きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

新感染 ファイナル・エクスプレス

2017年09月22日 | 韓国



わたくし、ゾンビ映画の経験は「アイアムアヒーロー」のみ。
元々そういう系に興味はないんですけど、

いやー凄かった!

めちゃくちゃ面白かった!


韓国映画でグロいのは山のようにあるけれど、ゾンビものって珍しくないですかね。

町の中を逃げ回るよりも、KTXの列車の中でというのも簡潔でわかりやすかった。
逃げる人たちも限定されるから、いったい何人が生き残って釜山までたどり着くのか、
ハラハラドキドキのパニックムービー、容赦なかったですね。

野球部の可愛いカップルも、
ご年配の韓国のおばさん姉妹も、容赦なし。
ゾンビ化した人は急変して恐ろしい風貌になるんだけど、
韓国のおばちゃん姉妹のお姉さんは、ゾンビになっても人の良さと優しさが残ってて泣けました。

ゾンビよりも人間の方が怖いって思ったけど、
あの自己中のおじさんも、家でお母さんが自分を待ってるから絶対に生きて帰りたかったんだね。

父と娘の話でもあり、
父親になろうとしているカップルの話でもあり、
いくつになっても息子として母を思う
結局人間の話なんですよね。

最後の最後、トンネルの中でのことは、
まさかそういうラストが用意されてるとは思いもしませんでした。

泣けるゾンビ映画、面白かったです。




新感染 ファイナル・エクスプレス(原題:부산행)  2016年  ☆☆☆☆☆
監督:ヨン・サンホ
出演:コン・ユ、チョン・ユミ、マ・ドンソク、キム・スアン

別居中の妻がいるプサンへ、幼い娘スアンを送り届けることになったファンドマネージャーのソグ(コン・ユ)。夜明け前のソウル駅からプサン行きの特急列車KTX101号に乗り込むが、発車直前に感染者を狂暴化させるウイルスに侵された女性も乗ってくる。そして乗務員が彼女にかみつかれ、瞬く間に車内はパニック状態に。異変に気づいたソグは、サンファ(マ・ドンソク)とその妻ソンギョン(チョン・ユミ)らと共に車両の後方へ避難する。やがて彼らは、車内のテレビで韓国政府が国家非常事態宣言を発令したことを知る。

忍びの国

2017年09月22日 | 日本
やっと書けるかな。
大野ファンとしてはガチすぎて映画の感想が非常に書きにくいわけでして、
公開初日7/1の舞台挨拶同時生中継鑑賞から始まり、
トータル6回鑑賞し、なのに、今だにレビュー書けずにおります。
理由はないんだけど、岡田くんの「関ヶ原」と一緒にレビューをアップしようと決めておりました。





原作者の和田竜さんはそもそも映画のシナリオとしてこの作品を書き、
その後小説になったものを読んだ中村監督が映像化したいと話を持ちかけたというもの。
キャスティングは白紙で始まったものが大野智主演に(中村監督とは怪物くん繋がり)
主役の無門が、まるで彼を当て書きしたようなキャラクタなんですよね。
それくらいにはまり役。
巡りあわせとはいえ、不思議でなりません。

ひと言でいうと面白かったです。
良い意味でのB級映画テイスト、
ゆるーく楽しめる部分と緊迫感がよい具合に混ざり合ってます。
チープさも含めた娯楽エンタテイメントとして上手く作られた作品じゃないかと思ってます。

脚色はあるとしても、基本的には史実に基づいた話で、
そのあたりを、歴史に疎い人が前情報なしでぶっつけで観たとしてもちゃんと理解できるように、
丁寧に説明されてました。
(関ヶ原と対極の描き方、同じ戦国ものとはいえ比較できないジャンルですけどね)

その分、前半が間延びした印象があります。
でも忍者たちが大挙して集まってくるあたりからラストまでは一気に面白いです。

中盤あたりで、上忍(無門の雇主)の策略であったことがわかってくると、
最初から確認したくなってくるんですよね。
百地三太夫(立川談春)やでんでんさん、きたろうさんの悪人面が良かったっすね。
正直、2回目を観た時が一番面白かった。

悩み深いお坊ちゃま、信長二世の知念くんも良かった。

原作は最後に無門と信長が対峙するのですが映像では信長は出てこない。
監督さんのインタビューでは今回キャスティングされた人たちが怯えるような俳優がいなかったからだそうで、なるほど納得です。

天正伊賀の乱が題材ですが、物語の骨格は無門が成長する話。
虎狼の族として生きてきた無門が人としての情を知る話。

無門と下山平兵衛の川のシーンは息もできないくらいの緊迫の一騎打ちで、
あそこまでの激しい接近戦は他ではあまり観られないのでは?
闘っているうちに無門が何かを悟っていくのがわかるんですよね。
無門の冷たい目にゾクゾクしました。



そしてラストの絶叫ね。
いい役者なんですよー(我ながら、笑)

公開して2ヶ月以上過ぎてまだ上映している映画館があるんですよね。
ロングラン嬉しい限りです。
195万人を突破したという情報もありました。おめでとうございます。

おーちゃんファンとしても、映画ファンとしても楽しめる作品で良かったです。




忍びの国  2017年
監督:中村義洋
出演:大野智、石原さとみ、鈴木亮平、知念侑李、立川談春、伊勢谷友介
原作:和田竜

戦国時代、忍びの国として名高い伊賀。超人的な戦闘能力を誇り、虎狼の族と呼ばれる伊賀忍者の中でも特に腕の立つという無門(大野智)は、怠惰な日々を過ごしては妻・お国に稼ぎのなさを叱責されていた。ある日、織田信長の次男・信雄が父ですら手出しするのを恐れていた伊賀への侵攻を、独断で開始する。無門に弟を殺されて伊賀への復讐(ふくしゅう)を果たそうとする下山平兵衛、伊賀の重鎮・百地三太夫や下山甲斐をはじめとする忍者たちの思惑や野望も入り乱れる戦いに、いつしか無門ものみ込まれていく。

関ヶ原

2017年09月22日 | 日本
関ヶ原の戦いがあった9/15に観てきました。




当日はツイッター上で #関ヶ原2017 というタグでたくさんの実況中継2017版が呟かれて
一日遊べました。ちょっと病みつきなる楽しさ。
来年も楽しもっかな、もしかして来年こそ西軍が勝利したりして←(ない)

大一大万大吉
「1人が万民のために、万民は1人のために尽くせば、天下の人々は幸福(吉)になれる」
石田三成の旗印。

この文字が印刷されたTシャツを着たおっちゃんが一人で観にきてましたよ。
三成のファンなんですかねー。

百戦錬磨の武将たちのなかで、三成は机上の理論を展開する役人肌で、
人望のない人というイメージだったけど、
平和の世を願う、不器用で義を重んじる武将として描かれてました。

対する家康を演じる役所広司の老獪な古狸な感じが嫌らしくて良かった。
ポッコリお腹で(絶対本物じゃないよね)
今夜の伽は誰にするかなんて、その頃いい年齢だよね、ギラギラしてて良かったですわー。

大勢のエキストラが参加しての合戦の様子はがスクリーンで観られて面白かったし、
武将が馬上で背中に母衣を膨らませて滑走する場面は迫力あった。
面白くなかったわけではないのです、149分退屈しないで観ておりました。

でも、いくら関ヶ原の戦いにスポットを当てたと言っても、
大河ドラマで1年かけて放映するような大作を2時間そこそこで描くってことは
大変なことではありますよね。
歴史に詳しくない人には理解しにくいんだろうなって思った。

それに結構な早口で会話するので、理解できないわけじゃないけど、字幕があったら有難き幸せだったかも。

予想外だったのが、忍者が(特に女忍者)の比重が大きかったこと。
「人とも女とも思って下さるな」という初芽(有村架純)と三成の純愛が、まさかこんなにクローズアップされるとは。
家康側にも「阿茶」と命名される女忍者がいい働きしてたし、
もしかして、、、大野くんの「忍びの国」を意識した?←(ない!)

そーいえば、最初に現代の場面がでてきたよね。
誰かが一人称で振り返って語ってるようなところもあった。
そのあたりはちょい中途半端だったかもです。

と、あまり褒めてない書き方ですけど面白かったんです。
説得力ない?(笑)

だって関ヶ原の戦いのあった日に映画「関ヶ原」を観たんですよ。
面白かったに決まってる!☆




関ヶ原  2017年
監督:原田眞人
出演:岡田准一、平岳大、有村架純、東出昌大、滝藤賢一、役所広司

豊臣秀吉の死後、豊臣家への忠義を貫く石田三成(岡田准一)は、天下取りの野望に燃える徳川家康(役所広司)と対立を深めていく。そして1600年10月21日、長きにわたった戦国時代に終止符を打った歴史的合戦「関ヶ原の戦い」は、早々に決着がついた。有利と思われた三成率いる西軍は、なぜ家康率いる東軍に敗れたのか。

何者

2017年09月22日 | 日本



いやぁ、面白かったわー。

映画観終って、朝井リョウさんの原作読んで、も一回映画観た。






ツイッター(SNS)というツールが絡んで生まれる、今だからこその物語のように感じがちだし、
就活がテーマでもあるんだけど、

実は、
自分が何者であるかという葛藤とか、
仲間同士の関係性や、
自分の立ち位置で悩んだりとか、
 
もー、永遠のテーマじゃないですか!

誰でも絶対身に覚えがあって、
思い出して心が疼く感じ、あると思う。

誰も自分のことなんか見てくれない、
10点でも20点でも出せる自分を、自分自身で認めながら生きていくしかないんだよ
っていう瑞月の言葉は、
社会に出ていつの間にかわかっちゃったって言うか、
いつの間に理解したんだろなぁ、、

あぁ、大人になるってつまらないけど、楽だ(笑)

さらに、ツイッターという不思議なツールが絡んでくるから面白い。

思ってる以上に情報収集ができる便利なものだと私は思っていて、
世界に発信してるし世界中の人が閲覧できるものでもあるけど、
実は仲間内でやってる井戸端会議的な要素の方が強くて、
(たいていのツイートはそんなにたくさんの人に見られてない)
短い文章からその人の本質が見え隠れするし、
特に素性を明らかにしないで匿名性のあるアカウントは人間の裏側が露わになる恐ろしいツールなんだよね。
「ホラー」だとか「サスペンス」だとかっていうってレビューがあって謎だったんだけど、
その部分だったんだな。

配役もドンピシャでしたね。

コータロー役の菅田くんの、天真爛漫でみんなに好かれるいい子な感じと、
岡田将生くんのくせもの感と、
二階堂ふみの意識高い系のちょっと痛い女子感、
有村架純のおとなしいけどグサッとくる意見を言っちゃうとことか、
そして主人公の二宮拓人(佐藤健)

最後にわかったんだけど、彼は就職浪人だったんだね。
他人のダメなところに目がいく発言は、自信のなさ弱さ。
(それを批判できる人いる?)

ラストが原作と映画でちょっと違ったけど、
きっと彼も内定出るよって思った。
頑張れーたくと!



何者  2016年  ☆☆☆☆☆
監督:三浦大輔
出演:佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之
原作:朝井リョウ「何者」(第148回直木三十五賞受賞作)

就職活動の情報交換のため集まった大学生の拓人(佐藤健)、光太郎(菅田将暉)、瑞月(有村架純)、理香(二階堂ふみ)、隆良(岡田将生)。海外ボランティアの経験や業界の人脈などさまざまな手段を用いて、就活に臨んでいた。