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きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

グラン・トリノ

2010年10月16日 | アメリカ・イギリス
グラン・トリノ(原題:GRAN TORINO) 2008年
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、コリー・ハードリクト、ブライアン・ヘイリー

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グラン・トリノって車の名称だったんですね
フォード社製のヴィンテージ・カーの名称

上映されてた時からともかく皆さまが絶賛されるので、いつか観ようと思っていました

想像してたのと違いましたね
勝手に、すごい超大作映画をイメージしてたんだけど
うん、違いました
でもイメージしてたのより遥かに面白かったです

頑固なウォルト爺さんが暮らす家とタオが住むお隣や、ご近所や
すごく狭い範囲で起きてる話なんですよね
そして敵はすごい相手かと思いきや、ただの街のチンピラで

でも、古き良きアメリカを生きてきた誇りや
朝鮮戦争で戦った苦悩や
たくさんの移民してきた人たちや
人種の隔たりや
父親の姿や
あまりにも深くてたくさんのテーマが含まれてて驚きです

芝を刈り
道具を使って何でも修理して
車を洗って
年老いた犬と毅然と頑固に暮らしてて
ウォルトの暮らしぶりがすごくいいのよね

最初は俗世間から浮いている変わり者かと思ったけどそうじゃなかった
悪口を言い合いながら信頼しあってるイタリア人(?)床屋の友人がいるし
タオ仕事を斡旋する知り合いもいる
タオに口のききかたを教えるところなんて最高よね
悔しいけど、ちょっと女では太刀打ちできないカッコよさでした
ビールと料理につられてお隣にお邪魔しちゃうとこや
モン族の人の義理堅さに困惑するところも可愛かった
偏屈で頑固爺さんだけど、だからこそちゃんと人を見る目があるのよ

ラストはチト見事過ぎるんじゃないかと思いますけど(戦場じゃないんだし)
ずっと持ち続けてきた戦争の罪悪感をきちんと決着をつけたのね
それまであんなに武器を持って脅してたのに
最後は武器を持たなかったということの意味は深いよね
思わず、そうくるかー!と唸ってしまいました☆

死に様を見せるってあると思うんですよね
人はいつか死ぬから
こんなにカッコいい親父(爺ちゃん)を持ちながらウォルトの息子や孫たちはバカだよね

面白い映画でした☆

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妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた
そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う
やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (tarujo)
2011-03-01 00:24:34
るぴなす様

強くて屈しない男で、銃を見せたりするでしょ。
ラストへの伏線が張られているのに
初めて観たときは、「あ~、そうなんだぁ~」。
イースドウッドが芝生の上に仰向けに倒れた姿を
俯瞰で撮っていて、その手に、あのライターが
握られているのには「まいった!」でした。

本当によくできた映画で、感動しました。
少年が男になる物語であり、
戦争体験を持つ頑固なアメリカ人の贖罪。
自分の死をいかすことで人を救う凄さ。
唸るしかないです。

グラン・トリノをタオにプレゼントして、
孫にあげなかったのが、また、良かった。
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Unknown (ルピナス)
2011-03-04 22:10:45
tarujoさん☆

イーストウッド氏は精力的に映画を取り続けてますよね
嬉しい限りです

本当にいい映画でした~♪
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