明治26年に日本で大審院長、判事など7人が
花札賭博の容疑で懲戒裁判にかけられました。
被告らは容疑を否定。
証拠不十分で免訴になりましたが、
大審院長は、依願退職しました。
2020年の2月 兵庫県神戸市の路上で
ガードレールに衝突事故を起こした
67歳の男が飲酒運転の現行犯で逮捕されました。
この逮捕された男は、
アルコール依存症専門クリニックの
院長だったのが悲しいですね。
悟りの境地に達するなんてのは
そうやすやすと出来るものじゃないし、
私達のように俗界に身を置いたままでは尚更です。
立派な肩書を得て責任ある立場に立ったり
立派な職種に就いていることが
悟りの境地に達したことを意味していないので
快楽や欲求に従うことがあるかと思います。
ただ立派な肩書や職種に就くことによって
個人の欲望をある程度は制御する
働きをするかも知れません。
今回取り上げさせてもらった飲酒運転の医師の場合は、
医師がどうこう、アルコール依存専門どうこいう
以前の問題で論外ですが、
花札賭博をした大審院長、判事の件は、
例え法曹界に身を置いている人であっても
気心知れた仲間とワイワイと楽しく
何かを食べながらお酒を飲みながら
常識的なレートで花札やマージャンをするのは
基本、良いんじゃないのって思っています。
ただ常識的な金額がいくらなのかと
数字で表すのが難しいので全面的に禁止としたり
法曹界に携わる人達がっていう感覚も
分かるので致し方ないのかなと思います。
なので処罰を受けたり
退職を申し出て自分で身を処するのは
致し方ないとは思うのですが、
人として悪行を働いたとは思えないんですよね。
こんなことを書いてしまうと
何だかお叱りを受けそうですね。
誰しも何かをしでかして落ちるのは同じですが、
政治家、芸能人、医者、有名な企業の経営者等々、
高く登れば登る程衆目を集めるようになりますし、
高い所から落ちるほど痛みは激しくなるので
自らの行いで落下しないように
階段を一段登る毎に自制心を高めていくことは
大切なことではないでしょうか。