楽しい日々がどんどん過ぎて・・。
今日はもう、ベルギー滞在の「最終日」となってしまいました。
帰りの飛行機は21:10発。空港には17:30頃向かう予定です。
それまでの時間、ブリュッセルにある『楽器博物館』を見学することになりました。
建物。黒っぽく見えているのがそれです。
英語だと『Musical Instruments Museum』かしら文字をとって
『MIM(ミン)』。玄関の上部。顔みたいでかわいいでしょ?
古い百貨店の建物を転用したという、アールヌーボー建築の『楽器博物館』は、古き良き、おちついた館内。受付。
最上階のレストランだけ利用する人は、左の入り口から無料で入れます。
エレベーターのドアは、手の型のところを、自分で前に押して開けます。
私たちはまず、レストランを通って・・
眺めの良い屋上へ行きました。
人数の多い団体さんでも、一度に食事できそうなほど、テーブルがたくさんありました。暖かい時期ならいいですね~。眺めを楽しんでから、いよいよ中へ。
各フロアに分かれて、世界各地から集められた楽器が展示されています。
これは、何人かで一緒に吹く楽器?違う?吹く所で音程が違うんでしょうかね?
やっぱり私たちは弦楽器と鍵盤楽器をやっているので、興味あるのはこんな楽器たち。2段目の鍵盤はどんな音なんだろう。
そんなときは、これを使います。実際に演奏した音源を聴くことができる、オーディオガイド。ヘッドホンを指して使います。
あら、弥生ちゃん、弾いちゃっていいの?って鍵盤が無いか・・。
このピアノも2段構え。すごい素敵なピアノ~。ペダルが4つある!
「この湾曲した鍵盤ってどうなのかな~」「手の小さい人にはオクターブが近くなるかも。」
違う階に移動しながら・・見ていきます。
「見て~PA(音響機器)。」「ほんと~おっきいねえ。」「本部長に見せたい。」「うんうん、写真撮ってってみせよう。」
「ああっ、見て見て!大正琴だ!」「へえ~?どれどれ?」
「いや~これどうかなぁ。」「指で弾くのかな?」「ピックは見当たらないしね。たぶん指ではじくんじゃ?」
「わ~見て、ヴィオリラ?でも弓はないか・・。」
ガラスに顔をくっつけてのぞき込んでいると・・
「きゃー、これ、極めつけだわ。これ絶対 大正琴!」
「ほんとだ~ボタン型のキーもついてる。」
「こっち来て来て~見て見てこの写真~。」
「なになに・・。わっ! どこの生徒さん?」
「え~っ信じられない・・これ、何年前の写真なんだろう?」
「すごい、琴の置き方がテキスト通りだ!」
「キーがないから、指で押して音程作っているんだねぇ。」
「ねえ、左の人、立奏台で立って弾いてるよ!」「うちらの大先輩?」
全員、まさしく興奮のるつぼ・・
しかし・・「そろそろ時間だわあ。」
「ああ、一日中居たいくらいだわね。」「まだちゃんと見てないフロアもあるよ~。😢」
でも私たちは今日帰らなければなりません・・残念。
一度HiROさん宅に帰って荷物をまとめて、空港へ行きます。
(ベルギー報告 最終編につづく)