
北九州市で定員40名の小さな学習塾を経営する三島学塾長は私と同じ65歳です。
さらに私と同じく60歳の時に江部康二先生に影響されて糖質制限を始め、自分自身の糖尿病コントロールに成功されました。
スリムでパワフルになった塾長の糖質制限に塾生たちが興味を示し始めます。
当初は質問してきた塾生や親たちにだけ、糖質制限のコンセプトを説明するというスタンスでした。
ところが、その効果が広範囲で劇的であったために、塾長は勉強と糖質制限をセットで教えることにしたのです。
この本には多くの成功した症例が紹介されています。
列記すれば、
居眠りがなくなって集中力の持続が可能になった。
反抗期が解消された。
学習障害(LD)、多動性注意力障害(ADHD)が治った。
キレる性格と、鬱が治った。
身長が急速に伸びた。
アトピー、蓄膿が改善した。
不登校が治った。
結果として偏差値の大幅なアップにつながった。
などです。
子供たちの様々な障害の原因が糖質の過剰摂取にあったことを、世に喧伝するために、この本を執筆されたのです。
この原稿を江部先生は10社近くの出版社に持ち込みましたが、すべて断られたそうです。
大人はともかくとしても、成長期の子供たちに糖質制限を勧めるのは、世間の反発を買うと判断されたのです。
そこで江部先生は、日本糖質制限医療推進協会から自費出版することにしました。
そこに、京都の大垣書店の協力があって、この本は日の目を見たのです。
私は普段、アマゾンを利用して本を購入するのですが、だめでした。
楽天でやっとオーダーできて入手しました。
今後は経済力では無く、糖質制限を理解する親に恵まれた子供が、学力の向上と健康の両方をゲットできるようになるかもしれませんよね。