やって来た紅葉前線-三重県菰野町：御在所岳

さてさて、北の方から徐々に紅葉の便りが聞かれる季節となりました。
ワタクシが暮らす大阪などは11月末になって、やっと紅葉が見ごろとなるのですが
紅葉情報を見ていますと三重県菰野町にある御在所岳がそろそろ紅葉の見ごろのようでした。

ワタクシは家人を伴って、御在所岳に行くことにしたのでした。
ワタクシは登山が好きなのですが、家人は別に登山が好きというわけではありません。
ですので、登山を愛する者としては非常に軟弱な行動ではあるのですが
山頂までロープウェーで行き、下山してくるという行程を行くことにしました。


この日はあまり天気が良くなく、曇ったり晴れたりという天候でした。
山頂付近はもう紅葉は見頃が終わっていて、８合目付近が一番の見ごろになっておりました。


遠くに伊勢湾が朝の光に輝いておりました。
御在所岳の麓は四日市市になるわけですが、かつては大気汚染の街として有名だった四日市市。
今は空気もずいぶんきれいになったのですね。


山の斜面はまさに秋色。冷たい風が吹き、体感温度は相当寒いのですが、この光景に寒さを忘れます。


この日は御在所岳はすごい人出でした。ワタクシは例によって朝早くに現地に到着しましたが
ワタクシのように往路だけロープウェーで行き、帰路は歩いて下山する人。
往路も復路もロープウェーを利用し、山頂付近を散策するだけの人。
往路も復路もしっかりと歩く人。そんな人たちで山は大いに賑わっておりました。


ですので狭い登山道は登る人と下る人のすれ違いが大変で、場所によっては渋滞している有様です。


この景色を見るために、多くの人がやって来るのは致し方ありませんね。
今年はどうやら紅葉の当たり年でしょうか。なかなかの色合いです。


紅葉前線は北から、そして高所からやって来ます。
やっとやっと関西にも、紅葉の便りが聞こえてくるようになりました。


関西では雄大な自然の中にある紅葉というものにあまりお目にかかることは出来ません。
その代わりに、京都や奈良の古都にふさわしい自然と人工が調和した美しい紅葉を愛でることが出来ます。
そんな季節が目の前にやって来たのですね。

ではでは、御在所岳の紅葉をもっと楽しむとしましょうかねぇ。

使用したカメラ：Canon EOS7D


御在所岳がある鈴鹿山脈は、意外なほどに雪深い山々です。
山並みが雪に覆われるその前に、山は一瞬の鮮やかな彩りを見せてくれるのですね。
その刹那的な美しさは、今年も心に刻み込まれることでしょう。


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