母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

安納芋の葉南瓜の花

2018年09月26日 | 季節
この庭は
安納芋の葉茂り
ひろびろの葉 空に手をひろげ
九月の終わりの風に涼しくゆれる
ミントの花 足下にほの紫
すでに薄の穂伸びても
炎暑の夏の面影残し季節を教える
暑い南の国の
安納芋の葉っぱ

南瓜の茎はたくましく太く
その葉を落としてもなお残る蕾たちのざわめき
花は黄色い朝顔のようにすこやかに
千里のかなた金色の
極楽浄土に向かって咲く

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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極楽、或いは浄土の概念・・・。 (yo-サン)
2018-09-26 21:38:13
音読してみました。韻と申しますか、リズム的にもいいですね。
>極楽浄土 高い空の下に    は、飛躍的形容かしら?私のは読解力不足かしら?(仏教に関わる者として)。
勝手に失礼致しました。どうぞご寛容に。


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あんのうあんねい (はな)
2018-09-27 09:08:32
絵や詩は作者の自己満足そのもの、
安納芋は安寧、黄金色の甘味、バーミヤン、西方浄土、...単純に繋がりました。
返信する

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