あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

脈診流のお話

2020-12-03 21:56:00 | 健康・病気
こんにちは🌞日に日に冬らしくなってまいりましたね。
街中ではイルミネーションもはじまっているとか!
今年は今までにない年末年始になりそうです。

さて、当院は「脈診流」と謳っていますが、この「脈診」で
何を診ているかを今日はお話しさせていただきますね。

当院では、どの患者さまも先ず最初に「脉」を診せていただいています。
最近は、脈をとる先生もめっきり少なくなったようですから
「脉を診ていただけた!」と喜ばれる患者さまもたまにいらっしゃいますが、
私はこの「脉」から、五臓六腑の状態やその調和。身体の中のエネルギー(気血津液)の状態、
ちゃんと食事が取れているか、偏りはないか、詰まっているところはないか?などを診せていただいています。

先生には何でもお見通しですね🤭
とおっしゃる患者さまもおられますが、私は神様でも仏様でもありませんので
残念ながら「すべてをお見通!」なんていうパワーを持っているわけではありません。
この脉診と、必ず拝見しているお腹、皮膚の肌艶や、声色(力があるかや呼吸状態がどうかなどを診ています)、
話し方や歩き方などなど、患者さまから発信されるさまざまなサインを総合的に判断して
治療に結びつけています。

みなさまが関心が多いのが、「脉で何がわかるのでしょうか?」というものです。
西洋医学では、不整脈の有無や心拍数を知るために脈を見ることがほとんどですが、
東洋医学では、この脈を診る位置によって五臓六腑の配当がなされているのです。
ですから、必ず両手とも3本の指で脉を拝見しています😊
中国や韓国の昔の医療ドラマを観ると、必ず3本の指で両手とも脉を診ていますから
機会があれば注意して観てくださいね!

具体的には、右手で肺🫁大腸、脾、胃、三焦(これは名前はあって形はないと言われています)
左手で、心❤️小腸、肝、胆、腎、膀胱を診ているのです。
東洋医学というのは、何とも魅力のある知恵が詰まっているのです。

4000年以上受け継がれてきた東洋医学。
この先の世代にも伝えていきたいなぁと思います。



コメント
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