歩ける

「歩ける気がする。」

リハビリ始めてまだ6日目だというのに、娘がそう言った。
まだ荷重許可は爪先だけなのに。

無理はするなと思うけれど、嬉しいものだ。
歩き方を思い出して歩ける気がするだけだと思う。
かかとに体重をかけたらきっと思い知らされることだろう。
だけど、その気持ちがきっと快復を早めるだろう。
おしゃれも出来ず、行きたい所へも行けず、忍耐の一ヶ月半だった。

来月どうしても行きたい公演があるらしい。
どうやらV6の坂本さん^_^
そのために何としても復活したいのだな(=^ェ^=)

めちゃ良い席だった先日のMIWAの公演も、本当は娘が行くはずだった。

今年は濃い一年だったなあ…と呟いたら
「私は薄かった」
と、娘が言う。そんなことないと思うけれどね、骨折騒ぎで薄まったかな？
私はさらに濃くなったのだけど。

電車に乗る練習がしたいと、明日リハビリに行ってから出掛けることにした。
さてさて、どうなりますかな？

街は日増しにクリスマスの賑わいを見せている。
娘がすっ飛ばした秋、今年は誰にとっても短い秋だった。
木枯らしの中、歩道に張り付いていた落ち葉がハートのマークを作っていた。
偶然できたのだろうけれど不思議。
フッと笑った瞬間に舞い上がって消えた。

娘は夢の中でスタスタさっさと歩いているだろう。

ナントカ占星術で今年娘は大殺界だったらしい。

おやすみなさい、明日があるならまたね。