よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

桜に包まれた思い出の駅-京都府笠置町:笠置駅

2024年04月18日 | 京都(京都市以外)
Kasagi Station, Kasagi Town, Kyoto Pref.

さてさて、4月6日の土曜日なのですが、関西では多くの場所で桜が見ごろを迎えておりました。
ワタクシは相棒の「今では晴れ男さん」と「満開の桜を見に行こうか」ということになり、
朝の6時前に自宅を出発して桜を愛でに向かいました


やって来たのは京都府笠置町にあるJR関西本線の笠置駅です。笠置駅周辺にはソメイヨシノの木が数多くあり、
「駅と桜」「列車と桜」を撮影することができるだろうと考え、笠置駅に向かったんですよ


関西本線は名古屋から奈良を経て大阪(JR難波)を結ぶ幹線なのですが、名古屋〜亀山間とJR難波〜加茂間はそれぞれ
名古屋近郊の通勤・通学路線、大阪近郊の通勤・通学路線としてそれなりの乗降客がいます。
しかし、中間部の亀山〜加茂間は単線非電化区間であり、1両もしくは2両編成の気動車が走るローカル線になってしまいました。

この図を見てもらえれば、関西本線のイメージがわかってもらえるでしょうか


笠置駅はワタクシにとって思い出深い駅なんです。ワタクシが小学校3年生、4年生頃にSLブームが起こりました。
日本全国の国鉄からSLが運行を終えるとなった時、老若男女問わず消えゆくSLを追いかけて別れを惜しんだんですね


ワタクシが鉄道に興味を抱いたのもその頃です。そして、D51が牽引する列車で笠置駅まで来たことがあるんです。
ワタクシの記憶にある笠置駅の姿は、当時と何も変わっていませんでした


笠置駅の北側(この写真だと左側)には木津川の河川敷が広がっており、河川敷はキャンプ場として利用されているんです。
この日も数多くのテントが貼られていました。満開の桜を眺めながらのキャンプというのもいいでしょうね


かつて関西本線が名古屋と大阪を結ぶ幹線だった時代の名残りで、笠置駅のプラットホームは長大な列車が停まることが出来る様に、
長いホームになっています。しかし、今ではこの長いプラットホームに1両もしくは2両編成の気動車が停まるだけです。
ワタクシは「没落した旧家」の姿を見ているような気持ちになるのです


JR西日本は亀山〜加茂間の廃線も検討しているようで、笠置駅も近い将来は無くなってしまうかもしれません。
仕方ないことと言ってしまえばそれまでなのですが、美しい桜に包まれたこの駅が無くなってしまうのは悲しいです


ではでは、列車がやってくる時間が近づいてきました。ワクワクしますね

使用したカメラ:2〜4枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


日本各地のローカル線が廃線になってきましたし、今後はさらに廃線になる路線が増えていくことでしょう。
進む過疎、少子化による通学生の減少、モータリゼーションによる鉄道離れなどローカル線の未来は暗いです。
私はローカル線を観光資源として活かす術がないのか、模索してほしいと願うばかりですわ。



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