あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

膝の水が無くなる⁉️

2022-04-28 22:15:00 | 健康・病気
こんにちは🌞貴重な晴れ間でしたね😊
朝夕は、気温が下がっていますね。
体調管理を充分にしてくださいね。

今日は、膝に水が溜まるという患者さまのお話です。
膝に水がたまるというお話を耳にされたことはありますか?
ご自身が経験がおありの方は、すぐにピンと来られるのではないでしょうか?
経験のない方や、親しい方にこういう例のない方は
???かもしれません。

膝に水が溜まるというのは、「関節水腫」とか「関節水症」という病名で
表現されます。(これらは、膝に限らず関節内に水が溜まる状態を指しています)
通常、関節内は関節液という液体成分で満たされています。
ただ、この関節液は適量に保たれていて、関節の動きをスムーズにするためだったり、
関節内に栄養分をもたらすためだったりとちゃんと役割があるのですが、
関節に炎症を起こすと、関節液が増え関節周りの筋肉の動きを制限するように
できています(身体からのメッセージとも言えますね)。

当院には、膝の水を抜くのが怖いのでと来院される方や、
何度も何度も抜いているので、どうにかならないかと来られる方、
膝に水が溜まってビックリして来られる方など
さまざまな、膝に水が溜まる方がいらっしゃいます。

病院では、直接関節内に溜まった水を抜いたりするのですが
(この処置も、先生によってさまざまです)
当院では、直接膝の水を抜くようなことはありませんが、
自然に水が減っていくような治療を行っています。
最終的には、すっかり綺麗なお膝になられます。どちらが悪い方の膝だったのか
わからなくなるぐらいです😊

原因となっている関節の炎症を鎮めるための治療をおこなっていると、
関節内に溜まっていた水は、少しずつ吸収されて減っていきます。
炎症が鎮まることによって、痛みも軽減されていきますので
運動痛(動かした時の痛み)も減っていきます。運動痛が減ってきた段階で
膝関節に負担がかからないように、大腿四頭筋の筋力を上げる運動を指導しています。
膝には、普通に歩行しているだけでも体重の約3〜4倍の負荷がかかっていると言われています。
(65キロの方なら、260キロ‼️)階段を降りるときは実に7倍とも言われていますよ!
この膝をバランスよく支えてくれている大腿四頭筋を普段から鍛えておくこともお勧めします☆

鍼灸治療は、痛みをとることに目がいきがちですが
今後も痛みが再発しないように、暮らしをどう変えていただくかで
元気にお過ごしいただけるかという養生法とセットでお考えいただいています。

耳が痛い方が多いと思いますが、体重を減らしていただくことも大切です😝
(私もこれは、なかなか患者さまに言えないですね😅😅
なかなか、自慢の腹が小さくなりませんから🤭🤭🤭)

膝の水でお困りの方、定期的な水を抜く治療から卒業を目指しませんか?
心地よい鍼とお灸で、毎日を笑顔でお過ごしいただけたら嬉しいです😊





コメント
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