出すわけにはいかないからです。

私にも現況を非日常と捉えるのでは無く、これが日常だと開き直るような覚悟が必要なのかもしれません。

という訳で、毎晩、峠の岩清水で作った美味しい水割りをがぶ飲みしています。

地震直後のクリニックの惨状をアップします。












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