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世相見聞録

世間の出来事や自分自身が体験したり見聞きしたことなどを、論評や感想を加えて書きつづっていきます。

死亡事故ひき逃げの時効、たったの5年?

2008年01月30日 | 事件・事故
福井県敦賀市で03年4月に当時2歳の幼児をひき逃げして死亡させた男(41歳)が、時効2ヶ月あまりを残して逮捕されたという。

捜査は難航していたらしいが、時効ぎりぎりまで粘り、犯人を特定し逮捕に漕ぎ着けた警察の努力に敬意を表したい。

それにしても、ひき逃げの時効がたったの5年だということは知らなかった。
ひき逃げは道交法違反(救護義務違反)なので、業務上過失ということになるらしい。

刑事訴訟法の改正で、今年から殺人事件の時効は15年から25年に延長されたが、業務上過失致死の時効は5年のままである。

そもそも、ひき逃げに業務上過失を適用すること自体が納得いかない。
事故は過失だったかもしれないが、逃げるのは過失ではなく故意のはずである。

たったの5年逃げ切れば罪が消えるなら、ひき逃げ事件は無くなるはずがない。
ひき逃げで人を殺した場合は殺人罪を適用してもらいたい。


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5年前のひき逃げで男逮捕 時効まで2カ月余(東京新聞)