愛ーエステ

長年のエステティシャンとしての経験を生かし正しいスキンケアをお伝えします。

専業主夫

2018年08月19日 | 美容

先日、2度程会ったことのある、30歳になったばかりのIT関連の、仕事がバリバリ出来る男性と話していた。

 

 

彼は仕事の話が終わると、急に肩を落として「実は僕、もう仕事をするのが嫌になってしまいました」と言う。

 

 

「え??会社を辞めるの?」と驚いて聞き返したら、今までプライベートな話は一切しなかったのに、色々と愚痴をこぼし始めた。

 

 

 

男性では彼くらいの年齢から40歳位までが一番、激務を強いられる年齢ではないかと思う。仕事を覚えられない後輩の面倒を見ながら、上からはああだこうだと言われる。

 

 

 

「まだまだ君は若いんだから」などと言われて地方への日帰り出張を言い渡される。

 

難しい仕事をこなすと鼻の先に昇進、出世をちらつかされる・・・こういう環境には疲れてしまったそう。

 

 

彼の一番の望みは結婚退職して専業主夫になることらしい。同じ会社の結婚退職する女子社員が羨ましくて仕方がないそうだ。

 

 

 

「女性は結婚が決まると祝福されて退職するのに、男性にはそれがない」と怒っていた。

 

 

話を聞くと、彼は、ちゃんと部屋も掃除し、自炊もしている。縫物もやるし、自分でアイロンをかけて、いつもキチンとした身なりをしている。

 

 

 

「ミシンかけや、スカートやズボンの裾上げも得意です。フランス刺繍も出来ます」となかなか、たのもしいではないか・・・。

 

 

親がかりの甘ったれた女より、ずっと家事能力に長けているし、是非、イクメンにもトライしたいと、やる気満々なのだ。

 

 

ところが、お相手の女性が、なかなか見つからない。殆どが男性依存型で、自分達は給料を海外旅行や衣類に注ぎ込みながらも「結婚生活は男性の収入で」と言われるらしい。

 

 

「とても僕をお婿にもらってくれそうにない」と彼は嘆く。なかには男のくせに、だらしがないと非難する人もいるそうな。

 

 

 

いつ彼の願いが叶うのかは、わからないけれど、退職祝いに花束をもらって、ポッと頬を染めている男性の姿も、おつなものだと思う。

 

 

 

彼が栄えある結婚退職の男性第一号になれるように、私は陰ながら応援している。

 

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