1か月以上に渡り開催されたラグビーW杯日本大会は、
11月2日の今日、イングランドVS南アフリカのカードで
ファイナルを迎えました。
日本大会の決勝の舞台に相応しい両チームの試合は、
予想通りの白熱した戦いとなり
32-12で南アフリカの優勝で大会の幕を閉じました。
南アフリカが優位に立つ所を活かして常に先行したことで
イングランドは、最後は強引な攻撃を選択せざる得なくなったことで
スキが生まれカウンターを受けてしまったように思います。
今大会は、日本代表の活躍もあって
本当に盛り上がった大会となったと思います。
多くの試合を放送してラグビーW杯を盛り上げた
日本テレビさんは、GJでした。
イギリスの格言で、
サッカーは、野蛮人が行う紳士的なスポーツ。
ラグビーは、紳士が行う野蛮なスポーツとも言われていたり、
また、
サッカーは、野蛮人が紳士になるスポーツで
ラグビーは、紳士が野蛮人になるスポーツとか言うそうですが、
実に見事な言い回しですね。
ラクビ―の試合では、サッカーとは違い、
試合結果に影響を与えるような
ズル賢いシュミレーションが全く無かったと言うのか、
入り込む余地があるように思えませんでした。
ただサッカーのW杯で起きた衝撃的な出来事、
マラドーナの神の手やスアレスの噛み付きや
スアレスが100%のゴールをあえて反則のハンドで防いだプレイも
悪質で許されないプレイではありますが
魅力的に感じる不思議があります。
ラグビー選手達は、審判の判断には素直に従い、
試合後には悪いことをしたと思われる選手は、素直に謝罪し、
謝罪された選手も即座に謝罪を受け入れられる人物のみに
ラグビーをすることが許されているかのような見事さでした。
そして、あれだけ身体を酷使しての優勝で得られるのは
トロフィーと名誉だけで賞金は0円らしいので
いや~もうほんと。
今後もラグビーW杯は、審判を買収しての勝ち上がりを喜べる
役員や選手達が堂々と参加するような隙を見せないで欲しいと
切に願っていますし、
半分格闘技のような激しいスポーツだからこそ
野蛮人が行う野蛮なスポーツとなってしまうと
それはラグビーの死を意味することになると思うのです。
大会期間中、フリーガンのようなサポーターどころか、
試合前から敵味方がないかのようなサポーター達が街に溢れ、
普段とは違う各街の格別な熱気や雰囲気を楽しみ、
一試合、一試合、一期一会の気持ちで
会場でテレビで観戦した人も少なくないと思われます。
大会が終わってしまうのは名残惜しい気持ちはありますが、
物事には終わりがあり、その儚さゆえの素晴らしさがあります。
日本ではサッカーと比べて注目度が低い競技でしたが、
前回大会の日本代表の活躍ぶりによって注目を高めて
その熱気はサッカーと遜色がない所まで来ているように思います。
次回の開催国のフランスでも
日本代表の素晴らしい戦いぶりを楽しみ、
そして、応援しましょう。