大変な冒険をしてしまった。
幸い夢の中で。
船が断崖絶壁に到着し、スリリングな岩の階段を上り詰めたところでツアーは解散。日没を個々で楽しんでから船着場に集合するということで、私はあまり考えずに……いつものことだけど……
フラフラと歩き始めた。とても楽しいところで陽気で青い瞳の人ばかり。
トロピカルな飲み物を楽しんだり、何と、子供達がサメと戯れたりするのを知らない人達と大騒ぎで見ていた。
ほとんどか観光客で英語しか通じない。
沢山の客に揉まれながらキョロキョロしてまわり、少し太陽が傾き始めたなぁと、海の景色眺めていた。
暫くして気づいた。
私は迷子だ。
船着場に行ってどの船に乗るのか忘れたし船着場がどこかわからない。船に乗ってホテルにいくのだが、ホテルの名前も忘れた。
平べったい顔をしているカフェやレストラン、露店の従業員を見つけて尋ねるが、埒があかない。
そして、みんなあまり興味を持って話を聞いてくれない。
あそこのトンネルを抜けたら船着場に出るよ
と、教えてくれた人がいた。
嘘だった。
トンネルは行き止まりで、ヘトヘトになって戻ると景色は打って変わり真っ暗だった。
すれ違う人達が声も身体もやたら大きくて荒くれ者に感じる。どれだけさまよっただろう。
もう、半泣きで、これで私は行方不明者となってのたれ死ぬだろうと朦朧とした。
それでもまだ諦めるわけにはいかない。
手探りで少しでも灯りを求めて徘徊した。
少し人が集まるところにたどり着いて、私はあるかき氷屋にいた女性店員にすがりついた。
もう、いきなり
「ヘルプミー!」
で、切迫感を出す。
その店員がレンジャーがいるといって、詰所まで案内してくれた。
が、そのレンジャーは只今放送中!
島のラジオのパーソナリティを兼ねていて席を外していると張り紙がしてあった。
暫く待つことにしたが、店員は心配して付き合ってくれた。
レンジャーのドイツ人が戻ってきたので、ことの次第を説明して、
私がたった一枚持っていた、乗るはずの船の写真を見せたら、
OK!OK!まだ間に合う、案内するからと請け合ってくれた。
ああ、良かった。
それでも店員はついてきてくれた。
乗るはずの船は、巨大なペリカンの姿をしていてとても激しい揺れ方をする。
乗船賃はひとり1500円。
私が……と言って、二人の分も出す。
二人はあまり揺れない席をと探してくれた。
景色も見ることができてテーブルもある良い席を見つけ3人で座ると、あら嬉しや!!はぐれてしまっていたツアーの顔見知り客がいた!
あちらも覚えていてくれて、もうこれで安心、レンジャーさんもカフェの姉さんもお引き取り願える。
ところが、このお二人は、久しぶりにこれに乗るんだよねぇ~と大はしゃぎ、
そして私の手を取り「良かった良かった!」とニコニコ顔。
ここまで無事にこれたのは二人のおかげ、まぁいいっか(^^;;
沈みゆく夕陽を複雑な想いで眺めていて目覚めた。
顔に筋がいっぱいついてる。身体の節々が痛い。どこをどう走り回っていたのか??
夢で良かった、鮮烈だったので書いておく。
幸い夢の中で。
船が断崖絶壁に到着し、スリリングな岩の階段を上り詰めたところでツアーは解散。日没を個々で楽しんでから船着場に集合するということで、私はあまり考えずに……いつものことだけど……
フラフラと歩き始めた。とても楽しいところで陽気で青い瞳の人ばかり。
トロピカルな飲み物を楽しんだり、何と、子供達がサメと戯れたりするのを知らない人達と大騒ぎで見ていた。
ほとんどか観光客で英語しか通じない。
沢山の客に揉まれながらキョロキョロしてまわり、少し太陽が傾き始めたなぁと、海の景色眺めていた。
暫くして気づいた。
私は迷子だ。
船着場に行ってどの船に乗るのか忘れたし船着場がどこかわからない。船に乗ってホテルにいくのだが、ホテルの名前も忘れた。
平べったい顔をしているカフェやレストラン、露店の従業員を見つけて尋ねるが、埒があかない。
そして、みんなあまり興味を持って話を聞いてくれない。
あそこのトンネルを抜けたら船着場に出るよ
と、教えてくれた人がいた。
嘘だった。
トンネルは行き止まりで、ヘトヘトになって戻ると景色は打って変わり真っ暗だった。
すれ違う人達が声も身体もやたら大きくて荒くれ者に感じる。どれだけさまよっただろう。
もう、半泣きで、これで私は行方不明者となってのたれ死ぬだろうと朦朧とした。
それでもまだ諦めるわけにはいかない。
手探りで少しでも灯りを求めて徘徊した。
少し人が集まるところにたどり着いて、私はあるかき氷屋にいた女性店員にすがりついた。
もう、いきなり
「ヘルプミー!」
で、切迫感を出す。
その店員がレンジャーがいるといって、詰所まで案内してくれた。
が、そのレンジャーは只今放送中!
島のラジオのパーソナリティを兼ねていて席を外していると張り紙がしてあった。
暫く待つことにしたが、店員は心配して付き合ってくれた。
レンジャーのドイツ人が戻ってきたので、ことの次第を説明して、
私がたった一枚持っていた、乗るはずの船の写真を見せたら、
OK!OK!まだ間に合う、案内するからと請け合ってくれた。
ああ、良かった。
それでも店員はついてきてくれた。
乗るはずの船は、巨大なペリカンの姿をしていてとても激しい揺れ方をする。
乗船賃はひとり1500円。
私が……と言って、二人の分も出す。
二人はあまり揺れない席をと探してくれた。
景色も見ることができてテーブルもある良い席を見つけ3人で座ると、あら嬉しや!!はぐれてしまっていたツアーの顔見知り客がいた!
あちらも覚えていてくれて、もうこれで安心、レンジャーさんもカフェの姉さんもお引き取り願える。
ところが、このお二人は、久しぶりにこれに乗るんだよねぇ~と大はしゃぎ、
そして私の手を取り「良かった良かった!」とニコニコ顔。
ここまで無事にこれたのは二人のおかげ、まぁいいっか(^^;;
沈みゆく夕陽を複雑な想いで眺めていて目覚めた。
顔に筋がいっぱいついてる。身体の節々が痛い。どこをどう走り回っていたのか??
夢で良かった、鮮烈だったので書いておく。