心の扉 神戸カウンセリング花時計

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ペット

2019年10月03日 | 雑感・愚見

2019年の春 アメリカで27歳の女性が友人を集めて

独身最後のパーティを開いたのですが、

その際、27歳の女性に酒を飲まされた飼い犬がダウン。


幸運にも飼い犬は大事に至らなかったようなのですが、

翌日、「犬を危険な目に遭わせるような女性とは結婚はできない。」

と婚約者から婚約を破棄されたそうです。


昔の人と犬の関係は、番犬や猟犬のように

人間のために役に立つ動物として飼われていましたが、

時代を経るごとに使役動物から愛玩動物。


そして、

近年では、愛玩動物に留まらず、

家族の一員として愛する人も少なくないようで

外国では、自分の財産をペットに与えると遺言書を残した

飼い主の話もチラホラ聞こえてくるほどです。


お酒を飲んでいたら愛らしい飼い犬が尻尾をふりふり欲しがったので

少し飲ませてあげようと思ったとしても不思議ではありませんが、

飼い犬が愛らしい表情でいくら欲しがっても

ほんの少しと言えどもお酒は絶対に与えてはいけないのだそうです。


犬の身体はアルコールを分解することが出来ないので

僅かなアルコールでも摂取すると

急性アルコール中毒の状態になってしまうのだそうです。


婚約者の飼い犬にお酒を飲ませた女性は、

犬にとってお酒は猛毒と同じだと言うことを

知らなかったのだと思うのですが、

婚約者の男性は、大切な家族の一員に対しての

ガサツで軽率な行動をしたことを許せなかったようです。


しかし、しかし、しかし、

百年の恋の酔いも冷める程の一撃だったのでしょうけど、

犬にとってアルコールは猛毒だと知っていて飲ませたのであれば

そりゃもう絶対OUTでしょうけど、

また今回のことが2回目だったら

そりゃもう絶対にOUTでしょうけど、

 

人間って知らないことばかりで、

自分が当たり前に知っているからと言って

他人もそうだとは限りません。


そして、

人は過ちや失敗もするもので、

幸にも飼い犬の命には別状が無かったようなので

叱りつけることは仕方ないにしても

その後に許せなかったのかなあ。

受け止められなかったのかなあ。

まあ人それぞれなので致し方ないですね。


近年、ペットに対する想いが大きくなったことで

ペットの死を契機に精神的、身体的な障害が起きることがあり、

それらをペットロス症候群と呼ばれています。

 

誰しも大切な人の死に直面したり、

別れを経験すると心が凹む自然な心の動きなのですが、

それが日常生活に悪い影響を及ぼすまでの

身体的、精神的な障害にまでなると話が違ってきます。

 

日常生活に悪い影響を及ぼすまでの

身体的、精神的な障害を引き起こす契機になったのが、

ペットである場合にペットロス症候群と呼ばれるのであって、


言うまでもありませんが、

ペットを飼うと身体的、精神的な障害を引き起こすと

言っているものではありません。


その契機がペットであれ、人であれ、物であれ、

改善の取り組みのポイントは、基本同じポイントとなります。


私の小さい頃、私の家の小さな庭で犬が飼われていて

祖父母が言うには秋田犬のメス。

(記憶にある姿から秋田犬ではなかった気もします。)

この犬が全く私に懐きません。


懐くどころか私を見ると唸り声を出して威嚇してきたので、

私にとっては家の中に猛獣がいたわけです。


そんな毎日が何年か続いたある朝、

その犬が鎖に繋がれた首輪を残して

いなくなったのが私の飼い犬との別れの体験です。


それまで一度も脱走などしたことがなかったので

祖父母と父親は、しばらく近場を探しに出かけていましたが、

その姿はどこにも見当たらず、少し悲しんでいるようでしたが、

私にとっては猛獣がいなくなった安心感の方が強かったので、

悲しさなんて全くなかったんですよね。


その時に祖父母と父親が話していたのは、

「飼い犬(外飼い)は、自分の死んだ姿を飼い主には見せないので

自分の死期が迫っていることを感じて脱走したんだろうな。」

 

犬にそのような習性が有るのか無いのか今も知りませんが、

毎日、猛獣に威嚇され、脱走したことを心より喜んだ私が、

子供の頃より犬好きなのが不思議です。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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