1998年 タイのアユタヤで稲を食い荒らし
伝染病を媒介するネズミを退治するために
450匹の蛇を田畑に放ったところ、
その結果、目論見通りにネズミは激減したとのこと。
青大将のようにネズミを好んで餌にする蛇を
450匹ほど田畑に放ち
目論見通りの結果となったようですが
猫じゃないんだあ。蛇かあ。
ネズミが激減した後も
効果てきめんだったネズミ対策として
蛇をそのまま放置の可能性もあるけど
蛇がうじゃうじゃが気持ち悪すぎるし、
あいつら家の中にも入って来るし、
飼っている鶏も遠慮なく食うからね。大丈夫なのか。
ネズミ対策として真っ先に浮かぶはずの猫を
投入したけど効果が薄かったので
『じゃあ蛇で。』となったようにも思えますが
最初から蛇一択だったとしたら
あんたら強いぜぇ、強すぎるわあ。
ネズミの繁殖力は脅威で
年に5,6回出産し1度の出産で5~10匹程度出産。
ハツカネズミなんかは生後3~4週間で
繁殖を始めるそうです。
雑食のネズミは、穀物、ナッツ類、虫(ゴキブリ等)、
何でも食うので食べることには事欠かず、
しかも、水辺や山や人間の生活圏等
色々な環境に適応して生息しているので
完全に排除するのは不可能です。
日常の対策としては人間の食べ物が
ネズミの餌とならないように
しっかりと管理するくらいでしょうか。
嫌われ者のネズミではありますが
大きな目で見ると同じ嫌われ者のゴキブリを食べてくれたりと
隠れた所で人間に益なる役割を果たしていたり
また陸上のプランクトン化して色々な動物や鳥の餌となり
生態系を守る重要な役割を果たしていたりするので、
絶滅されると問題が起きるのは間違いなさそうですが
まあ絶滅し難い動物の一つだと思うので
なんとか私達の生活圏からいなくなって欲しいなあ。
確実に人間に嫌われているネズミであるのに
五穀豊穣、子孫繁栄、商売繁盛、
諸願成就等の願いを叶えてくれるとされている大黒天。
その神使がネズミなんですよね。
なんでもネズミに助けられ難を逃れた大国主命(大黒天)が
出雲に新しい国を開いたとされていることからのようですが、
実際、ネズミがわさわさといる環境だと
五穀豊穣、子孫繁栄、商売繁盛、諸願成就等、
全部逆になりそう。
あっでもそうかあ。大国主命を助けたとされるネズミは、
「内はほらほら、外はすぶすぶ。」って言葉を話したそうなので
ネズミとは違う別の生き物ですね。うん、そうしとこう。