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歩け歩け!

2013-11-20 01:01:17 | 日記
娘と電車に乗って出掛けた。
まだまだ危なっかしいけれど、松葉杖で。どの位歩けるか私は少し離れて観察していた。
エスカレーターやエレベーター、改札、本人はまあOKなのだけど、誰も道を譲りはしない。通路はなるたけ端っこを歩くのが良いけれど、行きたい方向の流れに乗れないことがしばしばある。人情も歩くマナーもそんなものだ。五感で防衛しながら歩くしか無い。
また、電車がホームに着くと、松葉杖の物が下車しようとしているのに平気で乗り込んでくる。
何だかね、これが普通か。私はヒヤヒヤしながらも、手を貸さずに見守っているだけだ。

休み休みデパートに到着
デパートの中にある美容室でカットをしてもらっている間に、私は娘のこれから職場復帰に必要な制服の下に着る冬物の黒のインナーを物色した。ビーズ一つも許されないので、なかなか見つからない。
いくつかの店舗で目星をつけて、カットを終えた娘が決める。
デパートの床にはトラップが一杯ある。
特にワゴンのキャスターに数回引っかかっていた。
松葉杖だとつい下を見るので前方不注意になるから、前もみて歩かなくちや、と言っていたら、やっぱり床でひつかかる。
久しぶりに2人でランチもした。座ってじっとしていると、どんどん足が浮腫むので、娘はずっと指を動かしていた。それでも食べるのが大好きな彼女の表情はとても晴れ晴れしていた。
普通に不自由なくしてきたことが出来なくなって、愕然としたあの日がもう遠い。

毎朝早起きしてリハビリの為に病院に通いはじめて1週間。
早ければあと1週間で松葉杖が1本になるかも。
よく頑張っている。

帰りの電車では、老婦人が優先席を譲って下さった。
若者はスマホとヘッドホンで知らぬ顔。
公道は凸凹だらけ、夕方は怖い。

相当疲れた様子だったが、少しは自信が持てた様子。良かった。

リハビリが大変という意味がようやくわかった私である。
歩くために、関節がどう動いていたのか、指先やかかとがどんなにうまく動いて歩いていたのかわかった。

再骨折は心配だけれど、早めにリハビリに取り組むことで、治りが早まるということだ。
頑張れ!
明日はきっとくる。おやすみなさい。


コメント
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