きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

フライ,ダディ,フライ

2013年04月27日 | 日本
大切なものを守りたいんだろ
おっさん
本物の勇気を感じることができたら
闘わなくたってこっちの勝ちだ


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これはファンタジー映画だよなぁ

愛する娘を暴行された父親が
ひと夏トレーニングをして肉体改造をして
犯人に復讐する話
相手が有力な政治家の息子で抗えないってことから始まるんだけど
普通に考えるなら警察に訴えるよね

でも、違うの
これはファンタジーだから

岡田准一演じるパク・スンシンという高校生に力を借りてトレーニングを積み
彼と心の交流をしながら
様々な束縛から解き放たれて純粋にトレーニングに励む
夕日をバックに木の上で二人で話す場面はなかなか絵になって素敵でした

スンシンも子供の時にいわれのない暴力を受けて心に傷を負ってた
その恐怖心を克服したくて体を鍛えてきたけど
本心は闘う(暴力)というものから解放されて空を舞いたいと願ってる
そして本当は誰かに守られたかったという思いを持ち続けてる
誰かとは、家を出ていたお父さんのことよね

ラストがね
相手のボクシングチャンピオン、なんでそんなにあっさりダディにやられちゃうかな
ファンタジーとはいえ
ちょっとあっけなかった

韓国版の「フライ、ダディー」はずいぶん前に観たけど
ほとんど同じ展開だったような気がします
バスのエピソードもそのままだった
オリジナルは日本で、韓国がリメイクだったんですねぇ

韓国版はお父さんのイ・ムンシクの肉体改造が本当に凄くて
  ⇒ フライ、ダディー
決闘場面も何度も何度のくらいついてくカンジ
お父さん頑張って復讐しましたっていうシンプルな話だったような気がする

日本版はおとうさんはもっといろんなものから解き放たれて
最後は風に乗って飛んで行きそうな感じで終わった
(ホントに飛んじゃったらどうしようかと思っちゃった)



フライ,ダディ,フライ  2005年
監督:成島出
出演:堤真一、岡田准一

郊外のマイホームで家族と幸せに暮らし、仕事も順調だった平凡なサラリーマン・鈴木一。だがある日、彼は衆議院議員の息子で高校総体2年連続制覇中のボクサー・石原に、高校生の愛娘・遥を傷つけられてしまう。反省の色を見せない石原に対し復讐を誓う鈴木だったが、情けないことに勇気も腕力もゼロ。そこで、彼は40日間の長期休暇を取って、偶然知り合った高校生・朴舜臣とその仲間・ゾンビーズに戦い方を教えて貰うことになる。


魍魎の匣

2013年04月22日 | 日本
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原作は未読
出だしを観て、オドロオドロ系かと期待したけど
登場人物が多くてわかりにくい
堤真一、阿部寛、椎名桔平が交わす会話が長くてめんどくさい
こんなに豪華なメンバーなのにね

ひと言で言うと
肩もみしてもらってるのに、ことごとくツボが外れてて
もったいない!
せっかくの肩もみなのにーって気分、、、のような作品

匣に入った手足のない少女
猟奇的で怖いテーマなのに
交わされる会話がドタバタしててコミカルで
バランスがわからん

終戦後の時代背景が良く出てて映像が綺麗だった
匣の建物も面白くて
人間の人体を操作するという
魍魎な話を描くだけの準備は充分なのに
なんか残念だったなぁ

実は宮迫さんが見たくて選んだ作品だったんだけど
斜めに被った帽子がなかなかお似合いでした



魍魎の匣  2007年 
監督:原田眞人
出演:堤真一、阿部寛、椎名桔平、宮迫博之、田中麗奈、黒木瞳、柄本明
原作:京極夏彦

戦後間もない東京で、美少女連続殺人事件が発生。引退した元女優・陽子(黒木瞳)の娘も姿を消し、探偵の榎木津(阿部寛)が行方を追うことになる。一方、作家の関口(椎名桔平)と記者の敦子(田中麗奈)は、不幸をハコに閉じ込める教団に遭遇。榎木津、関口、敦子らはそれぞれの謎を胸に、京極堂(堤真一)の元へ集まってくる。

大木家のたのしい旅行

2013年04月22日 | 日本
新婚地獄篇ってことは
天国篇とかもあるのかな?
いやいや、銀婚式地獄篇とか←ウチだ
金婚式地獄篇とか(笑)

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面白かった
振り返ってはいけない地獄の一本道を歩いてる場面のシュールさに
大笑いしちゃいました

地獄に長く住んでると、黄色だった顔が青くなったり赤くなったり
赤くなると全部忘れて感情がコントロールできなくなるってくだりは
最初は何か深い意味があるのかなぁと思ったけど

結局のところ、そんなに深い話をしたいわけじゃないみたいで
単純に楽しいストーリだった

コメディではないんだけど
新婚なのに慣れ合った男女の
竹野内豊と水川あさみが交わす言葉が
なんかどこかくすぐるっていうか
竹野内豊のこういう役を初めて見たけど面白かった~

最初は地獄へ行った感じがすごくあったんだけど
考えてみたら普通に海外旅行だよね(笑)
だって、日本の常識と全く違うことは普通にあるし
そこは危ないから行かない方がいいっていう場所もあるし
意志が疎通できないって当然あるしね

「いつか私たちを生んでね」っていうのがすごく気になった
そこが感動ポイントになるのかと思ったけど
意外とそうでもなかったですね

なくなってた炊飯ジャーが地獄にあったエピソードが
どういう意味なのかさっぱりわかんないんだけど
最後に仲よく炊飯ジャーを買ってるってことは
これからの二人の暮らしを象徴してるのかな?

だいたい、何の迷いもなく地獄に旅行に行っちゃうこの夫婦っていったい、、
って話だもんね
ほのぼの
のんびり
ふふ、楽しかった~♪




大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇  2010年  ☆☆☆☆  
監督:本田隆一
出演:竹野内豊、水川あさみ、荒川良々、橋本愛

大木信義(竹野内豊)と妻の咲(水川あさみ)は新婚にもかかわらず、すでに倦怠(けんたい)期を迎えているような状態。新居に引っ越しをしてみたものの雰囲気が良くなることもなく、痴話げんかが絶えない2人は、ある日、近所のスーパーの怪しげな占い師(樹木希林)の勧めで、1泊2日の新婚“地獄”旅行(温泉付き)に行くことにする。

奇跡

2013年04月22日 | 日本
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「歩いても歩いても」で静かに感動したので是枝監督作品を観ることにしました
阿部寛、夏川結衣、樹木希林、原田芳雄
笑っちゃうくらいに「歩いても」メンバーが全員出てます(笑)
他にもいい俳優がたくさん出てるけど
主役は子供たち
まえだまえだの兄弟
この二人が上手かったねぇ

まるでドキュメント映画を観ているようで
昔観た「誰も知らない」に作風がより似ている

お兄ちゃんは2時間の間にちょっと大人びた気がする
弟クンもね
何にも知らなさそうでいて、本当はすべて見通してるんじゃ?って思っちゃう
とても自然体に演じてます

淡々と観ちゃいましたケド
最後感動しちゃった

奇跡は起きたのかな

でも、この子たちが生きている世界は
もうそれ自体が奇跡なんだとも言える

家族で一緒に暮らしたいから
桜島の噴火を願ったお兄ちゃんは
人類の平和を選んだんでしょ?

そして弟クンは、、

良い終わり方だったなぁ



奇跡  2011年
監督:是枝裕和
出演:前田航基、前田旺志郎、大塚寧々、オダギリジョー、夏川結衣

九州新幹線が全線開業の朝、博多から南下する“つばめ”と、鹿児島から北上する“さくら”、二つの新幹線の一番列車がすれ違う瞬間に奇跡が起きて願いが叶う。そんな噂を耳にした小学6年生の大迫航一(前田航基)は、離れて暮らす4年生の弟・木南龍之介(前田旺志郎)と共に奇跡を起こし、家族4人の絆を取り戻したいと願う。二人の両親は離婚し、航一は母・のぞみ(大塚寧々)と祖父・周吉(橋爪功)、祖母・秀子(樹木希林)と鹿児島で、龍之介は父・健次(オダギリジョー)と福岡で暮らしているのだ。兄弟は、友達や両親、周りの大人たちを巻き込んで、壮大で無謀な計画を立て始める。

フィッシュストーリー

2013年04月19日 | 日本
フィッシュストーリーが世界を救う、、なんてな

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僕の孤独が魚だとしたら
そのあまりの巨大さと獰猛さに
鯨さえ逃げ出すに違いない


1953年
1975年
1982年
1999年
2009年
2012年

年代があっちこっち行きつ戻りつ
多分最後に繋がるんだなと思いつつ
最初あたりはさっぱりわかんないからちょっと我慢が必要かも
不思議な映画だったけど
最終的には面白かった

最後に時系列にわかりやすくつなげてくれたので
気持ちよく終われました

多部ちゃんの百面相が可愛かったなぁ

逆鱗というバンドが本当に存在してるみたい
伊藤淳史のベイシストぶりが本物に見えたもん
音楽シーンのある映画って楽しいね


⇒⇒ 予告編


フィッシュストーリー  2009年
監督:中村義洋
出演:伊藤淳史、高良健吾、多部未華子、濱田岳、森山未來、大森南朋、石丸謙二郎
原作:伊坂幸太郎

1975年、鳴かず飛ばずのパンクバンド“逆鱗”のメンバー4人(伊藤敦史、高良健吾、渋川清彦、大川内利充)は、解散前最後のレコーディングに挑んでいた。そしてときは超え、地球の滅亡まで数時間に迫った2012年、営業を続ける一軒のレコード店から“逆鱗”のあの一曲、「FISH STORY」が流れ始める。


ライジング・ドラゴン

2013年04月13日 | 香港・台湾・中国
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ジャッキーチェンのラストアクション映画
メモリアルな色が強かったのかなぁ

それほど関心のない私でも
それでも全盛期のジャッキーの映画って何本か観てるもんね
彼がどれだけ偉大な映画俳優・アクション俳優であるかはわかります

サンウ目当てで映画を観に行ったものとしては
簡単にレビューーできず
(なんだそのまどろっこしい言い方は、、)

いろんな楽しみがギューギュー詰まってたけど
盛り込み過ぎてそのわりには楽しめず
ストーリも思い入れもできず、、、

でも、素直に「お疲れ様でした」という気持ちになりました
最後のメイキングのシーンが印象的でした

TOHOシネマズ 六本木ヒルズで鑑賞☆



ライジング・ドラゴン  2013年
監督:ジャッキー・チェン
出演:ジャッキー・チェン、クォン・サンウ、ジャン・ランシン、ヤオ・シントン、リアオ・ファン

19世紀に起きたイギリスやフランスの侵攻によって、中国から持ち出されてしまった清王朝時代の秘宝。それは12のパーツから構成されていたが、残る数体の所在が不明となっていた。世界的アンティークディーラーから幻のパーツの捜索を依頼されたトレジャーハンター「アジアの鷹」ことJC(ジャッキー・チェン)は、チームを編成してパリ、南太平洋、中国などを飛び回る。しかし、行く手を阻もうとする謎の敵と対峙(たいじ)。さらに、秘宝とその捜索の裏に巨大な陰謀が隠されていることを知る。


歩いても 歩いても

2013年04月10日 | 日本
人生はいつもちょっとだけ間に合わない

いい映画だった
しみじみいい映画

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歩いてもー歩いてもー

あ、そうか
これはブルーライトヨコハマの歌詞から来てるんだね~

特別な事件が起きるわけじゃない
長男の法事に集まった家族から見える今の暮らし、過去の出来事

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町医者だった夫(原田芳雄)は、仕事をリタイヤした後も厳格で気難し屋
父親とそりの合わない次男(阿部寛)は、実は父親と性格がそっくりなんですよね

母親(樹木希林)は昔、夫の浮気現場で聴いた「ブルーライトヨコハマ」のレコードを
思い出の曲と言って家族みんなに聴かせる
このお母さんの描き方が秀逸なんですよね(さすがの樹木希林さん)

嫁に対してチクッと痛いことを言うし
長男は溺れた子を助けで亡くなったんだけど
助けられた子(今はもう大人)にまた来年の命日に尋ねてきてねと声をかける
家族はもう15年過ぎたんだし彼も辛そうだからいいんじゃないと言うんだけど
母は許してないんだよね
息子がなくなった理由だから

ヒラヒラと飛んできた黄色い蝶を見て長男だと言う

次男と再婚したばかりの妻ゆかり(夏川結衣)は再婚で子持ち
離婚なら恨み合って別れるからいいけど死に別れはいい思い出ばかりだからダメだという母

連れ子の男の子は難しそうな子だなって思ったんだけど
将来ピアノの調律師になりたいと言うのは亡くなったお父さんの職業だったんだね
気難しいおじいちゃんと話をして第二希望をお医者さんにするあたり、素直ないい子なんだ
死んでしまった兎に涙する同級生を理解できなくて笑ってしまうような子だったけど
黄色い蝶を息子だと言って追いかける祖母を見て何かを感じる

樹木希林と夏川結衣が、どこにでもいる平凡なお母さん(妻)なんだけど
女の強さとか強かさを感じた
YOUの娘としてのちゃっかりさも面白かった

どうしてもそりの合わない不器用な父と息子は
一緒にマリノスのサッカー観戦をしようと約束するんだけど
結局叶わなかった

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数年後家族は両親の墓参りにくる
家族が増えていて4人家族なっていた
お父さんは娘に黄色い蝶の話をする

家族としての暮し、親や子への想い、記憶
さりげなく交わす言葉の一つ一つは消えずにその人の中に積み重なっていく

誰もが自分の人生や家族に置き換えて
そして切なくなる
絶対にお薦めしたい映画でした




歩いても歩いても  2008年  ☆☆☆☆☆
監督:是枝裕和
出演:阿部寛、夏川結衣、樹木希林、原田芳雄、YOU

ある夏の終わり。横山良多(阿部寛)は、再婚したばかりの妻ゆかり(夏川結衣)、ゆかりの連れ子のあつし(田中祥平)とともに電車で実家に向かっていた。今日は15年前に亡くなった横山家の長男、純平の命日だった。だが、失業中の良多は気が重い。実家に着いて仏壇に手を合わせた後、良多は母のとし子(樹木希林)、引退した開業医の父・恭平(原田芳雄)、姉のちなみ(YOU)らと食卓を囲み、純平の思い出に花を咲かせる。



ジャージの二人

2013年04月10日 | 日本
宛先 父
件名 和小は
本文 かのうしょう、です

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脱力系コメディ
コメディかどうかはわからないけど
脱力系であることはまちがいない

ジャージ
トマト
携帯の電波
イノシシ
アイスクリーム 
プリクラ
ビデオレンタル

キーワードアイテムとして登場するけど
ストーリに絡む重要アイテムって訳ではありません

「ワケあり父子の何もしない夏休み。」

何故ワケありかと言うと
父は何回目かの結婚生活の危機を迎えているから
息子は、奥さんが若い男に恋してるから

その若い男に恋してる奥さんが軽井沢に尋ねてきて
持参のジャージを着て「ジャージの三人」になりますが
特に意味はなさそうです

その後、妹が訪ねてきて(母親の違う妹)
やはりャージの三人となりますが
これも特に意味はなさそうです
父は友達のいない娘は学校でいじめられているのではないかと心配します

美しい自然の風景の中に立つごく普通のちょい古い家
都会は今日も暑くなりそうだという天気予報を耳にすると思わずガッツポーズの出る暮し
トマトが豊富にあります

近所の遠山さん(大楠道代)が時々訪問してきて物語のアクセントになってますが
これも特に意味はなさそうです
岡田さん(ダンカン)も遊びにきてました

もし、私が今何かにとても疲れていて
忙しくて
精神的にも辛くて
のんびりと暮らしたいと熱望する人であったのなら
ジャージを来た二人の父子のゆったりとした暮らしは
この上ない癒しとなったのかもしれない、、と思ったのでした




ジャージの二人  2008年
監督:中村義洋
出演:堺雅人、鮎川誠、水野美紀

会社を辞めたばかりの32歳の息子(堺雅人)は、54歳のグラビアカメラマンの父(鮎川誠)に誘われ、北軽井沢の別荘に向かう。父の飼うシベリアンハスキーのミロも一緒。別荘というと聞こえはいいが、実態は虫が出る上に、携帯の電波も入らない山奥の山荘だった。二人はそこで、古着のジャージを着て何もしない時間を満喫する。父はひたすらTVゲームで麻雀をし、息子は小説を書こうと持参した原稿用紙に一文字も書けずにいる。息子に浮気をしている妻(水野美紀)から電話が入ったり、隣の遠山(大楠道代)や父の友人岡田(ダンカン)が入れ替わり立ち代わり訪ねては去ってゆく。そんな緩い毎日が過ぎていく。