よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

ハンガリー・オーストリア旅行記:7日目(その11)-「夜の街へ」:・ウィーン

2022年06月29日 | 海外旅行ーオーストリア
Wien, Austria

さてさて、夕食を食べてホテルに戻り、少し休憩をとった後、家人はホテルで荷物を整理したり、
ゆっくり過ごすことにしたのですが、ワタクシは夜の町に繰り出すことにしました。
と言っても、夜の歓楽街で遊ぶのではなく、夜のウィーンの町並みを写真に撮りたいと思ったんです


日没が遅い夏の欧州ですが、8時過ぎには漆黒の闇となっていました。
ホテルに近いトラムの駅から、ワタクシは旧市街地へと向かって行ったのでした


トラムの車窓には夜のウィーンの街が広がっていました。大好きになったウィーンの街とも翌日はお別れです


ウィーンの中心部でトラムから下車します。外国に旅行に行く時、気になるのはその国の治安です。
特に夜というのは、昼間以上に危険に遭う可能性が高いのは日本と同じです。
ワタクシは海外で犯罪に遭ったことはなく、危険を感じたのは中米のベリーズという国で
明らかに麻薬常習者と思われる大柄な人物に「なぁ、1ドルくれよ。たった1ドルでいいんだぜ」と近寄ってこられた時だけです。
(この時は近くにいた警官が警棒で殴って追い払ってくれました)


ウィーンは治安の良い町で、危険や不安を感じることは全くありませんでした。
とはいえ、自分の身を守るために背中に背負うザックには財布やスマホは絶対に入れません。必ずズボンのポケットに入れます。
ワタクシが履くズボンは登山用のもので、ポケットの中のものを落とすことがないようにチャックがついているので
まずスリの被害に遭うことはないはずです


そして、不必要な現金は持って行きません。そして、「こいつは金を持っているやろうな」と思われるような、
高価なブランド品の服などは絶対に着ることはないのです。そもそも、高価なブランド品の服を持っていないのですがね


アジアとヨーロッパを旅行すると、大きな違いを感じることが一つあります。
それはタイであれ、ベトナムであれ、台湾であれ、アジアの国ではどこも早朝から飲食店が開店しており、大いに賑わっていました。
朝早くから人々は活発に活動しています。京都や奈良の観光地に行っても、朝一番に動き回っているのはほとんどがアジア人です


一方、ヨーロッパでは早朝は驚くほど静かです。8時頃になってやっと町が目覚め始める気がします。
その代わり、夜は遅い時間まで飲食店や居酒屋が賑わっています。
明らかに朝型のアジア人、夜型のヨーロッパ人という違いを実感します


アジア諸国は農耕民族の人が多いです。農耕民族の暮らしは太陽の動きに連動します。
夜明けとともに農作業を始めるので、早起きという習慣がDNAに受け継がれているのでしょう。
一方、ヨーロッパは狩猟民族です。野生動物からの襲撃に備え、夜でも見張りをする人が必要ですし、
他部族との抗争があれば夜襲の警戒もしなければなりません。
そんなことを考えながらワタクシは夜の町を歩いていたのでした。

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


旅の最後の夜でした。ウィーンを去るのが、本当に名残惜しく感じました。
この街は旅に行く前に予想していたよりも、遥かに魅力的で成熟した街でした。
ウィーン、ブダペスト、プラハ…中欧にはなんて素敵な街が多いのでしょうか。



ブログランキングに登録しています。こちらをクリックしたいただくと嬉しい限りです。
写真日記ランキング
面倒ですが紋をクリックした後は、ブログランキングのページが開くまでお待ちくださいね