心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

取っ手

2011年03月30日 | 心理カウンセリング





精神分析理論を創始したジムクント・フロイトは、

自身の臨床経験の中でクライアントが

幼少期のトラウマ体験を克明に思い出し語るだけでなく、

その当時に本当に感じていたネガティブな感情をも同時に体験し、

そのネガティブな感情を湧きあがらせることで(カタルシス=浄化)が生じ、

神経症的症状が治まっていくと考えました。



また、米国の精神科医でもあったミルトン・エリクソンは、

催眠の研究に力を注ぎ、独自の催眠療法の技法を開発し、

その理論、技法によって

自身の臨床において驚くほどの成果を残しました。



その理論と技法は

問題の原因を究明するより

問題の解決法を発見する方が有益であり、

過去の影響を探りだすより

現在と未来に焦点を当てることが重要と考えました。



心の悩みを解決するということは、

強いネガティブな感情を解消、軽減することであり、

または、ネガティブな結果を何度も繰り返すようなポジティブな感情を

解消、軽減することです。



精神分析の理論とエリクソンの理論は立場を逆にしますが、

どちらも問題を引き起こす感情を変革するための取っ手であり、

その人の問題にとって、

どちらの方が目的を達成することがより可能かだけです。



催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


投票ボタン

blogram投票ボタン