あれこれ用事を済ませて、お昼にファミレスで一人飯をしていた。
ひとつ空いて隣の席にそこそこの年齢のオヤジさんが座った。紳士ではない、オヤジさん。
ビールとステーキを注文して、鞄から文庫本を取り出した。
私は外で一人飯するのが好きだ。こんな時は普段はやらない人間観察をする。
こちらも食べながら、本を読みながら、こっそり観察できるから。
お昼時のファミレスは主婦達でなかなか賑やかだった。
私はカツカレーとパスタどちらにしようか悩んで裏の神様に相談していたが、
なんと!両方乗ってるお皿があった。運ばれてきて思わず、
わぁっ!
ウェイトレスがニンマリと
けっこうボリュームありますでしょ!
うむ。でもかなりお腹が空いているから大丈夫!!
サラダは新鮮だったし、カツは熱々でジューシー。
パスタは揚げナスとベーコン、トマトソース仕立て。
肝心要のカレーがもう少し熱々で辛いのが良い。
そういえば、以前頼んだ野菜たっぷりカレーも、揚げ野菜は熱々なのにカレーがぬるかったことを思い出した。
味はまあまあなので残念だなあと思いながら、
そこはファミレスだからと、ゆっくり食べてりゃいずれ冷めるし、とか自分にいいきかせる。
私がほぼ食べ終えようというとき、隣のオヤジさんがウェイトレスを呼んだ。
さっきからビール飲んではカチャカチャとナイフ フォークで音を立ててうるさかったのだが、
とうとうクレーマーの本性が出た。
オヤジ:あんた!この肉食べてみろ!
ウェイトレス:何かございましたでしょうか?
オヤジ:何かございましたかじゃねーよ!
この肉食べてみろ!ってんだ、全く。硬くって食えたもんじゃない、
よくこんなものを出すな 、詐欺じゃないか!
ウェイトレス:申し訳ございません、店長を呼んでまいります。
オヤジ:おう、
長身で福山雅治ともこみちを混ぜたみたいな好青年が登場、店長らしい。
店長:店長の何某でございます。不手際がありましたようで…
オヤジ:あんたが店長かい?名刺は?
この肉食べてみろ!
そう言ってナイフとフォークを押し付ける。
店長:そう仰いましても……
オヤジ:食べてみなくちゃわからないだろ?この肉がどんだけ硬いかわからないだろ?
食べてみろ!
店長:それでは失礼致しまして…
と、口元を隠しながらひとくち。
味なんてしないだろう、硬さもわからないだろう、口に入れるだけで精一杯、
次に何と言おうか考えているのだろうなぁ。
気づくと、周りの主婦達のお喋りが止んでいる。みんな聞き耳たてている。
オヤジ:な?硬いだろう?この店はこんな肉で金取るのか?
店長:当店のステーキはアメリカ産のもので……
オヤジ:そんなこと関係ね~や!アメリカ産でも国産でも、
こんなナイフで切れないようなもの客に出しちゃいかんだろ!
柔らかジューシーステーキなんて書いてあるが詐欺じゃないか!
こんなものに金出せるか!
店長:当店はチェーン店でございますので上に報告致しまして……
オヤジ:そんなことこっちには関係ねえってんだ!
問題はこの店のこの現場のこの肉を料理した奴と店長の責任だろが!
とにかく、俺はこんなものに金払わないからな。
店長:承知致しました、それで結構でございます。この件は必ず本部に報告致しまして……
オヤジ:だから~💢、そんなことおれはどうでもいいんだよ!わからん奴だなぁ!
店長:申し訳ありません。
では、お帰りになりますか?
オヤジ:おぅ、帰るわ。金払わんぞ。
店長:結構でございます。足元お気をつけて。
こうして、男前の店長とウェイトレス三人がお見送り~👋
イケメン店長の後姿が悔しそうだった。
店内の緊張がとけて、少しずつまた賑やかになっていった。
私はそのステーキを食べていないからわからないけど、オヤジさんの言う通りに切れない程の硬さなら一理ある。
が、現実みて、ファミレスのステーキにどこまで要求するかと考えると???
一流のステーキが食べたいならステーキ屋に行けば?と思う。
ビールだけ飲みたかったのではないかと私は勘ぐった。
私は食べ終えてからの人間観察だったけれど、食事中の人は不愉快極まりないオヤジさんの言動だったかも。
ここは安いランチで長居しても文句も言われない一人飯には有難い店だ。
オヤジのクレーマー、よほど面白くないことでもあって、ビールの勢いで誰かに八つ当たりしたかったのかな?
あゝそうだ、
私がこの次またカレーを注文した時もぬるかったら、言ってみようかな、
「申し訳ないけど、チン!してくれる?私、熱々で食べたいの(*^o^*)」
所詮ファミレスだから
なんて言わせない!っていう企業努力はするべきだと。
惰性や馴れ合いは私も嫌いだ。
たまにしか行かないファミレスだって、味やサービスが向上していれば気分はよくなる。
先を考えて、オヤジクレーマーの言葉はちゃんと上層部に報告して、さらに愛されるファミレスを目指してくりょ!
クレーマーの方も、言い方を考えてお互いの利益の為に知恵を絞りましょ。
ひとつ空いて隣の席にそこそこの年齢のオヤジさんが座った。紳士ではない、オヤジさん。
ビールとステーキを注文して、鞄から文庫本を取り出した。
私は外で一人飯するのが好きだ。こんな時は普段はやらない人間観察をする。
こちらも食べながら、本を読みながら、こっそり観察できるから。
お昼時のファミレスは主婦達でなかなか賑やかだった。
私はカツカレーとパスタどちらにしようか悩んで裏の神様に相談していたが、
なんと!両方乗ってるお皿があった。運ばれてきて思わず、
わぁっ!
ウェイトレスがニンマリと
けっこうボリュームありますでしょ!
うむ。でもかなりお腹が空いているから大丈夫!!
サラダは新鮮だったし、カツは熱々でジューシー。
パスタは揚げナスとベーコン、トマトソース仕立て。
肝心要のカレーがもう少し熱々で辛いのが良い。
そういえば、以前頼んだ野菜たっぷりカレーも、揚げ野菜は熱々なのにカレーがぬるかったことを思い出した。
味はまあまあなので残念だなあと思いながら、
そこはファミレスだからと、ゆっくり食べてりゃいずれ冷めるし、とか自分にいいきかせる。
私がほぼ食べ終えようというとき、隣のオヤジさんがウェイトレスを呼んだ。
さっきからビール飲んではカチャカチャとナイフ フォークで音を立ててうるさかったのだが、
とうとうクレーマーの本性が出た。
オヤジ:あんた!この肉食べてみろ!
ウェイトレス:何かございましたでしょうか?
オヤジ:何かございましたかじゃねーよ!
この肉食べてみろ!ってんだ、全く。硬くって食えたもんじゃない、
よくこんなものを出すな 、詐欺じゃないか!
ウェイトレス:申し訳ございません、店長を呼んでまいります。
オヤジ:おう、
長身で福山雅治ともこみちを混ぜたみたいな好青年が登場、店長らしい。
店長:店長の何某でございます。不手際がありましたようで…
オヤジ:あんたが店長かい?名刺は?
この肉食べてみろ!
そう言ってナイフとフォークを押し付ける。
店長:そう仰いましても……
オヤジ:食べてみなくちゃわからないだろ?この肉がどんだけ硬いかわからないだろ?
食べてみろ!
店長:それでは失礼致しまして…
と、口元を隠しながらひとくち。
味なんてしないだろう、硬さもわからないだろう、口に入れるだけで精一杯、
次に何と言おうか考えているのだろうなぁ。
気づくと、周りの主婦達のお喋りが止んでいる。みんな聞き耳たてている。
オヤジ:な?硬いだろう?この店はこんな肉で金取るのか?
店長:当店のステーキはアメリカ産のもので……
オヤジ:そんなこと関係ね~や!アメリカ産でも国産でも、
こんなナイフで切れないようなもの客に出しちゃいかんだろ!
柔らかジューシーステーキなんて書いてあるが詐欺じゃないか!
こんなものに金出せるか!
店長:当店はチェーン店でございますので上に報告致しまして……
オヤジ:そんなことこっちには関係ねえってんだ!
問題はこの店のこの現場のこの肉を料理した奴と店長の責任だろが!
とにかく、俺はこんなものに金払わないからな。
店長:承知致しました、それで結構でございます。この件は必ず本部に報告致しまして……
オヤジ:だから~💢、そんなことおれはどうでもいいんだよ!わからん奴だなぁ!
店長:申し訳ありません。
では、お帰りになりますか?
オヤジ:おぅ、帰るわ。金払わんぞ。
店長:結構でございます。足元お気をつけて。
こうして、男前の店長とウェイトレス三人がお見送り~👋
イケメン店長の後姿が悔しそうだった。
店内の緊張がとけて、少しずつまた賑やかになっていった。
私はそのステーキを食べていないからわからないけど、オヤジさんの言う通りに切れない程の硬さなら一理ある。
が、現実みて、ファミレスのステーキにどこまで要求するかと考えると???
一流のステーキが食べたいならステーキ屋に行けば?と思う。
ビールだけ飲みたかったのではないかと私は勘ぐった。
私は食べ終えてからの人間観察だったけれど、食事中の人は不愉快極まりないオヤジさんの言動だったかも。
ここは安いランチで長居しても文句も言われない一人飯には有難い店だ。
オヤジのクレーマー、よほど面白くないことでもあって、ビールの勢いで誰かに八つ当たりしたかったのかな?
あゝそうだ、
私がこの次またカレーを注文した時もぬるかったら、言ってみようかな、
「申し訳ないけど、チン!してくれる?私、熱々で食べたいの(*^o^*)」
所詮ファミレスだから
なんて言わせない!っていう企業努力はするべきだと。
惰性や馴れ合いは私も嫌いだ。
たまにしか行かないファミレスだって、味やサービスが向上していれば気分はよくなる。
先を考えて、オヤジクレーマーの言葉はちゃんと上層部に報告して、さらに愛されるファミレスを目指してくりょ!
クレーマーの方も、言い方を考えてお互いの利益の為に知恵を絞りましょ。