お薬手帳のシール

知らなかった。

薬局でもらったお薬手帳。もう何冊目だろう。
処方箋の記録としてシールを貼ってもらうが、それはてっきりサービスだと思っていた。
が、しっかり管理費というものを請求されていたのだ。
同じ処方箋でも薬局によって薬の名前が違うことがある。ジェネリックでなくても。
だから、ずっときちんとシールはもらっていたのに、二ヶ月前、お薬手帳を忘れ、
「家で自分で貼りますからシール下さい」
と頼んだら拒否された。
「お薬手帳を持って来られたら貼ります」
とのことで、てっきりその時は次回貼ってくれるのだと思い込んでしまった。
間違いや不正が起きてはいけないからかなぁと。
今日処方箋を持って同じ薬局にいって前回のシールを貼って下さいと言ったら、

「できません」

駅前の薬局でとても混んでいる。
今日も「30分待ち」と札が出ていた。
でもここはポイントが貯まるのだ。

忙しそうにしているから気がひけたが、
食い下がってよくよく説明を聞いてみたら、
領収書に管理費という欄があり、点数が記入されている、
シールを発行しない場合は20円ほど安くて、すでに精算されてしまった分のシールは発行できないとのこと。

そういうことだったのね。
毎度「お薬手帳をお出し下さい」
と言われて出していたけど、貼ってくれるシールは有料だったのだ。
じゃあ、自分で記入すれば良いのね。
日付けと医療機関、医師名、薬局名。そして肝心の薬の名前と量。
これからは、処方箋を貰ったらすぐに写メだな。

領収書の中の

「薬学管理料」

の一部がシール代。
私の場合、41点中の3点～4点（はっきりとは教えてくれなかった）がシール代。

知らずにずっと感謝して貼っていた20円ほどのシール。

はじめのはじめに、説明されたっけ？？

チャイテイー

お家で本格チャイテイーを😀





シロニバリの茶葉とマサラに水を入れを弱火で煮て、牛乳を入れて今度は強火で吹き溢れないように気を付けて煮る。
お好みで専用の砂糖を入れる。

カフェで頼むとなかなかに高いので家で作るべし😘と思ったのだ。
作って解った。原価が高くつくと。

牛乳は好きなのだけど、飲むと気分が悪くなる私がこれなら飲める。
頂き物のWESTのお菓子と共に手間をかけたお茶を飲む。

福岡から黒豚餃子が届き、ランチタイムに部屋に拡がったマサラの良い香りが、夜には脂の匂いで塗り替えられた。
自室の扉を開け放していたので、やれやれこの脂臭い中で寝るのか。
どのように上書きされるかわからないが、とりあえずラベンダーエッセンスを垂らしてみよう。

アンサンブル

今日はギターアンサンブルの日。

木曜の夜には玄関にギターと、譜面台や譜面などお道具と、私がお茶の係りなので、師匠の湯のみや急須などひとセットを置いておく。
家族に明日の朝は私に期待してくれるなよというアピールだ。

今日も、相変わらずパチンコ玉転がしてるみたいなトレモロは改善できていない。
苦手意識が勝ると萎縮して更に不味くなる。

終わり間際に、突然師匠が
「今の いい音でたね～」

えっ！
私のソロのところだったから、私か？？私か？
たまに褒められるとドキドキして、その後何かしでかしてしまう。

終わってから

「たまにスコーン！と良い音を出すんだよねぇ。力が抜けているときだろうね。
力まなければ良い音出てるのにね。」
と。

ここは決めなきゃ！と責任を感じているところはつい力んでしまう。
以前は力んでいることもわからずに弾いていたけれど、今は力むとわかる。
集中してリラックスできる時と、集中して力んでいる時と両方ある。

バッハの
「主よ、ひとの望みの喜びよ」

を、練習している。
この曲は4パートに分かれる。
寄り添うようでてんで違う流れが延々と続き、ソプラノが途中で3拍子から2拍子になっていたりするし、他のパートを聴きすぎると迷い子になる。
私のパートは途中三声になるので、ここはしっかり弾き分けをしなくちゃと頑張っていたら、師匠の音が大きくて、更にがんばったら師匠の音もまたもっと大きくなる。
センセの音うるさいなあと思っていたら、
「うるさい」
と逆に言われてしまった。そか、センセがメロディ弾いてらしたんだ。

ギターアンサンブルの難しいこと。
だいたい音を出すのも大変なのに合奏するのだもの。
数年前はメンバーがも少し多くて師匠が指揮をしていたのに、今は師匠も一緒に演奏するのでそれもさらに難しくなる原因だ。
リーダーさんの横でこそこそ弾いていた時と違い、一人で1パートだから責任がある。で、つい張り切りすぎてバランスを忘れて自分の音が突出する。
混ざることが大切なのに。

それぞれが役目を果たしながら混ざり合い一曲を作る。

生活も同じだな。
家族や家庭も同じだな。アンサンブルだ。

奮い立たねば

夏かと思うくらい暖かい一日だった。
日が長くなり、ようやく夕暮れとなったころぼんやり歩いていたら、

「人生は夢だらけ」

という文字が目に飛び込んで来た。

そうねぇ、夢だらけ、夢ばかりの時もあったねぇ。

今だってあるにはあるけど、

「人生なんて過去ばかり」

なんて気分のときもある。そっちの方が多いな。

泣いても戻れぬ過去ばかり。

夢みてときめき上手だったのに、最近ときめきがないなぁと思う。

いかんいかん。
先日NAOTOのコンサートで騒ぐ元気がなかったもの。
2年ほど前はクラシックでなければ、コンサートと言えば騒いでいた。
ひとりでも東方神起のコンサートに行って最前列でユノに声掛けていたのになぁ。

どこか醒めて、諦めて、面倒になって、戻れぬ過去を懐かしんでいる。
これが老化というならば、あっという間に激流下って滝壺に落ちそうだ。

引きこもり弾きこもりが多いからかも知れない。

刺激が足りない。
もう少し街に繰り出そう。

通り魔事件やテロ、ドローン落下などが恐いからと、近頃臆病者だ。

泣いて戻れぬ過去よりも、手を伸ばせばある夢と未来。

花は咲く

「花は咲く」
東日本大震災の復興支援ソング

素直で美しいメロディ。
ギターの二重奏で練習しているが、平凡で、単調で、でも、いろいろ仕掛けがあって飽きない不思議。
淡々と繰り返すサビは盛り上げどころが分からない。
盛り上げる必要なんてない。
思いを伝えるだけ。

弾き語りを久しぶりにしてみると、心が静かになっていく歌詞。
誰もが浪々と歌い続けたくなるおまじないがついているのかな。

写真でしか見られない笑顔があるのに、その写真さえ津波にさらわれて
心の中の思い出だけ

哀しいなぁ、悲しいなあ。
寂しいなぁ、淋しいなぁ。

あの日の事を忘れなければ、過ちを犯す人は無くなるのではと思うが、毎日悲惨な事件が起きて、ニュースを見るのも嫌になる、嫌になる。

この歌は、そんな嫌な事から離れて素直に祈る気持ちになれるからいいなぁ、いいなぁ。

私は何も残せないけれど、この歌を知ってる。この歌を奏でる。

お休みなさい、明日があるならまたね。