木村伯龍のひとり言

大阪のミナミはアメリカ村の占い師の日記

大阪の素敵なおばぁちゃん!

2007-05-20 18:41:48 | Weblog
私の友達のおばぁちゃんのお話です。友達が、まだ小学校の低学年の頃。家はお商売をしてて、お父さんもお母さんも、とても忙しかったそうです。本店は、天神橋に在って支店は阪神の西宮にありました。ある日の事です。おばぁちゃんは西宮に出かける用事が出来たので友達も一緒に連れてってもらったそうです。一緒に行ったご褒美に新しい靴を買ってもらって帰りの電車に乗ったのです。むかしのお話でまだ阪神電車は、窓を手で開く事が出来た時代です。窓を開け正座して窓の外を見ていると、急に面白くない事を思い出して、おばぁちゃんを困らせる為に。足元に在った靴の片一方を窓から放り投げたのです。するとおばぁちゃんは、何を思ったか すぐに もう一方の靴を窓から放り投げました。ビックリしている友達におばぁちゃんは「あんたナ、靴をひらった人のことを考えらナあかんで!靴一つでは物の役に立ちへんやろ。靴をひらう人の事まで考えらナぁあかんよ!」と言われて驚いたらしいです。大阪は無駄を嫌う所・・物の道理が分ればとても面白い所。

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