『euphoria』 CLOCKUP
オリジナル版が2011年、HDリマスター版が2014年発売。
このブランドの中では屈指の知名度と人気を誇るタイトルで、前々から気になっていました。
・シナリオ 60~70点
デスゲームもの?と言っていいのか不明ですが…
目覚めたら妙な首輪を嵌められていて、
理不尽な条件を突きつけられるところから物語はスタートします。
この「条件」が抜きゲーらしく偏っており、
唯一の男性である主人公が5人の女性のうちから一人選び、
ハードなエロ指令をこなしていく…というもの。
エロ指令の内容は、「拷問」と「スカトロ」がメインです。
スカトロ推しのエロゲは初めてプレイしたので、色々と新鮮でした。
全般的に、「下の口から出したものは上の口で回収すべき」という強い意思を感じます。
よほどハートの強いユーザーでない限り、「ウエッ」となるプレイが1つはあるでしょう。
HPの概要もオープニングムービーも、この無機質な白い施設ばかりを映しており、
この中でシナリオが完結するかと思いきや、ここを出てからが本番。
合歓・叶以外の3ヒロインルートでは、何が起こっているのか、かなり曖昧なまま終わります。
特に凛音の変貌ぶりには呆然としたユーザーが多かったはず。かくいう私も…。
何しろビジュアルが一番キャッチー(黒髪ロングでクール系)で、
店舗特典も6種中4種が凛音ですから、彼女目当ての方が多くいたのでは。
最後の最後に至っても「お前が好きなのに、お前のことが何一つわからないよ…」という
主人公のモノローグには涙ながらに頷きました。凛音わからないよ凛音。
しかし結局、真ルートを終わらせた時、心に残るのは合歓(ねむ)です。
残念ながら、ぼんやりネタバレを見た上でのプレイとなりましたが、
それでも彼女の素顔を見たときの衝撃はすごかった。
ただ、合歓ルートでなく叶ルートで合歓とくっつくことになる、というのはやっぱりちょっと…。
叶と凛音はまともなハッピーエンドがないので、
この二人が好きなユーザーは不完全燃焼で終わるかも。
・グラフィック 80~90点
とにかく画力が高い。
立ち絵のスカートの襞まで美しく、見ていて飽きません。
ヒロインそれぞれ、顔も体型も描き分けが成されているのも素晴らしい。
実はよーく見ると、背景や塗りが手抜きだったりするのですが、
優れたセンスでそれを感じさせないのは見事。
卑語連発のスカトロゲーというと、顔グチャグチャの人外体型を連想しますが、
euphoriaはこのシックな色合いで美麗な原画ってのがいいんですよねえ。
・音声 70~80点
喘ぎ声よりも悲鳴が凄まじかった…。
エロゲ声優ってやっぱりすごいな、と再認識させられました。
合歓役の青葉りんごさんが歌うOP『楽園の扉』も素晴らしい。延々聴いてます。
エロゲソングの歌詞って、ゲーム本編の内容を反映したものが多くて好き。
抜きゲーソングなのに、カラオケ(ジョイサウンド他)にまで入ってますよ。
・システム 80~90点
HPを見れば分かるように、様々な気遣いでスカトロ抜きライフをサポートしてくれます。
グロOFF・アヘ顔OFFとか、緊急回避画面とか、このへんはたまに見る機能ですね。
(特にロリコンものとかは警戒心が強め)
めんどくさくて全部デフォルトでクリアしちゃったけど…。
サンプル画面での「汚物OFF」で、失禁はそのまんま描かれてるのが印象的です。
おしっこなんて排泄物のうちに入りません!てことなのか。
総評
特殊な設定で読ませる、隠れ純愛スカトロゲー。
誤解なきように補足させていただくと、あくまで分類としては「抜きゲー」だと思います。
大筋としては面白く読めましたが、色々と粗が多く、その要因は「エロ重視」であるためです。
コンプして冷静に考えると、「あの施設内でのことって必要だったの?」ってなりますし。
あの施設内プレイ中の主人公と、真ルート終盤の主人公ってもう別人ですし。
この美麗なグラフィックでスカトロ&拷問を愉しみましょう、というのが主眼です。
人気も評価も高くて値が下がらないので、シナリオだけに賭けて購入するのは危険かも。
あまり過剰な期待をせず、絵とプレイが好みだと判断したユーザーであれば、お勧めです。
オリジナル版が2011年、HDリマスター版が2014年発売。
このブランドの中では屈指の知名度と人気を誇るタイトルで、前々から気になっていました。
・シナリオ 60~70点
デスゲームもの?と言っていいのか不明ですが…
目覚めたら妙な首輪を嵌められていて、
理不尽な条件を突きつけられるところから物語はスタートします。
この「条件」が抜きゲーらしく偏っており、
唯一の男性である主人公が5人の女性のうちから一人選び、
ハードなエロ指令をこなしていく…というもの。
エロ指令の内容は、「拷問」と「スカトロ」がメインです。
スカトロ推しのエロゲは初めてプレイしたので、色々と新鮮でした。
全般的に、「下の口から出したものは上の口で回収すべき」という強い意思を感じます。
よほどハートの強いユーザーでない限り、「ウエッ」となるプレイが1つはあるでしょう。
HPの概要もオープニングムービーも、この無機質な白い施設ばかりを映しており、
この中でシナリオが完結するかと思いきや、ここを出てからが本番。
合歓・叶以外の3ヒロインルートでは、何が起こっているのか、かなり曖昧なまま終わります。
特に凛音の変貌ぶりには呆然としたユーザーが多かったはず。かくいう私も…。
何しろビジュアルが一番キャッチー(黒髪ロングでクール系)で、
店舗特典も6種中4種が凛音ですから、彼女目当ての方が多くいたのでは。
最後の最後に至っても「お前が好きなのに、お前のことが何一つわからないよ…」という
主人公のモノローグには涙ながらに頷きました。凛音わからないよ凛音。
しかし結局、真ルートを終わらせた時、心に残るのは合歓(ねむ)です。
残念ながら、ぼんやりネタバレを見た上でのプレイとなりましたが、
それでも彼女の素顔を見たときの衝撃はすごかった。
ただ、合歓ルートでなく叶ルートで合歓とくっつくことになる、というのはやっぱりちょっと…。
叶と凛音はまともなハッピーエンドがないので、
この二人が好きなユーザーは不完全燃焼で終わるかも。
・グラフィック 80~90点
とにかく画力が高い。
立ち絵のスカートの襞まで美しく、見ていて飽きません。
ヒロインそれぞれ、顔も体型も描き分けが成されているのも素晴らしい。
実はよーく見ると、背景や塗りが手抜きだったりするのですが、
優れたセンスでそれを感じさせないのは見事。
卑語連発のスカトロゲーというと、顔グチャグチャの人外体型を連想しますが、
euphoriaはこのシックな色合いで美麗な原画ってのがいいんですよねえ。
・音声 70~80点
喘ぎ声よりも悲鳴が凄まじかった…。
エロゲ声優ってやっぱりすごいな、と再認識させられました。
合歓役の青葉りんごさんが歌うOP『楽園の扉』も素晴らしい。延々聴いてます。
エロゲソングの歌詞って、ゲーム本編の内容を反映したものが多くて好き。
抜きゲーソングなのに、カラオケ(ジョイサウンド他)にまで入ってますよ。
・システム 80~90点
HPを見れば分かるように、様々な気遣いでスカトロ抜きライフをサポートしてくれます。
グロOFF・アヘ顔OFFとか、緊急回避画面とか、このへんはたまに見る機能ですね。
(特にロリコンものとかは警戒心が強め)
めんどくさくて全部デフォルトでクリアしちゃったけど…。
サンプル画面での「汚物OFF」で、失禁はそのまんま描かれてるのが印象的です。
おしっこなんて排泄物のうちに入りません!てことなのか。
総評
特殊な設定で読ませる、隠れ純愛スカトロゲー。
誤解なきように補足させていただくと、あくまで分類としては「抜きゲー」だと思います。
大筋としては面白く読めましたが、色々と粗が多く、その要因は「エロ重視」であるためです。
コンプして冷静に考えると、「あの施設内でのことって必要だったの?」ってなりますし。
あの施設内プレイ中の主人公と、真ルート終盤の主人公ってもう別人ですし。
この美麗なグラフィックでスカトロ&拷問を愉しみましょう、というのが主眼です。
人気も評価も高くて値が下がらないので、シナリオだけに賭けて購入するのは危険かも。
あまり過剰な期待をせず、絵とプレイが好みだと判断したユーザーであれば、お勧めです。