本日、二度目の鑑賞を済ませて参りました、『ゴティックメード』。
ニュータイプ買ったら割引券ついてきたし、ついうっかり二回も観てしまった…。
贅沢したなあ。
もし「ゴティックメード感想」で検索していらした方がおられたら、この感想は
・FSSは2周しか読んでいない(全貌は把握していない)
・特にロボットアニメ好きではない
・20代エロゲオタ
の提供でお送り致しますので、あらかじめご了承ください。
逆に、藤花やアイマスPの方のためにご説明すると、これ、一言で言うと
「有名ファンタジー漫画家が頑張って手書きで作っちゃった劇場版アニメ」です。
FSS素人の私から見るとそんな説明になります。
あと、なのはとかタイバニとか観に行った人は、予告編を観ているはず。あれです。
ロボット戦闘の場面は永野氏ご本人が手書きで描いているんだそうです。
これ、DB映画のバトルシーンのみ鳥山先生が直に描いた、みたいなもんで…
そりゃあファンは見たいよね。
FSSとは、『ファイブスター物語(ストーリーズと読む)』という長編漫画のことです。
字面はなんとなく覚えがある方も多いのでは。
私も今年まで、そういう程度のお付き合いでした。
1986年からNewTypeにて連載、しかし休載休載で12巻しか出ていません。
現在、この映画のために6年間もストップしており、
長年のファンからは怨嗟の声が上がりまくり、という状況。
まあ、映画もなんも作ってないけど6年休載した少女漫画もありますが。
なんで私はこんな作品にばっか惹かれるんだ。
(多くの人を惹きつける人気作品だから休載が許されるのでしょうが)
ともあれ、予告編を劇場で見、主題歌も良かったので、
FSSを一度読んで予習してから1回鑑賞。
で、もう一回FSSをじっくり読み、本日2回目の鑑賞を済ませてきたのです。
2度とも角川シネマ新宿で観て参りました。
展示物があったので、写真おすそ分け。大きいので拡大して見てみてください。
3日に舞台挨拶にいらっしゃった御三方のサイン入りポスター、カイゼリン絵入り版。
こっちはベリン&トリハロン絵入り版。
そんなわけで、ようやく感想。
まず、個人的には、非常に良かった!
「間違いなくFSSオタ向け」
「今時のアニメみたいな美麗背景を期待しないこと」
「バトル1回しかない」
…などなど、マイナス情報を頭に入れて覚悟して行ったおかげかもしれません。
たぶん、ネタバレを読んで、その上で観るかどうか決める映画なんじゃないかと思います。
70分と映画としては異例の短さですし、
全てが高レベル・泣けて萌えて燃えられる!という内容ではないので。
見どころ
1.こだわりまくったSE
2.ロボット戦
3.ベリンの驚くべきデレなさ
1のSE…こんなに音に感銘を受けたアニメは初めてです。
普段、古いiPodからへぼいヘッドホン繋げて聴いてる私でも、
明らかに「普通ではない」音なのがわかります。
よくあるメカ音ではないんです。
やや不快な音なのが余計にリアル。カイゼリン起動音とか、鳥肌が立ちます。
2について、しつこいようですが、私はロボットアニメが別に好きではありません。
というか、メカに興味持ったことがございません。
1stガンダム・エヴァ・マクロス、どれ見ても何にも感じませんでした。
話だけを追っていました。
しかし、カイゼリンといいメロウラといいボルドックスといい…
この人の描くロボかっこいいな!
美しい。動くのをきちんと想定して設計されているというのがまた痺れる。
こんなド素人にもこれだけインパクトを与えられるとは。そりゃ一世風靡しますわ。
はい、3。
ベリンもトリハロンも非常にいいキャラで、二人ともとても好きになれました。
CVが川村万梨阿さん(スレイヤーズのナーガ)・佐々木望さん(浦飯幽助)と、
ベテランなのも良かった。
最近の、若くて聞き取りやすい萌えボイスに慣れていたので、新鮮でした。
立場・環境の違いから反目し合っていた二人が、心を通わせていく…という、
王道ボーイミーツガールなのですが、なんかこう、ベリンさんが…反応いまいちというか…。
(以下、うろおぼえなので間違ってたらすんません)
トリハロン「その花が踏み躙られるのは、ベリン、君が踏み躙られるのと同じことだ」
ベリン「(無言)」
トリハロン「君の大事な都行に血を流してしまった…。
ごめんよベリン、やっぱり俺は…ただの人殺しだ…!」
ベリン「(無言)」
トリハロン「(別れのシーン)ずっと言い合ってるのも悪くなかったけどな…」
ベリン「(微笑みつつ無言)」
ちょ・・・
なんか! なんか言ってくれよ!
なんか言うかなーと思って観てても延々言わないよベリンさん!
なんというか…戦ったヒーローに対して労いというかご褒美というか、
そういうのがヒロインからあってもいいんじゃないのかな!(涙目)
声と動きとでなかなか可愛さを見せてくれるベリンなので、
それだけにもうちょっとデレてほしかった。
舞台挨拶で永野氏が、ベリンとトリハロンの間にあったものを
「淡い恋」と仰っていたそうですが、
それ、ベリンも? ほんとに? トリハロンの片思いじゃなくて? と思ってしまった。
また、ラストもちょっと寂しかったですね。
くっつけとは言わんから、
(どちらも星ひとつを統べるくらい大物過ぎるので、お互いを配偶者とするのは無理がある)
数十年後、再会した二人が花畑を眺めて微笑む、くらいは見たかった。
しかしトリハロン、ベリンからもらった衣を国宝にしたのか…。
FSSのフィルモア周辺を読むと、あのへんはよりグッときますね。
あーだからボロボロなのか…、と。
もっと欲張って言うなら、もうこれ、テレビアニメで1クール観たいです。
バトルは2、3回に一度でいいから…と言っても、
それって短距離走のスピードでフルマラソンしろって言ってるようなもんなんでしょうね…。
無理だよね…。
KOGよりカイゼリン、ソープ&ラキよりトリハロン&ベリンの方が好みなので、
名残惜しいです。
購入したパンフと、来場特典のカード2種。
パンフは思ったより内容が濃くてよかった。
しかし、カットされたシーンとか死ぬほどあるんだろうなあ…。
それ、BDに乗っけてくれないかな。
最後に、一番お気に入りのシーンは、
ベリンがトリハロンに「母艦うざいんですけど」と言いに行くところ。
トリハロンの邪推に邪推で返すあたり、意地悪いんだけど、なんだろう…
あれはあれでアリですな!
顔と声が可愛いから許されることではありますが。
「本当なのでしょうか?」「さぞかし~なのでしょうね!」とか、なんか知らんけど可愛い。
もっと言って下さい!
なんだかまた変な属性に目覚めそうです。
ニュータイプ買ったら割引券ついてきたし、ついうっかり二回も観てしまった…。
贅沢したなあ。
もし「ゴティックメード感想」で検索していらした方がおられたら、この感想は
・FSSは2周しか読んでいない(全貌は把握していない)
・特にロボットアニメ好きではない
・20代エロゲオタ
の提供でお送り致しますので、あらかじめご了承ください。
逆に、藤花やアイマスPの方のためにご説明すると、これ、一言で言うと
「有名ファンタジー漫画家が頑張って手書きで作っちゃった劇場版アニメ」です。
FSS素人の私から見るとそんな説明になります。
あと、なのはとかタイバニとか観に行った人は、予告編を観ているはず。あれです。
ロボット戦闘の場面は永野氏ご本人が手書きで描いているんだそうです。
これ、DB映画のバトルシーンのみ鳥山先生が直に描いた、みたいなもんで…
そりゃあファンは見たいよね。
FSSとは、『ファイブスター物語(ストーリーズと読む)』という長編漫画のことです。
字面はなんとなく覚えがある方も多いのでは。
私も今年まで、そういう程度のお付き合いでした。
1986年からNewTypeにて連載、しかし休載休載で12巻しか出ていません。
現在、この映画のために6年間もストップしており、
長年のファンからは怨嗟の声が上がりまくり、という状況。
まあ、映画もなんも作ってないけど6年休載した少女漫画もありますが。
なんで私はこんな作品にばっか惹かれるんだ。
(多くの人を惹きつける人気作品だから休載が許されるのでしょうが)
ともあれ、予告編を劇場で見、主題歌も良かったので、
FSSを一度読んで予習してから1回鑑賞。
で、もう一回FSSをじっくり読み、本日2回目の鑑賞を済ませてきたのです。
2度とも角川シネマ新宿で観て参りました。
展示物があったので、写真おすそ分け。大きいので拡大して見てみてください。
3日に舞台挨拶にいらっしゃった御三方のサイン入りポスター、カイゼリン絵入り版。
こっちはベリン&トリハロン絵入り版。
そんなわけで、ようやく感想。
まず、個人的には、非常に良かった!
「間違いなくFSSオタ向け」
「今時のアニメみたいな美麗背景を期待しないこと」
「バトル1回しかない」
…などなど、マイナス情報を頭に入れて覚悟して行ったおかげかもしれません。
たぶん、ネタバレを読んで、その上で観るかどうか決める映画なんじゃないかと思います。
70分と映画としては異例の短さですし、
全てが高レベル・泣けて萌えて燃えられる!という内容ではないので。
見どころ
1.こだわりまくったSE
2.ロボット戦
3.ベリンの驚くべきデレなさ
1のSE…こんなに音に感銘を受けたアニメは初めてです。
普段、古いiPodからへぼいヘッドホン繋げて聴いてる私でも、
明らかに「普通ではない」音なのがわかります。
よくあるメカ音ではないんです。
やや不快な音なのが余計にリアル。カイゼリン起動音とか、鳥肌が立ちます。
2について、しつこいようですが、私はロボットアニメが別に好きではありません。
というか、メカに興味持ったことがございません。
1stガンダム・エヴァ・マクロス、どれ見ても何にも感じませんでした。
話だけを追っていました。
しかし、カイゼリンといいメロウラといいボルドックスといい…
この人の描くロボかっこいいな!
美しい。動くのをきちんと想定して設計されているというのがまた痺れる。
こんなド素人にもこれだけインパクトを与えられるとは。そりゃ一世風靡しますわ。
はい、3。
ベリンもトリハロンも非常にいいキャラで、二人ともとても好きになれました。
CVが川村万梨阿さん(スレイヤーズのナーガ)・佐々木望さん(浦飯幽助)と、
ベテランなのも良かった。
最近の、若くて聞き取りやすい萌えボイスに慣れていたので、新鮮でした。
立場・環境の違いから反目し合っていた二人が、心を通わせていく…という、
王道ボーイミーツガールなのですが、なんかこう、ベリンさんが…反応いまいちというか…。
(以下、うろおぼえなので間違ってたらすんません)
トリハロン「その花が踏み躙られるのは、ベリン、君が踏み躙られるのと同じことだ」
ベリン「(無言)」
トリハロン「君の大事な都行に血を流してしまった…。
ごめんよベリン、やっぱり俺は…ただの人殺しだ…!」
ベリン「(無言)」
トリハロン「(別れのシーン)ずっと言い合ってるのも悪くなかったけどな…」
ベリン「(微笑みつつ無言)」
ちょ・・・
なんか! なんか言ってくれよ!
なんか言うかなーと思って観てても延々言わないよベリンさん!
なんというか…戦ったヒーローに対して労いというかご褒美というか、
そういうのがヒロインからあってもいいんじゃないのかな!(涙目)
声と動きとでなかなか可愛さを見せてくれるベリンなので、
それだけにもうちょっとデレてほしかった。
舞台挨拶で永野氏が、ベリンとトリハロンの間にあったものを
「淡い恋」と仰っていたそうですが、
それ、ベリンも? ほんとに? トリハロンの片思いじゃなくて? と思ってしまった。
また、ラストもちょっと寂しかったですね。
くっつけとは言わんから、
(どちらも星ひとつを統べるくらい大物過ぎるので、お互いを配偶者とするのは無理がある)
数十年後、再会した二人が花畑を眺めて微笑む、くらいは見たかった。
しかしトリハロン、ベリンからもらった衣を国宝にしたのか…。
FSSのフィルモア周辺を読むと、あのへんはよりグッときますね。
あーだからボロボロなのか…、と。
もっと欲張って言うなら、もうこれ、テレビアニメで1クール観たいです。
バトルは2、3回に一度でいいから…と言っても、
それって短距離走のスピードでフルマラソンしろって言ってるようなもんなんでしょうね…。
無理だよね…。
KOGよりカイゼリン、ソープ&ラキよりトリハロン&ベリンの方が好みなので、
名残惜しいです。
購入したパンフと、来場特典のカード2種。
パンフは思ったより内容が濃くてよかった。
しかし、カットされたシーンとか死ぬほどあるんだろうなあ…。
それ、BDに乗っけてくれないかな。
最後に、一番お気に入りのシーンは、
ベリンがトリハロンに「母艦うざいんですけど」と言いに行くところ。
トリハロンの邪推に邪推で返すあたり、意地悪いんだけど、なんだろう…
あれはあれでアリですな!
顔と声が可愛いから許されることではありますが。
「本当なのでしょうか?」「さぞかし~なのでしょうね!」とか、なんか知らんけど可愛い。
もっと言って下さい!
なんだかまた変な属性に目覚めそうです。