つくばの“ド素人”音楽同好会

クラシック音楽から,邦楽,洋楽とジャンルにとらわれず幅広く語り明かす,音楽の素人さんのための憩いの場です。

3月11日

2011年03月20日 22時14分25秒 | 速報(携帯発)
東北関東大震災から今日で10日目を迎えます。

私はお陰さまで無事でした。
東北の皆さんから見れば、なんてことないはずですが…。

生まれて初めての断水、停電、ガソリン不足の同時発生には、正直、面喰らいました。

コンビニの品数はこんなに少なかったですか?
道路はこんなに空いていましたか?

12日の明け方の、静まり返った帰り道を、私は忘れることができません。

希望の象徴であるはずの朝陽でさえ、私には不気味に映りました。

つくばのライフラインはほぼ復旧したとのことです。

次は、東北の避難民、そして福島原発と、問題はスライドしていきます。

思った通りと言いますか、菅首相はこの災害に日本国が一致団結して臨むことを繰り返して強調しています。

民主党が掲げる、共生の理念の実現に、この災害を利用しようとしています。


それはそれで構いません。
しかし、当然のことながらそれは強制される共生であってはなりません(だ洒落ではなく)。


菅首相があらゆる効果的な政策、方策を打ち出し、しかも的確に成果が表れたときに、私たちは首相の言葉に耳を傾け、新しい日本像に思いを致すと考えます。


その順番を間違えてはいけない。
しかし、すでに道順を失ったリーダーには、もはや望むべきものはありません。


本当の意味での自治は、ここから、私たちが作りだしていく時代がついに来たのかもしれません。

☆白夜行☆

2011年02月19日 17時45分06秒 | 速報(携帯発)
行ってきました。

映画版「白夜行」。


テレビドラマを観た者から言わせていただくと…



可もなく不可もなく。
映画のストーリーは、原作に忠実に描かれていました。



ただ、原作の役により近い女優は、やっぱり綾瀬はるかさんかなぁ。
男性の俳優さんも、山田孝之さんと武田鉄矢さんのテレビ版の配役が好きでした。

みなさんはどうですか?

☆かわむらさん☆

2011年02月06日 20時49分44秒 | 速報(携帯発)
名古屋でまた新しい風が吹いたということで。

今回、季節外れの春が訪れたご両人にとっては、これからの緊密な連携が鍵となるでしょう。

浅はかな見込み運転や、大風呂敷を許してくれるほど、今の世の中は甘くなくなりました。

お相撲の世界では『事前打合せ』は「八百長」としてご法度ですけど、ことマツリゴトに関しては、入念な分析と連携をお願いしたいものです。


ま、OGT君と私ならばそんな心配はいらないのですが。なんて。


生まれ変わったら、ぜひOGT君と一緒に仕事をしてみたいものです。うんうん。

白夜行 論

2010年12月30日 22時04分48秒 | 速報(携帯発)
白夜行。
そうです。東野圭吾さんの書籍です。

4年前にドラマ化されて、今回、映画化されるということです。


なんと言っても主演女優が個人的に魅力なんです。
ドラマは綾瀬はるか。新年29日に封切りの映画は堀北真希という、配役。
皆さん、プロデューサーは私ではありませんからね(笑)

こうなると、映画も観ないわけにはいきません。


そこで、ドラマ版の白夜行を全て見返してみました。

当時と変わらないのは全編に流れる「暗さ」です。
よく地上波で、毎週放送できたものだと思います。

あの頃には何とも思わなかったことに共感する部分もあり、とても込み入ったストーリーを11話という限られた枠にまとめあげたのは、驚異だと思いました。とてもとても巧いドラマです。TBS史上に残る力作です。


そして、武田鉄矢の演技に拍手。マジですごい。
なにより、綾瀬はるかの圧倒的な美しさは、演技を超えてこの物語に強烈な説得力を与えていました。

となると。
つまりこれは映画化に対しての高い壁になるはずです。
上映時間2時間30分で、果たして越えられるのか。とても興味があります。

堀北真希にどこまで詰め寄ることができるか。

もし脚本を大きく大胆に変えてみたら…。来年の最初の楽しみです。


それでは皆様。
本年もお付き合いいただき誠にありがとうございました!
ぜひ来年もよろしくお願い申し上げます。

Ozawaの世界

2010年12月29日 12時29分48秒 | 速報(携帯発)
師走の街中。待ち合わせ中にふと思ったので…。

先日、自宅でサイトウキネンオーケストラ演奏、バッハのシャコンヌ(斉藤秀雄編曲)を聴きました。

指揮はもちろん小澤征爾さんで、DVD化されている演奏です。

多くの方はご存知とは思いますが、このオーケストラは、小澤さんの先生である斉藤秀雄氏を偲んで結成されたものです。


斉藤秀雄氏については、書籍「嬉遊曲(きゆうきょく)、鳴りやまず」(新潮社)に詳しく、私もOGT君の薦めで読みました。

さて、シャコンヌ。
私はこの演奏を観る度に、必ず、最初の1音で落涙するのです。そうです。必ず。

それは、このオーケストラ故の斉藤秀雄氏と小澤征爾さんの関係に、私が感情的になっているのかと今まで思っていました。


でも、どうやらそれは違う。
私は、当然、斉藤氏とも小澤さんとも一面識もないのだから、そこまで強い感情移入が起こるはずはない。

そうすると、私がこの演奏に心を揺さぶらるのはなぜだろう?

井上陽水のミリオンヒットである「氷の世界」を借りるなら、小澤さんの演奏は正に「Ozawaの世界」が溢れているからだ。


私は、バッハやベートーベン、モーツァルトの音楽を、楽譜を見て純粋に向き合っていない。
小澤征爾そのものを通した音符一つ一つを体感し、そして感情を露わにしている。
私は、「Ozawaの世界」に包まれた、小澤征爾が創造したバッハを、間接的に体験し、肯定しているのだと思う。


すると、疑問が湧く。
私のこの感動は、何に対しての感動なのか。
バッハの音なのか。
小澤征爾になのか。

そもそも、それは芸術なのだろうか。私は芸術に寄り添っているのだろうかと。

ただ、確かな事が一つある。
小澤征爾さんが、なぜに世界的に活躍できるかだ。

それはつまり、私たちが共感する「Ozawaの世界」が、あらゆる国と地域で、同じように聴衆に受け入れられたという事実だ。
だから小澤征爾は「世界のOzawa」と呼ばれるのだ。

先ほどの芸術の話に戻ろう。
しばし思いを巡らせてみた。

しかし、この話はとてもすぐには解決しそうもない。皆が足早に過ぎ去るこの師走の街で、考えるには少し酷に思えてきた。


待ち合わせの時間も近づいてきた。
続きはまた別の機会に…。