きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

ちはやふる -上の句-

2016年04月18日 | 日本



「青春全部かけたって俺はあいつに勝てない」
「かけてから言いなさい」


名言だな。


観たい映画の候補にはなかったんだけど評判がやたらと良いのですよ。
なので「ちはやふる -上の句-」観てきました。

うん、面白かったです。

競技かるたの少女漫画が人気だってことは知ってたけど原作未読。
10年も連載が続いてるらしいから、実写化するのは難しかったと思うけど、
知らなくても何の問題なく楽しめます。

競技かるたは競技っていうくらいだからスポーツなのね。
決めては聴覚と反射神経、そして集中力かな。

あることがきっかけで運から見放された太一(野村周平くん)が
クライマックスで攻めるんですよね。
(運命戦って本当にあるのかな)
運を呼び込む(流れが来る)っていうのは競技には不可欠なもので、
大会の緊迫感を充分に楽しめます。
スローモーションが効果的に使われててドキドキ。

高校生の恋愛の要素も当然あります。
でも、そのさじ加減が丁度良いんですよね。
爽やか。

お金持ちでイケメンで秀才でスポーツ万能の太一が、実はコンプレックスを抱えながら千早を想い続けてるところが共感しまくりで、野村くんが可愛いわぁ。

主人公は圧巻の広瀬すずちゃんで、
高校に入ったらかるた部作って強くなって全国大会に行く!!!
千早(すずちゃん)はただその一念だけで動いてて、一直線が気持ちいい。
全力を出し切って戦い終わった後の抜け殻の状態は笑うしかないです。

全編を通して貫いてるのが彼女のまっすぐさと一生懸命さなんだけど、
彼女の内面として描かれてるのはそこだけで、
実は物語的に主軸になってるのが、太一のコンプレックスや、机くんの葛藤で、
ちゃんとかるた部のメンバーが主人公になってる。

「あなたじゃなきゃだめ」っていう机くんの葛藤ってさ、
自分の高校生の頃をちょっと思い出しちゃいましたよ。
友だちとの関係で似たような葛藤があった気がする(遠い目、、)
可愛かったなぁ、、自分を肯定できるかどうか、成長過程で必ず通るところなんだろうなぁ。

幼なじみの新とのエピソードは原作未知からするとピンとこないんだけど、
これは下の句で生きてくるんでしょうね。

ただ、かるた部を作って一生懸命練習して、
あっと言う間に強くなって全国大会に行っちゃった気がしたけど、
そこはいいのかな?(笑)

下の句は松岡茉優ちゃんが最強のライバルとして登場。
そして新くんの話がメインになってくるのかな。

新くん(真剣佑)って千葉真一の息子さんなんだって。
まっけんゆうって読むんだって、どこまでが名字で名前?
びっくりなイケメンさんです。



◆ちはやふる -上の句-  2016年

監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず、野村周平、真剣佑、上白石萌音、矢本悠馬、徳永悠希

暗殺教室~卒業編~

2016年04月06日 | 日本


「暗殺教室」に続いて、「暗殺教室 卒業編」を観てまいりました。

不思議よね、何のご縁か、
明らかにこの映画を観る層ではないわけで、
ニノが殺せんせーの声をやってると知って急遽映画館に足を運んだ前作。
少年ジャンプのアニメだよなんて言われても知らない世界だし、
暗殺と教室が繋がる単語は意味不明で物騒。
そんなワタクシが楽しく2作品を無事観終りました。

世代じゃない私目線からのポイントは
「タコ型超生物の殺せんせーのリアリティ」

それは前作の感想でも書いたけど、
ともかく殺せんせーが愛らしくてキュート。
水に弱くてすぐぶよぶよになったり、
ビッチ先生の胸の谷間を愛でながらお茶をすすったり、
器が小さくて「バーカバーカ」と叫んだり、
合間合間で出てくる殺せんせーのギャクがテンポが良くて面白い。

今回は死神と呼ばれた人間だった頃の殺せんせーが
なぜタコ型超生物になったのか、
そして、なぜE組の先生になったのかというエピソードも明らかになった。

まあね、漫画っちゃー漫画だからね。
あんまりそこのストーリ展開の整合性にあれこれ思うってことはないんだけど、
そんなに違和感ないっていうか、
そこがすごいんじゃないかって思うんですよね。
私がそう感じるってのが。

無事に暗殺を終える瞬間。
ちょっと涙ぐんでしまいました。


ある意味現代版金八先生なわけです。
殺せんせーがちゃんと金八先生してて、
生徒に慕われてて、
落ちこぼれの生徒たちがそれぞれ自分の将来に夢を持って、
渚もちゃんとせんせーの意志を継いでラストを迎えたもんね。

しかし、柳沢、怪物に変身し過ぎ(笑)
触手生やし過ぎ(笑)
CGがリアルで結構怖かった。
殺せんせーのシンプルなフォルムと
怪物になった柳沢のグロさがあまりにもな対比で
2人の対決は笑うしかなかった。

ニノちゃんファンとしてはあんまりこの映画で彼を誉めたくないんだけど
(おいしいとこもってきすぎ←)
すいませんね、ファン目線の発言になっちゃうかもしれないけど
ニノの存在が利いてたなー。

声でここまで殺せんせーを演じられるって凄いと思う。

ジャンプで連載されてた原作がほぼ映画と同時にラストを迎えたんだそうで、
原作者の松井優征さんがなるべく二宮くんのイメージにならない様に描いたのに、
実写の死神があまりにも原作に似てたので驚いたとおっしゃってました。

最近、ニノって天才かもってマジで思い始めてます。



暗殺教室~卒業編~  2016年
監督:羽住英一郎
出演:山田涼介、菅田将輝、山本舞香、知英、椎名桔平、桐谷美玲、成宮寛貴、二宮和也

1年後に地球を破壊すると宣言しながら、椚ヶ丘中学校の落ちこぼれ学級3年E組の担任となった殺せんせーと、政府から殺せんせーの暗殺依頼を受けた生徒た ち。新学期を迎え暗殺のタイムリミットが迫る中、同じクラスの茅野カエデが暗殺者として正体を明かす。それを受け、殺せんせーは自らの過去を振り返る。