昭和への郷愁-岐阜県高山市：上枝駅

Hozue Station,Takayama City,Gifu Pref.

さてさて、岐阜県高山市にやって来て早朝から散策を続けてきたワタクシですが
お寺が立ち並ぶ東山寺町から江名子川の方へ坂道を下って来ると、なんとも懐かしい風景に出会ったのでした。


なんだか時代が40年くらい前に戻ったような、昭和っぽいお店があったんですよねぇ。
ワタクシは大阪の下町で育ったのですが、こういうお店で駄菓子やジュースを買ったものでありました。


こんな懐かしい本屋さんがありました。ワタクシは昔から本を読むのがけっこう好きで、本屋さんによく足を運びました。
しかししかし、最近はAmazonで本を買うことが多く、本屋さんに行く機会が減っているんですよねぇ。
かつては駅前には必ず本屋さんがあったのですが、最近は閉店している場合が多いんですよ。寂しいなぁ。


ホーロー看板も懐かしい八百屋さんがありました。こんなお店が今も現役なのが嬉しいですねぇ。


散歩途中の老夫婦が橋の上から川を眺めておりました。昔から変わらぬ風景なのでしょうねぇ。

かくしてワタクシは飛騨高山の散策を終えまして、次の目的地である飛騨古川に向かおうと車を停めてある駐車場に戻りました。

飛騨高山から飛騨古川に向かって車を走らせると、道路と並行してJRの高山本線が走っております。
高山本線は「本線」とはいうものの、単線未電化のローカル線です。
特に飛騨高山以北は列車の数も減り、寂れたローカル線の雰囲気を醸し出しています。


鉄道好きのワタクシは上枝駅にちょっと立ち寄ってみることにしました。
この駅なんですが「上枝駅」と書いて「ほずええき」と読むんですよねぇ。かなりの難読駅だと思います。


ワタクシがホームに出て20秒もすると、あらあら飛騨古川行の列車がやってまいりました。
1時間に一本あるかどうかの運行形態ですから、すぐに列車を撮ることが出来たのは本当に幸運です。
ワタクシ、「持ってる」男かもしれませんなぁ。


上枝駅の一日の平均乗車人数は、なななんと14人なんですよ。
この列車に乗る人もいなければ、下りてくる人もおりませんでした。


ではでは、この列車を追いかけるように飛騨古川に向かうとしましょうかねぇ。

使用したカメラ：Canon EOS7D


昭和36年に生まれた私はまさに高度経済成長の真っただ中に育ちました。
子供の目にもわかるくらい経済が発展していく一方で、昔ながらの人情や近所づきあいが残っていました。
そんな幸せな時代への郷愁が、私の心の中には強くあるように思います。


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