はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

頭を使おう♪気を配ろう♪

2006年11月27日 | はなこ的考察―良いこと探し
言うまでもなく、劇場、、駅ビル、大型商業施設、美術館等の
女子トイレでは、いつも長い待ち行列ができています。
商業施設は、いかにスペース効率を上げてテナントを増やすか
ということに汲々としているせいか、
顧客の殆どが女性であるにも関わらず、
都心の一等地にある一部の高級デパート以外はおしなべて
女性用トイレのスペースは甚だ不十分と言えます。
トイレの快適性は、施設全体のイメージを左右すると言っても
過言ではないはずなのに、その重要性が十分認識されていない。
個室の数もさることながら、混雑を想定しての十分なフロア
スペースの確保はとても重要と言えるでしょう。
しかし残念ながら、まだまだ”見てくれ”が優先されて、
個室スペースは改善されたものの、通路のスペースは
驚くほど狭い所が多い。
待ち行列の人と退出する人が
スレスレで通れるほどのスペースしか確保されていない所が殆ど。
これには設計者の見識を疑ってしまう。

実は利用する女性の側にも問題点がないとは言えないですね。
現状のスペースが不十分である以上、
そしてその改善の途には時間がかかることを考えた場合、
今、与えられた環境の中で、不快感を軽減するよう
互いを気遣い合うべきだと思うのですが、
その配慮に欠けた振る舞いが多いのではなぜでしょうか?
それは並び方ひとつをとっても現れています。


手書きで失礼致しますm(_ _)m

アップした画像は先日試写会で利用したトイレの簡単な平面図。
私がトイレに行った時、案の定トイレには待ち行列ができて
いました。そして並んだ途端「こりゃダメだ」と溜息が出た。
上下に並べた2つの平面図がありますが、
私が並んだ待ち行列は当初、上図の状態になっていたのです。
これでは、待ち行列の人が退路を塞いでいて、
個室から出て来た人は手を洗った後、
いちいち「すみません、通して下さい」と断ってから
退出しなければならない。行列に並んでいる自分自身も
そのたびに身体を移動させなければならないのです。
明らかに、退出者の動線を考慮していない並び方と言えます。

しかもどういう訳かこの時、列の先頭に並んでいた人は、
退出者が出ようとした時に右側に寄ったのです。
この場合、左側に寄る方が退出もスムーズでしょう?
2番目の人も何も考えていないようで、右側に…
そこで、私は3番目に並んでいたのですが、
前の人と距離を置いて、通路を開けてあげました。

次に私が行列の先頭になった時に、下図のように左に寄りました。
こうすると、退路が確保され、スムーズに退出できます。
我勝ちに個室に入ろうとせずに、
まず退出者を優先するぐらいの気遣いがあっても
良いのではないでしょうか?

このように並び方ひとつをとってみても、
頭を使っているのか、いないのかが一目瞭然!
せっかく持っている大きな脳みそ。使わなきゃもったいない。
万物のかしら~霊長として存在している意味がないですよね。

これはエレベーターの乗降でも言えること。
時々、乗っているエレベーターのドアが開いた時に、
出入り口正面に仁王立ちして待ち構えている人がいて、
驚かされます。そして、そういう人に限って、
人が降りるのを待ちきれないかのように、
ドタドタと乗り込んで来る。
降りる人の妨げになっていようが、てんでお構いなし。
これが小さいお子さん連れのお母さんだったりすると、
お子さんの将来を想像して、暗澹たる思いにかられます
(思いあまって口頭で注意することも(^_^;))。

女性こそ、もっと頭を使って、気を配っていきましょう!
細やかな気遣いは、本来女性が得意とする分野だったはず

(脳の働き=得手不得手にも性差があると言われているように)。
そうした特性を女性が生かさないと社会はダメになります。
ますます生き辛い世の中になってしまう。
 
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