こんにちは。今日は東北大震災より丸10年の節目の日となりました。
10年ひと昔という言葉がございますが、復興はまだまだ完全とはいえず、
多くの課題を残したままだと感じます。
まだ行方不明の方も、2525名もおられるそうです。
まだまだ、復興が終わったとはとても言える状況ではないと感じます。
1日も早い完全な復興を心よりお祈りいたしております。
当院では、災害時に最低限の電気を確保するために
昨年「蓄電池」を購入いたしました。
いわゆる防災グッズ、水や食料をはじめとする震災直後の必需品は
かねてより準備をいたしておりましたが、毎年それ以外に
何が必要なのかを考えるようにしています。
現在、私たちの生活に欠かすことができないエネルギーの電気
の確保のために採用いたしました。
もしもの時の備え、何が必要なのかを見極めたいと思います。
鍼灸治療は、実は電力を全く必要としない医療です。
これだけ、電化によって暮らしが変わってきても
鍼灸治療には電力を必要としません。
古代においては、電力を用いる治療はなかったからなのですね。
一本の鍼と艾(もぐさ)で、治療をすることができるのです。
古代の先人の智慧の詰まった治療形態なのです。
電力確保がままならない時でも、鍼灸治療は通常通り
行うことができます。もしもの時には、鍼灸という選択肢があることを
覚えておいていただけると嬉しいですね。
実際に、震災当時の当院のスタッフは、現地まで治療のボランティアに
出かけて行きました。電力に頼らない手段をみなさまもこの機会に考えてみてください。
いざという時に、慌てることなく過ごせると思います。
「備えあれば憂いなし」
防災について、考えるきっかけにしていただければ幸いです。
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