木村伯龍のひとり言

大阪のミナミはアメリカ村の占い師の日記

占い師が苦労するのは!

2010-04-30 22:57:32 | Weblog

占い師が苦労するのは、 『いつ頃結婚するのか?』を当てる事です。
それは、昔と違って自由恋愛になったのと、恋愛イコール結婚では無いからです。
一本の桜の木が一度にすべての枝が花を咲かせたり、散らせると言うことがない様に、同学年の女性や男性が同じ時期に結婚すると言うことなどないからです。

ある日、三人連れの女の子が「私たちいつごろ結婚するのですか?」と聞くので・・・
「多分これくらいに男が出て来てこれくらいが結婚かな~」と言うと「そうなんだ~」と言いながら帰って行きました。
ある日、その内の一人だけが尋ねて来たので「あとの二人はどうしたのだ?」と聞くと「先生が言った時に男が出て来て、言った年に結婚しました。私も同じように言われたのに、結婚どころか彼氏もいません!」と言うので「私が出てくると言った月は誰も出なかったのですか?」と聞くと「あ~あれね、変な男や金の無い男が出て来たけど、あれは話にはなりませんよ!」と言うので「占い師は男が出て来る所までは読めてもいい男かどうかは、判りません。それにそんなにいい男が世の中にいっぱいはいません。絶対量が少なく品薄ですから神様だってみんなに平等には出来ませんよ!」と言いました。

またあるお客さんは、「先生の言った月には誰もいませんでした!」と言うので・・・「気になる人もですか?」と聞くと「気になる人はいました」と言うので「その月がチャンスなのになんで自分から行かなかったのですか?」と言うと「自分からですかぁ~」と言うので「待って良いのは眠れる森の美女だけです。それ以外の女の人は王子はチラっとこちらを向いて無言で立ち去っていくに決まってます。そしたら干からびたミイラになって行くだけですよ。占い師は出てくるところまでは言えても捕まえるかどうかまでは分かりませんよ」

また、ある客さんは「運命の人はいつ出てくるのですか?」と言うので・・・
悲しいかな運命の人など、この世にはいません!あれはテレビや映画や小説の中のお話です。結婚した人が運命の人であって運命の人と結婚なぞありません。何故ならこんなに離婚が多いからです。もし全能であられる神様が決めた結婚相手ならこんなに離婚はありません。結婚した運命の人が浮気をしたり暴力を振るうと”こんな運命の人は要りません!”といって 新しい運命の人を探そうとなる訳です。だから運命の運は『はこぶ』と読む訳で自分が気になる相手のところまで自分を運んで相手を捕まえなければならないと言うことです。

またあるお客さんが「神様は当てにならないのですか?」と聞くので・・・
神にあなたの声が届けば100パーセント聞いてくれると思いますが、神様のいてる場所が広大無辺の彼方なものですから余りにも遠過ぎてあなたの声が届かないと思います。その証拠に一度だって神様が『大丈夫だよ聞こえてるよ!』って、声がしましたか? 声も聞いてないのに、神に手を合わせたからといって何を安心しているのですか?・・


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