イタリアでは、犬や猫を路上に捨てると罰せられ
最高で禁固1年、罰金約130万円が科せられます。
イタリアでは、捨てられたペットの80%が
交通事故で死んでいるとのこと。
犬や猫を捨てると禁固1年以下、罰金が約130万円。
これかなり厳しい罰則のように感じますが
このような罰則を制定しなければならないほど
捨てられるペットが多くなっていることを
示しているのかも知れません。
で、日本ではどうなのかと少し調べてみたら
過去の動物愛護管理法では、努力義務だったのが
令和2年6月より、動物の所有者に対して
天授を全うするまで適切に飼う義務に反して
愛護動物を遺棄すると動物愛護管理法違反となり、
1年以下の懲役、または100万円以下の罰金が
科せられるとのことです。
イタリアと内容は、ほぼ同じのようですね。
適応されるのは、犬や猫は当然のことながら
牛、馬、豚、羊、ヤギ、うさぎ、鶏、鳩、アヒル等々が
含まれているようです。
ただこれペットが逃げ出した場合は、どうなんだろう。
十分に気を付けていても逃げ出すことはあるので
その場合は、どうなんだろう。
少し前にペットのニシキヘビが姿をくらまして
大騒動になったことがありましたが、
あれって注意とか書類送検で終わったのか、
罰則、罰金があったのか。
また愛護動物をみだりに殺傷すると
5年以下の懲役、または、500万円以下の罰金。
で、かなり厳しい罰則が定められていて、
愛護動物に対する暴行や飼育放棄は、
1年以下の懲役、または100万円以下の罰金なので
捨てるのと同じ罰則が定められているようです。
人間の管理下じゃなくて野良となって
自然の中で自由に生きることよりも
人間の元で飼われることが
犬や猫等の動物達にとって幸せなことなんだと
私としては信じているので遺棄することは
ペットに対して酷い行為であるし、
不衛生な環境によって狂犬病等の病気の蔓延、
または、群れを形成した野良犬が町をうろうろとして
人間に危害を加える恐れがあるので
ペットの気持ちを考えても、私達人間社会のことを考えても
まあ上のような罰則は、妥当なのではないでしょうか。
そして、ペットを飼う人だけじゃなくて
繁殖業者(ブリーダー)の方もと思っていたら
すでに繁殖業者になるには、資格が必要で
誰かれもが勝手に繁殖業者になれないようです。
後は、繁殖業者数の上限が決められているのか、
全体での繁殖数を種によって定められているのか、
繁殖させたは販売出来ないとなれば、
多くの不幸を生み出すことになるので、どうなんだろう。
また資格無しに繁殖業者を行った時に
その罰則については、ちょっと調べ切れていません。
家族の一員だったペットを血も涙もなく
罪悪感も無く捨てる人はいないはずなので
やむにやまれぬ事情からだと思うのですが、
飼い主の事情がどうであれ
厳しい罰則を科せられるのは避けられないし、
その際、下手をすればペットを捨てた飼い主を嗅ぎつけて
悪人のイメージで報道したり記事されたりすることで
世間に悪人イメージを持たれてしまったら
その後、色々と困難が待ち受けていそうです。
なので捨てる前に、動物保護団体等に
相談をすれば力になってくれるかと思うのですが、
「そんなことはとうの昔にやっとるわ!」
と言われそうですね。