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秋の夕暮れ

2013-11-04 23:48:26 | 日記
京都の秋の夕暮れは
コートなしではさぶいくらいで………

これは加川良のある唄の語り出しだ。

🎶一杯飲み屋を出て行くあんたに虚しい気持ちがわかるなら、
汚れた手のひら返してみたってしかないことさ……🎶

今日は雨上がりの夕暮れ時にお買い物に出た。
陸橋の先の西の空はどんより雲と、白い雲、手前にそびえる高層マンションの灯り、出かける時にストールを持って出て正解、冷んやり空気とアスファルトに貼りつく落ち葉ですっかり晩秋の風情。
コートでも良かったかななどと思った。
そこで思い出したのが、この唄。

京都の秋の夕暮れ、
確かに寒かったなあ。

聴雪荘

という下宿屋に住んでいた。大家さんは上品な文学者という雰囲気の方。
雪の音を聴くほど雪が降った記憶はない。でも寒かったのは確か。

今もあるのかなあ?あの頃はまだ西陣織の機織りの音がしていた。
早朝からがったんがったん


買い物袋持って、いそいそと肩を窄めて夕暮れ時に歩いていると、
どうしてもこの唄と、あの下宿屋を思い出す。

今年ももうバタバタと11月。何をしてきたろう、何を考えてきたろう、
去年と変わりないかな?

アトミヨソワカ
このおまじないの言葉がいよいよ必要になってきたなと思う。

おやすみなさい、明日があればまたね。








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