あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

ホームドアと免疫力

2020-08-20 23:34:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは🌞今日も暑い1日となりました。
熱中症搬送者数も気になりますが、熱中症死亡者数も
びっくりするぐらい多数になっています。
みなさま、暑さで体調を崩しておられませんか?

さて、今日は地下鉄をはじめとする駅のホームにある「ホームドア」

これと同じ働きをするものを私たちは昔から備えていることを
知っていただきたいと思い、今日の記事とさせていただきますね。

このホームドア。一般の鉄道には昔はありませんでしたね!
(昭和生まれの方!反応してくださいよー)
昔は、新幹線のホームが代表的なものでした。

通常は閉じています。必要な時だけに開きますね!
実は、ツボも同じで必要な時にその門を開き、必要がなければ閉じています。
ホームドアは、汽車の発着に連動して(ドアに連動して)開閉をしていますが、
我々の身体もまたかも列車が到着した時だけ開閉しているかの如く
見事にそのバランスをとっています。気温が高くなり、身体の外に熱を出したい時
汗腺や全身を巡っている経絡が、働いて余分な熱を外に出そうとします。
そのような時は、汗もサラッとしていて、心地の良いものになります。

緊張して手に汗をかくような経験はございませんか?
そんな時の汗はベタっとしてまとわりつく感じがあると思います。
これは、本来身体の中に留めておくべき水分が漏れてしまっている状態です。
ホームドアが閉まったままなのに、あふれてきてしまったと考えていただいてもいいのかもしれません。

本来、私たちの体にはこのホームドアに似た働きが備わっています。
開けるべき時に開き、閉まっているべき時には閉じている。
この働きが正常に機能していれば、病が通る時はドアを閉めておき
必要なエネルギーが運ばれてきた時にはしっかりと開門できるのです。

免疫力という言葉では、はっきりと実態が掴みにくいととお感じになられる方もいらっしゃるかもしれません。
免疫力の低下は、ドアが開きっぱなしだったり閉めっぱなしだったりする状況です。
真夏は、どうしても身体の中に熱が篭りやすくドアが開きっぱなしのことが多くなりますが、
急激な冷房や朝夕の寒暖差などで、必要以上にダメージを受けてしまうことがあります。

脈診流経絡治療は、このホームドアのメンテナンスです。
東洋医学では、衛気栄気と捉えていますが、私たちの身体を守る気も
動きの俊敏なものとゆっくりなもの。それぞれが役割分担をして助け合うことによって身体を守ってくれています。
この気の調整をはかるのが脈診流経絡治療です。そして、ホームドアが経穴(ツボ)なのですね。

ホームドアの修正だけでは、何にどう効いているのかはわかりにくいかもしれません。
しかし、メンテナンスを行えばどんな結果が待っているかはみなさまの方が良くご存知だと思います。

治療院最寄りの地下鉄名城線のホームドアも、着々と運用開始されています。
地下鉄のホームドアをご覧になって、日常のご自身のメンテナンスに着目していただく
きっかけとなれば嬉しいですね。

コメント
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