筑後平野の端っこのほうへ出かけた(笑) 麦が熟れてそのライオンのたてがみのごとき色を風に揺らしていた。 その色が麦畑の一つ一つで微妙に違うのである。 麦の種類もあるだろう、種を撒いた時期が一週間ほど違ったのだろう。 麦秋の風ふきわたる濃く薄く 庸助 麦秋や筑紫次郎の大曲り 庸助