ハルナツアキフユ 

転移性悪性黒色腫(メラノーマ)と診断された夫のことや
巡る季節の中で思うことを綴っていきます。

眼のメラノーマ検査

2013年06月11日 | 悪性黒色腫(メラノーマ)


先週、眼科を受診して
眼球にメラノーマの原発がないかどうかを検査しました。
国際医療センターには眼科がないので母体である大学病院に行きました。
検査した時点で眼球内に小さなシミがあると言われ
何十枚も写真を撮られました。

今日、その結果が出るということで
夫婦揃ってかなり緊張しながら受診しました。
なぜなら、眼が原発のメラノーマはかなりやっかいで予後が最も悪く
新薬の治験なども受けさせてもらえないほどなのです。

「教授が診察しますから」と、2時間近く待たされ部屋に入ると
教授先生は小さな声で「どうぞ・・・」
顔もろくに見ず、モニターに映る何十枚もの眼球の写真を
カチカチカチ・・・とクリックして観察しています。
モニターには拡大されて巨大化した眼球に
へばりつくような黒い蜘蛛のようなものが・・・。
ああ、もうダメかな・・・と思いました。
その後教授はモノも言わず機械を通して夫の右目を観察しました。
その間、おそらく5分程度・・・

そして教授は一言。
『まあ、メラノーマではないでしょう。問題ないですね。」

よかった・・・。
とりあえず一安心です。

それにしても・・・
国際医療センターの母体であるこの大学病院ですが
あまりにいろいろな面で違いすぎて
できればもう来たくないと思ってしまいました。

たとえ短い時間の診察でも
きちんと目を見て話してくれるだけで
そこから得られる信頼感や安心感は
計り知れないと思います。
でも今日の教授先生が診てくれたのは“右眼”だけでした。

でも心配事が1つ減ってよかったです。
まだ、いろんな心配や問題があるけれど
焦らずに考えていきたいと思います。








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2 コメント

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ちょっと安心… (リリー)
2013-06-11 11:26:22
旦那様の不安要素が少しでも減ってよかった…。

でもあなたの書かれた文章見てるだけで、「何?このお医者様、患者や家族に対して失礼じゃないの?教授様だか何だか、少しは人の心の痛みに沿った診療をしなさいよ!」って思ってしまいました。

実は私も何人かの医師や看護士から、誠意とか思いやりのかけらも感じられないような態度や診察を受けて、嫌なそして本当に切ない思いをしたことがあります。そういうところは、よほどのことがない限り二度と行きませんでした。

不安や緊張、そして死の恐怖を感じながら受診する患者に対して、どうしてもっと思いやりのある対応はできないのでしょうか。

これからもっと大変な思いをされるかもしれませんが、前向きに頑張ってくださいね。
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Unknown (ハル)
2013-06-11 13:21:43
リリーさん
今かかっている病院と医師がとても素晴らしいので、そのギャップを感じてしまいました。
でも最近の医師は、どこでも比較的よく対応してくれるようになったと思います。こんな風に感じたのは久しぶりだったかも。
ほんの少しの心遣いで、患者の不安や心配が少なくなることだけでもわかってほしいですね。
昨日の医師は声が小さい、顔も見ない、説明も短い・・・で、ならば!と、こっちからいろいろ聞いてあげましたけど、歳なのかな・・・と思ってしまいました。
まあ、たぶんもう行くこともないでしょうから・・・。
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