よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

熊野古道の道標-和歌山県湯浅町

2024年04月02日 | 和歌山
Yuasa Town, Wakayama Pref.

さてさて、道成寺を後にしたワタクシ達ですが、大阪への帰路に和歌山県湯浅町に立ち寄りました。
湯浅は熊野街道の要地にあたり、その史跡も一部残されており、古い歴史を持つ町です。
又、自然に恵まれた良港であり、各地との交易が盛んで出船・入船が多く、周辺産物の集積場として経済上の中心地でもあったんです。
ワタクシも相棒の「今でも晴れ男さん」も、この町の佇まいが好きで、久々に散策することにしたのです


JR紀勢本線湯浅駅のすぐ横に駐車場があったのを覚えていたので、湯浅駅に向かって駐車場に車を停めました。
しかし、その後湯浅駅の駅舎を見てビックリ。新しい瀟洒な駅舎に変わっていたんですよ。
以前の古い駅舎は趣のある駅舎だったのですが、その駅舎も素晴らしい再利用をされていたんです。
旧駅舎についてはまた後に触れるとしまして、湯浅町の散策に向かうとしますね


今では新聞も斜陽産業の一つです。全国紙・地方紙すべてをあわせた新聞発行部数のピークは1997年の5376万部なのですが、
現在は2000万部台へと転落しました。もう紙媒体の新聞は近い将来、消滅するでしょうねぇ。
ワタクシのように50年以上にわたってスポーツ紙を愛読してきた者にとっては寂しい限りですが、
今の時代、スポーツ新聞を読んでいるのはオッサンだけですものね


熊野古道沿いに造られた大きな道標がありました。天保9年に造られたということですから、
天保の大飢饉だとか大塩平八郎の乱だとかモリソン号事件だとか、幕末の動乱期の真っ只中ですねぇ。
左側には「きみゐでら(紀三井寺)」、右側には「すぐ熊野道」と書かれていますな


この辺りから白壁の土蔵、格子戸や虫籠窓など歴史を感じる家並みが残るエリアが広がっていまして、
平成18年に文部科学省から、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました


湯浅の町を初めて訪れたのは20年ほど前のことだと思いますが、年々、町並みが整備されてきたように思います


立派な「見越しの松」がありました。「粋な黒塀 見越しの松に 仇な姿の 洗い髪…」なんて歌詞の歌がありましたね。
確か『お富さん』という歌でしたが、子どもの頃は歌詞の意味が全く分かりませんでした


ノスタルジックな湯浅の街並みですが、現在も往時のままの町割は、比較的広めの「通り」と、
「小路小路(しょうじこうじ)」と呼ばれる入り組んだ路地からなるんですよ


ではでは、湯浅の町をゆっくりと散策するとしましょうかね

使用したカメラ:1、5、7枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


重要伝統的建造物群保存地区は全国に127ヶ所あるのですが、和歌山県はここ湯浅だけなんですよ。
ちなみに数が多いのは石川県が8ヶ所、京都府が7ヶ所なんですね。
なお、山形県、東京都、神奈川県、熊本県には一つも無いんです。山形はちょっと意外な気がしますね。



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