愛ーエステ

長年のエステティシャンとしての経験を生かし正しいスキンケアをお伝えします。

毛穴問題2

2019年07月30日 | Weblog

サロンの最高齢者である三味線の師匠は来年、傘寿を迎えるのだが、とても若く見える。

 

 

 

 

邦楽関係の人は男女にかかわらず、長寿の方が多いが、

 

 

 

師匠曰く、高齢になった時、女性はシワかたるみか、どちらかになるそうなのである。

 

 

 

 

シワタイプは顔に深くシワが刻まれ、

 

 

たるみタイプは目立ったシワはできないものの、

 

 

 

たるんだ分がアゴ周辺でたぽたぽしているという。

 

 

 

 

「ブルドッグって言ったらいいのかしら。ああいう感じになるのよ」

 

 

 

 

究極の選択である。

 

 

 

 

顔の輪郭が変形すると相当に印象が変わるから、

 

 

 

シワの方がいいかなと思うのだが、私は平面顔でシワが少ないタイプなので、

 

 

 

どちらかと言わず、たるみ方向に行く可能性が大だ。

 

 

 

 

「ということは毛穴が開いたブルドッグか」お先真っ暗ではないか。

 

 

 

 

無言になった私に師匠は「女優の○○さんから聞いたんだけどね」と某有名女優の名前を口にした。

 

 

 

 

「整形はね、一度にやるとばれるから、ちょこちょこっと少しづつやっていくんですって。そうするとわからないらしいわよ」と教えてくれた。

 

 

 

 

 

顔が売り物の女優さんは商売道具でもあるし、

 

 

死活問題に発展する場合もあるから、そういう手段もあるだろう。

 

 

 

しかし私は顔を売り物にしているわけでもないから、整形する必要もない。

 

 

 

でも毛穴は開いたままでいいのかと案じているだけだ。

 

 

つづく

 

 

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毛穴問題1

2019年07月28日 | 美容

顔を洗ってしみじみ顔を見ると、明らかに以前より老けている。

 

 

 

残念ながら当たり前のことなので、それによってボトックスを打とうとか、

 

 

 

 

プチ整形をしようかとは全く思わないのだが「どうしてこんなことに・・」っとあっけにとられてはいる。

 

 

 

 

まず「どうしてこんなに毛穴が開くのか」という疑問である。

 

 

 

 

私が若い頃の情報だと毛穴が開くのは脂性肌のタイプが多いはずだった。

 

 

 

 

私はニキビも出来ず、24歳くらいまでは肌のトラブルは殆ど無かったので、毛穴の問題は何もなかった。

 

 

 

 

ところが40代の更年期になって、ふと鏡を見たりすると「げげっ」と驚く。

 

 

 

「顔に毛穴ってこんなにあったっけ」とビックリする。

 

 

 

それも「ひとつ、ふたつ・・・」と数えられるくらい、くっきりと見える。

 

 

 

 

老眼の視力でこれくらいはっきり見えるのだから普通の視力の人だと

 

 

 

紅白歌合戦における日本野鳥の会の人みたいに、すぐさまカウントできるのではないかというほどである。

 

 

 

 

この歳になって私は乾燥肌になってきた。

 

 

潤いが無くなって、そこここがぱさぱさだ。

 

 

 

 

以前にも書いたように冬場は粉フキ芋になる。

 

 

 

なのに毛穴が開いている。

 

 

 

乾燥肌なのに脂性肌???

 

 

 

 

30代の頃、デパートの化粧品売り場に行き、おねぇ様方は、どのようにカウンセリングをなさるのだろうと聞きにいったことがあった。

 

 

 

 

すると、たった一言「肌に弾力がなくなっているからです」と吐き捨てるように言われた。

 

 

 

 

中高年女性の肌はだらんとして、開いたり閉じたりができなくなって毛穴が開きっぱなしになっているんだそうである。

 

 

 

 

デパートのBAさんは

 

 

 

「若い頃の毛穴は、まん丸なのですが、歳を重ねると毛穴も重力に逆らえなくて、楕円形になってきます」

 

 

 

本当にかわいくない毛穴である。

 

 

つづく

 

 

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化粧品の選び方 人それぞれ

2019年07月27日 | 美容

長年、サロンに通って下さっている、お客様からlineが入り、

 

 

ピュールボーテのコスメをフルで使ってみたいとの内容だった。

 

 

 

K様は30代の主婦。

 

 

 

一番初めに来店された頃は独身で、彼女の結婚、出産も全て見て来ている。

 

 

 

 

独身の頃からコスメおたくで、20代の頃から超高級化粧品を使い、

 

 

自宅でのホームケアもバッチリされてると聞いていた。

 

 

 

 

2年前からピュールボーテのクレンジングと洗顔を使われており、

 

 

 

 

商品が無くなりそうになれば、わざわざ、それだけの為に来店されるほどのファンの方だ。

 

 

 

 

「肌の汚れを落とす」という一番最初のお手入れに良いものを使われているのに後から使うものが悪ければ・・・という説明もさんざんしてきた。

 

 

 

 

でもK様は頑なに、ブランドコスメに惹かれ、頑として替えようとはされなかった。

 

 

 

何故、急にピュールボーテをフルラインで使おうと思われたのか?

 

 

 

 

それは論より証拠。我が娘の肌の変わり様を見て来られたからだ。

 

 

 

 

 

3か月前から攻めのケアを始めた娘はK様に「その顔どないしたん?」と聞かれ、

 

 

その都度、説明をしていた。

 

 

 

 

そして攻めのケアが終ろうとしている時の娘の顔を見て、ビックリされたらしい。

 

 

 

 

 

無数にあったシミが無くなり、キメも細かく艶のある肌に変わったその変貌ぶりに、

 

 

 

さすがのK様も驚かれ、フルラインで使ってみようと決意されたそうだ。

 

 

 

 

情報が溢れかえる今の時代、何を選べば良いのか?消費者は本当に彷徨っている。

 

 

 

 

化粧品を選ぶ時、ブランド?価格?口コミ・・・様々な方法があるけれど、

 

 

 

一番は信頼出来るエステサロンで、そこで働くスタッフの肌を見て、選ぶのが間違いない方法だと思う。

 

 

 

 

あれ???K様は私の顔を、肌を見ては購入する気が無かった???

 

 

 

ま、もともと綺麗だからなぁ~( ^)o(^ )

 

 

 

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恋愛は体力勝負2

2019年07月26日 | 美容

高校生の頃、私に勝手に好きになられて勝手にののしられていた男の子が5人はいた。

 

 

 

 

 

あまりにも不漁が続き、私は下手な鉄砲も数打ちゃ当たるだろうと、

 

 

 

好きな男の子を30人くらい作った。

 

 

 

このうちの1人が私を好きになってくれれば、すぐ両想いになるという作戦を練り、

 

 

 

 

 

網に魚がひっかかるのを待っていたのだが、そう簡単に魚は引っ掛かってくれなかった。

 

 

 

 

私としては相当にレベルを落としたつもりだったのであるが、

 

 

 

男の子が選ぶ女の子のレベルが、はるかに私を上回っていたらしい。

 

 

 

 

そしてその30人からもれた、基準以下の男の子でさえ、私に言い寄ってこなかった。

 

 

 

 

 

正直に言えば全くいなかったわけではないが、

 

 

 

私は自分の嫌いな男の子に好かれても、ちっとも嬉しくなかったので、これは好かれた数には入れてないのだ。

 

 

 

 

私はその男の子が嫌いだった。

 

 

 

友達も彼を嫌い、そのうえ私の母親はPTAの副会長である彼の母親を嫌っていた。

 

 

 

 

 

 

父母会で彼の母親と喧嘩をしたことがあり「あんなにわけのわからないことを言う人は初めてだ」と呆れかえっていた。

 

 

 

 

 

ただでさえ嫌なのに、その上、友達からも嫌われているとあっては私としては、話すらしたくなかった。

 

 

 

 

しかし、そういうのに限って、もの凄くしつこい。

 

 

 

 

 

とにかく嫌われていても何でも、押しまくっていれば何とかなるだろうと考えているらしかった。

 

 

 

 

 

高校生だというのに、すでにオヤジのような雰囲気を漂わせていて、

 

 

 

 

やたら自慢ばかりする彼は「ねぇ、ねぇ」と言いながら、暇さえあれば、すり寄ってきた。

 

 

 

 

 

そのたびに私は彼がにじり寄ってきた距離の2倍、離れていたのだが、

 

 

 

 

そんな事をしても屁とも思わず、「ねぇ、ねぇ」とにたにた笑いながら顔を近づけてきた。

 

 

 

 

 

ある時など地理の授業中に隣にやってきて、突然、手を握られた。

 

 

 

 

にんまりしている彼の手の中にある自分の手を引き抜き、

 

 

 

 

にらみつけてやっても「へへへ」と笑っている。

 

 

 

 

登校時は駅の改札口で待っているし、下校の時には校門の前で待っている。

 

 

 

 

「ちょっと・・・またいるわよ」

 

 

 

 

友達から情報を得ると、私は校舎の裏のフェンスをよじ登って、

 

 

 

 

校門を通らないですむように遠回りをして帰ったこともある。

 

 

 

 

早く諦めてくれないかと思っていたら学年末のクラス替えがあり、彼と別々のクラスになった時は心底ほっとしたものだった。

 

つづく

 

 

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若い社員2

2019年07月23日 | 美容

上司である43歳の彼女は、部下の若い男性に仕事の不備について何度もメールを送った。

 

 

 

 

 

それが何度メールを送っても無視されたので、彼女が彼らの席に行き

 

 

 

「返事がほしいと言ったのに、どうして何も連絡してこないの?」

 

 

 

 

 

と尋ねると、彼らは上司の顔を見ようともせず、パソコンの画面に目をやったまま「別に・・・」という。

 

 

 

彼女は皆、そろいもそろって同じ態度をとるのが不思議だと首をかしげる。

 

 

 

 

 

「だいたい《別に》なんて返事になってないですよ。問い詰めると、もうあとは黙りこくったまま、又、無視です」

 

 

 

 

 

彼女が務めている会社は入社するのが難しく、偏差値の高い人々がそろっている。

 

 

 

 

 

「最近は日本人の質が違ってきたので今までの感覚だとやっていけないです。酷い時には叱ると親がしゃしゃり出て来て、文句を言ってきますから」

 

 

 

 

 

偏差値の高い大学を出て、入社した時点で自分は特別な人間だと自信過剰になり、

 

 

 

 

人から、あれこれミスを指摘される立場ではないと勘違いしているのではないだろうか?

 

 

 

 

人間はトラブルが起こった時に、対応の仕方を見れば、その人の本性がわかるものだが、

 

 

 

彼らは家庭や学校で一体、何を教育されてきたのか?

 

 

 

 

偏差値が高くても、礼儀、素直、謙虚という言葉は知らなかったらしい。

 

 

 

 

 

話を聞いて、無性に腹が立ってきた私は

 

 

 

「社会人になりたての、ひよっこのくせに、一体何様だと思っているんだ」

 

 

 

と全員まとめて怒鳴りつけたくなったのである。

 

 

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若い社員1

2019年07月22日 | 美容

先日、常連客の43歳の女性が「若い社員たちの行動が理解できない」と怒っていた。

 

 

 

次長職の彼女には20代の部下が何人かいて、感じが良い若者ばかりだと思っていた。

 

 

 

 

 

仕事をしているとトラブルも起きるものだが、それが発覚した時の彼らの対応が皆同じだと言っていた。

 

 

 

 

 

ある時、彼らの仕事のやり方に問題があると感じ、

 

 

メールで「この件について説明してほしい」と連絡した。

 

 

 

しかし、全く返事がない。

 

 

 

 

何度もメールをしたのに、完全無視だった。

 

 

 

 

プライベートで約束したのに連絡がこなかったというならともかく、

 

 

 

 

仕事に対して上司が疑問を持ったのに、それを無視するなんて、

 

 

 

どういうことなのかと、私はビックリしてしまった。

 

 

 

私が会社員だった時代には考えられない。

 

 

 

 

 

そんな態度をとるなんて社会人として言語道断ではないかというと、

 

 

 

彼女は、「それが今は平気になってるんです」とため息をついていた。

 

 

 

 

もちろん彼らはメールが苦手だったり、嫌いなタイプではない。

 

 

 

 

自分が得意な分野や興味のある事柄については、

 

 

 

うるさくなるくらい、彼女のところにも何度も長文のメールを送ってくる。

 

 

 

 

なのに自分が明らかにまずい立場になると上司からのメールでさえ無視をする。

 

 

 

 

つまりそれが、仕事をしているうえで、

 

 

どんな重要な意味があるかは関係なく、

 

 

 

自分には興味がなく、内容も不愉快なので、ほったらかしにしているのだ。

 

 

つづく

 

 

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ゆる男4

2019年07月21日 | 美容

ゆる男の体質は子供の時からで、ミルクを飲んだりすると、てきめんだったという。

 

 

 

 

その日、私達は仕事の取材のため、外国の街中を車で走っていた。

 

 

 

 

ところがある場所を過ぎた頃から車の渋滞がひどくなり、予定していた3倍以上の時間がすでにかかっていた。

 

 

 

 

 

朝、彼の体調の話を聞いたので、私はとても気にはなったが、

 

 

 

話をふって意識されると余計まずいと思い全く関係ない話をしていた。

 

 

 

 

窓の外にはウエディング関係の店が並んでいた。

 

 

 

 

ショーウィンドーには新郎、新婦のマネキンが飾ってあり、いかにも幸せいっぱいという感じである。

 

 

 

「ああいうふうに、あんたもそのうち結婚するんだねぇ」Aさんが言った。

 

 

 

 

「さあ、いつになるかわからないけどね」彼はぼそっといった。

 

 

 

 

彼女はにたっと笑って「結婚式の時、括約筋がゆるんだら、どうすんのさ」と彼の耳元でささやいた。

 

 

 

 

「げっ」かれは絶句した。

 

 

 

 

「一生に一度の披露宴の席で緊張のあまり、突然、催すのよ。まさか、新郎が中座するわけにもいかないから、あんたはじっと金屏風の前で耐えるしかない。でも結婚式の朝、お母さんに「ミルクでも飲んで元気を出しなさい」なんて言われて、ついつい飲んじゃったわけよ。それがじわじわと影響して、とんでもない事態になるのよね」

 

 

 

 

「も、もうやめろよ」彼は真顔になった。

 

 

 

「そしてさ、もう、耐えられなくなっちゃうわけ」

 

 

 

「・・・・・」

 

 

 

「で、さいごは爆発して、一同、大騒ぎっていうことになるんじゃないの」

 

 

 

そう言って彼女は笑った。

 

 

でも彼は笑わなかった。

 

 

もしやと思って私が心配になったのにもかかわらず、Aさんは彼の耳元で「ミルクを飲むと一発で出ちゃうんでしょ」と言った。

 

 

 

その時彼は、「実は今朝、ミルクを飲んできたんだ」と言った。

 

 

 

その時彼女の顔色が変わった。

 

 

 

「えっ」

つづく

 

 

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ゆる男3

2019年07月20日 | 美容

公園で散歩をしている人に湯気を発見された、

 

 

ゆる男は掘り出した土を穴に放り込み、大慌てで、その場から逃げ、知らんぷりをきめこんだらしい。

 

 

「まだまだあるんです」

 

 

 

かれは国内の出張先で、アクシデントに見舞われた。

 

 

 

 

同じ会社の後輩の女性Bさんとタクシーに乗っていた。

 

 

 

 

道路は混雑していて、ほんの少しずつしか動かない。

 

 

 

ところが突然、便意が彼を襲った。

 

 

 

それも大渋滞の橋の真ん中でであった。

 

 

 

「きた・・・」

 

 

 

 

 

彼の言葉を聞いて驚いたのがBさんである。

 

 

 

彼の話は聞いていて「きた・・」と言われたら、30秒後にとんでもないことが起こると、知っていた。

 

 

 

 

「えーっ、こんなところで」

 

 

 

 

 

場所を選ばないから、困るのである。

 

 

 

 

彼は「ううっ」と体をよじった。

 

 

 

 

彼女は運転手さんに「大変なんです!」っと叫んだ。

 

 

 

 

運転手さんが驚いて後ろを振り返ると、彼は絞り出すような声で「トイレ、トイレ」と言った。

 

 

 

「この人、催したら30秒しか我慢できないんです」

 

 

 

 

それを聞いた運転手さんは「えーーーーっ」と仰天し、

 

 

 

 

 

 

車の中で爆発されてはたまらないと「我慢してくださいよ、我慢してくださいよ」と言いながら、少しづつ、少しづつ車を前に進めた。

 

 

 

「はい」

 

 

 

 

彼も必死に歯を食いしばって耐えている。

 

 

 

 

Bさんも隣で「我慢して、我慢して」と呪文のように唱えた。

 

 

 

 

すると天の助けか、車が動き出した。

 

 

 

 

そしてふと川を見ると、そんな所に普通ないはずなのに、川べりに公衆トイレが設置してある。

 

 

 

「運転手さん、あそこに、トイレがあります!」

 

 

 

 

彼女が絶叫しながら指差すと、運転手さんは「はいっ」と返事をして、

 

 

 

ものすごいスピードでトイレの前に車をつけた。

 

 

 

彼は転がるようにしてトイレに入り、何とか無事に事は済んだのだった。

 

 

 

もちろん運転手さんにはチップをはずんだそうである。

 

 

 

「あと、3秒遅れたら、だめでした」彼は静かに言った。

 

 

 

つづく

 

 

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ゆる男2

2019年07月19日 | 美容

ゆる男は仕事でロンドンに行っていた。

 

 

 

 

涼しいというよりも、ちょっと寒いくらいの季節で、彼は公園で散歩を楽しんでいた。

 

 

 

芝生のところで寝転んでる人もいる。

 

 

 

 

「あぁ、のんびりしていいなぁ」と思った途端、どういうわけだか尿意を催した。

 

 

 

 

普通ならば、尿意というのは催しても多少、時間の猶予はあるものだ。

 

 

 

 

 

ところが、彼の場合は催したら最後、「今すぐ出さないと、あー、大変」という状態に陥るのであった。

 

 

 

 

 

「こりゃ、まずい」と彼は広い公園のトイレにかけこもうとした。

 

 

 

 

ところが運悪く、清掃中であった。

 

 

 

 

 

おばさんが親切に別のトイレを教えてくれたが、あまりに離れたところにあって、そこにいくまで持ち堪えられそうにない。

 

 

 

 

日本だったら、ひと目につかない茂みに入っていって、こっそり用を足したり、通行人の避難の視線に耐えれば、電信柱の陰での用足しも可能だ。

 

 

 

ところがその公園はあまりにだだっ広く、用を足せそうな場所など皆無だった。

 

 

 

 

 

そのうち我慢出来なくなってきて脂汗が流れてきた。

 

 

 

 

どうしようかときょろきょろと辺りを見渡すと少し傾斜した芝生の植えた場所があった。

 

 

 

 

幸い、そこには誰もいない。

 

 

 

 

彼は惹きつけられるようにそこに行き、両手で必死に穴を掘った。

 

 

 

 

ところが芝生の根があって、なかなか掘れない。

 

 

 

それでも切羽詰まっている彼は

 

 

必死で穴を掘った。そしてその芝生にうつ伏せになった。

 

 

 

 

他人の目には、まるで芝生の上で気持ち良さそうに寝ているとしか見えないのだが、実は彼は自分のモノを出し、穴の中に用を足していたのだった。

 

 

 

あまり深く穴を掘らなくてもよかったと自分で言っていた。

 

 

 

 

「あんな、ほっとしたことはなかったですね。用を足しながら「あーこれで助かった」って思いました」

 

 

 

ところがスッキリしたのはいいが、立ち上がると、おりからの肌寒さもあって穴からは湯気が立ち上がっていた。

 

 

 

 

散歩をしている人が湯気を発見してしまい、不思議そうに眺め、こちらに向かって歩いてきた。

 

 

つづく

 

 

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ゆる男1

2019年07月16日 | 美容

友達と話していると、女性に共通の体質というのがある。

 

 

 

 

女性はだいたい便秘体質である。

 

 

 

 

「何日も出ない」という話は山のように聞くが、その反対は殆どない。

 

 

 

 

大酒を飲んで、腹具合が悪いという話はあるけれど、

 

 

 

「もう出ちゃって、出ちゃって大変なのよ」という女性は皆無といってもいいくらいなのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし男性はその逆が多いようだ。

 

 

 

 

男性は便秘で辛いタイプよりも下痢で苦労するタイプが多いのである。

 

 

 

 

 

仕事で旅行に行ったメンバーのなかに、複雑な体質の男がいた。

 

 

 

旅行中、かれは段々無口になっていった。

 

 

 

 

「具合でも悪いの」と聞くと「悪いような悪くないような・・・ま、いつもこんなもんなんですけどね」

 

 

 

 

とわけのわからないことを言う。

 

 

 

 

 

それを横で聞いていた同じ会社のAさんという女性が

 

 

 

「また、はじまったのね」と言ってにたっと笑った。

 

 

 

 

すると彼は「やめてくれ、やめてくれ」と言いながら真顔で後ずさりしていった。

 

 

 

普通は出ないタイプか出るタイプか、二つに分けれらるが彼の場合はそれが複雑にからみあっているらしい。

 

 

 

 

彼は旅先に来てから、ずーっと便秘であった。

 

 

 

 

彼の場合は便秘が続いたあと、何かのきっかけで、突然、括約筋がゆるみ、30秒ももたなくなる。

 

 

 

 

 

そのきっかけというのがミルクであったり、食べ物であったりするのだが、人の言葉にも反応してしまう。

 

 

 

 

 

「そろそろ、したくなるんじゃないの」と言われると、時によっては我慢出来ない位の便意を催す。

 

 

 

 

 

それゆえ、「世界一、括約筋の弱い男」との異名をとっているというのだ。

 

 

 

 

「実は後ろの方だけではなく、前の方もゆるいみたいなんです」

 

 

 

 

そう言って彼は外国で起こった、悲劇を話してくれたのであった。

 

 

 

 

つづく

 

 

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